JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

蔵王熊野岳6/6

2021年06月06日 | 奥山 移動運用

 

 

 刈田岳駐車場から40分ほどで山頂なので登山の対象としては面白みのない山です。最近デジカメを新調したこともあり早朝の御釜の写真でも撮ろうかと、約2年ぶりに登ってみました。高曇りで天候の心配はありませんでしたが、風が強く無線運用は難儀しました。

 

 

 午前6時40分登山開始。日の出の写真を目的にしたカメラマンの姿がちらほら。すでに撮影タイミングは過ぎたようで、みなさん下山途中といった感じでした。熊野岳は東西に長い尾根を持ち、山頂は山形県上山市。山頂より東寄りにある避難小屋は宮城県が管理しており、QTHも刈田郡蔵王町となります。手軽に登れるので登山者ばかりか観光客も勢いで登って来たりします。今日は賑わう山頂を避け、蔵王町側の尾根で運用することにしました。のんびり登ってほどなく避難小屋着。飯豊、朝日連峰の全景、月山、鳥海山、栗駒山とパノラマが広がっていました。

 

 

<本日の装備>

リグ IC-705(2mSSB)

アンテナ 4エレループ

バッテリー USB-Cモバイルバッテリー(15V)

 

 

 広い尾根筋で迷惑にならず、時間も十分とれそうということで久しぶりに4エレループを使ってみました。SWRをプロットしてみると以前と変わらずSSBにマッチングが取れているようで一安心。主に南西に向けてCQを出したり、聞こえている局に応答したりで4時間近く運用しました。常時風が強く、「風の音がすごいですね」とのレポート。風切音対策は一応しているのですが、了解度を下げてしまったかもしれません。7エリア各局のほか、0エリア、1エリア各局に交信いただきました。1エリア局の交信はいくつか聞こえてはきたものの、その先の信号が浮いてくることはありませんでした。北にも向けてみましたが8エリアは聞こえず。最遠方は長野県下高井郡山ノ内町移動局。約200km。風がなかなか弱まらず、昼前にQRT。

 

 

 蔵王の中で御釜周辺は観光地となって今日も賑わっていました。避難小屋周辺はさすがに登山者のみですが、それでも次々登ってきてけっこうな人出でした。やはり山は静かな方が好みです。北蔵王、二口山塊あたりの地味な山が自分には合っているようです。

 

<バッテリー>

 IC-705とワンセットで使っているRP-PB201をつなぎ15V出力、10Wフルパワーで約4時間の運用。SSBということもあり、4個ある残量表示の内2個消灯で済みました。約半分の消費とすると、なかなかの持続力といえるかと思います。TEMPもブルーゾーン止まり、ヒートシンクが熱くなることはありませんでした。SSBは省エネでいいです。

 

 

 

 

 

 

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