医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

波紋の広がり

2024-05-24 05:10:47 | 薬局
業界に嵐がやってきそうだ。

あるメディアの23日号が”ヤバイ“内容だ。
「調剤薬局は”金づる“、病院側に3000万円」の見出しが1面である。
どう考えても”ヤバイ”感じがする。
日大板橋病院の敷地内をめぐるリベート問題が暴露されている。
記事には具体的に薬局企業名も病院関係者の個人名も書かれている。
そして現金3,000万円の授受があったとなっている。
もちろん3,000万円は裏金のようだ。

こんな裏金の話は他にも私は聞いている。
それを調べる立場ではないので、立ち入った調査などしないが、かなり”ヤバイ”話である。
明るみに出たのは、今のところ札幌の病院だけだが”氷山の一角”と疑われても仕方がない。
一角なんだから見えていない部分が大きい。

この件を含めて厚生労働省も積極的に動かざるを得ない状況に追い込まれている。
かなり敷地内薬局に関しては厳しいお沙汰があるのではないだろうか。
因みに、15日の中医協の「答申附帯意見」には「いわゆる同一敷地内薬局については、同一敷地内の医療機関と薬局の関係性や当該薬局の収益構造等も踏まえ、当該薬局及び当該薬局を有するグ ループとしての評価の在り方に関して、引き続き検討すること」と明記されている。
今や敷地内薬局は”さわらぬ神に祟りなし”の状態と化した。

気になる記事は、これだけではない。
「価格交渉代行市場、『まだまだ拡大』」と豪語する会社がある。
ある価格交渉代行・共同仕入れを展開する会社が、利用施設が増えて「成長市場」と見ているとの記事だ。
この件に関しては、先日の「医療用医薬品の流通の改善に関する懇談会」でも大きな問題として取り上げられている。
そんなことなど”どこ吹く風”のごとく積極展開を考えているようだ。

何となく、つい先日まで派手にやっていた「零売業界」を思わせる。
何ごとも”出る杭は打たれる”と言うではないか。
静かに、こっそり拡大させると出る杭も意識されないが、出ていることを自ら誇張すると打たれる原因になる。

ここ杭にぶら下がっているとどうなるのかが心配になるが、その時はその時で仕方がない。
私は個人的には“やめた方がいいよ”の立場を貫いてきた。
ここでいつもの台詞が”だから言ったんじゃない。バカじゃない“と失礼な発言となる。

それが正解かどうかは神のみぞ知る世界だ。
これらを含めて調剤薬局業界にはアゲンストの風が吹いている。
しかもかなり強く、荒れ狂う風のような気がする。

風を感じない人もいるので、何事も個人の自由なのかもしれない。
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