しばしの手抜きにお付き合いください(その5)
本当に良く効くかもしれない“ツキを呼ぶ魔法の言葉”がある。
かなり昔に、本のタイトルに引かれて買って読んでみた。
薄っぺらな本はあっという間に読み終える。
でも、何だ!ひょっとしてツキが向いてくるかも。
きわめて単純な私である。
ツキを呼ぶ魔法の言葉は3つある。
先ずは“ありがとう”で、普段使っている“ありがとう”とは少し使い方が異なる。
もちろん素直な気持ちで大いに使うことをお勧めする。
ただツキを呼ぶにはちょっと違う使い方があるようだ。
それは困った時や嫌な事があった時に使う。
先ず、その問題を自分にとって成長できる糧として考える。
従って、問題や課題は自分が成長できるチャンスと受け止めて“ありがとう”である。
更に、その問題を乗り越えようとする自分に対して“ありがとう”となる。
なんと前向きな考え方だろうか
実際に何回か使ってみた。
あら不思議!
思いもよらぬ結果に“ラッキー”が飛び出る。
次は“感謝している”である。
なかなか出てこない言葉かもしれない。
身の回りの方々に、“ありがとう”は言っても“感謝しています”とはいかない。
ここはツキを呼ぶためと割り切ってみよう。
人に言いづらかったら、自分の持ち物や使っている車などでもいい。
無くなると困るはずだ。
人がいなければ大きな声で叫ぶも良し。
ともかく意識して周りの人に言ってみよう。
心で思っていても伝わらないのも事実である。
先ずは40年連れ添った奥さんにチャンスをうかがって。
最後は“ツイてる、ツイてる”何が幸いするか分からない。
“人間万事が塞翁が馬”である。
例え交通事故にあっても生きている限りツイてるツイてるである。
何事も前向きに考えよう。
今日も念仏のように“ツイてる、ツイてる”で過ごす。
さて、この3つの言葉を使っている自分を想像して欲しい。
それはきっと笑顔で言っている事じゃないだろうか。
そうなのだ。
逆に3つの言葉の隠し味に笑顔を追加する。
因みに“人間万事が塞翁が馬”とは…中国の片田舎に塞翁というおじいさんが住んでいた。
このおじいさんは立派な馬を持っていた。
ある日、自慢の馬が逃げ出してしまった。
おじいさんはひどく悲しんだ。
ところが1年ほど経ったある日、おじいさんの元へ馬が帰ってきた。
それも素晴らしい子馬を連れてだ。
この子馬も駿馬としておじいさんの自慢となった。
ある日その馬にまたがり仕事をしていた息子が、不幸にも落馬しまう。
息子は大怪我を負ってしまった。
おじいさんは息子の怪我を悲しんだ。
そうこうする内に隣村との戦争が始まった。
村の若者は皆戦いに借り出されるが、おじいさんの息子は怪我がもとで残された。
激しい戦いも終わり借り出された人々が帰ってきたが、ほとんどの若者は死んでしまった。
何が幸いするか分かりません。
今日も“ツイてる、ツイてる”。
今日は公聴会がある日だ。
あまり意味はない。
すでに決まっている。