百田尚樹”モンスター”の次は、愈々"永遠の0”
平易な文章で、筋書きは面白く、正に放送作家の面目躍如。
第二次世界大戦後、殆どの日本人が、戦争について多くを語らず、多くを学ばず過ごしてきた、といってしまえば、簡単だが、今になって、漸く、戦争を国民レベルで客体視するようになったということか。。
宮崎 駿"風立ちぬ”もそのラインか。漫画があまり好きでない私だが、是非見てみたい。宮崎氏自身が初めて自分の作品に感動し落涙したという。
戦争物がこれほど多くの人に受け入れられたのは、今が初めてではないか?
イデオロギーにとらわれない、人間的な素朴な感情を淡々と記している、とはいえ、百田氏の、日本人として、過去の一生懸命生きてきた人たちへの愛情を込めた、この作品、流石300万部売れたというのも宜なるかな。
久しぶりの感動の一冊。