しばしの手抜きにお付き合いください(その2)
成長とは大きくなることではない“青虫は蝶になる”
人生の成長とは何だろう。
成長とは大きくなることであろうか。
例えば、青虫の成長とは大青虫か?
そうではない。
青虫はさなぎになって蝶になる事が成長だ。
大青虫は鳥の美味しい餌になってしまう。
蝶になる事が成長なら、そのために何が必要となるか。
それは変化を受け入れる勇気ではないか。
青虫がさなぎと言うまったく違う形態になるも、さなぎの背を割って蝶として抜け出すにも変化を受け入れる勇気が必要だ。
これが成長である。
さて、蝶になって成長は終了するのか。
そうではない。
蝶は卵を産んで次の進化につなげる。
そこからまた成長が始まる。
成長に終わりなし。
進化に終わりなしだ。
経営も同じだ。
私が中小企業診断士を目指した大学生のころ読んだテキストに「蛻変(ぜいへん)の経営」に出会った。
蛻変とは、蝉の卵が幼虫になり、さなぎになり、羽化して成虫になっていく様を言う。
蝉は5回脱皮して成虫になる。
その姿は環境に対応しながら形を変化させる。
企業も同じで環境適応が大事である。
いつまでも今が続くと考えてはいけない。
環境が大きく変わろうとしている。
それに勇気をもって適応しようじゃないか。