JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

泉ヶ岳 旗頭展望台

2018年03月25日 | 里山 移動運用


 今シーズン1回目の泉ヶ岳、といっても山頂ではなく、中腹にある旗頭展望台。標高795m地点。同じバスに乗車した単独の3名が山頂に向いました。山頂直下の斜面は相当な残雪とみえ、皆さん、アイゼン、ワカンなどお持ちのようでした。こちらは中腹までなので急ぎません。冬場のリフト運行も終了し、閑散としたスキー場をゆっくり登ること約30分で目的地に到着。晴天を期待して登ったのに、あられの舞う予想外の天候。天気予報が半日ズレてしまったようです。そのうち、回復するだろうと、さっそくアンテナを設置しました。





<本日の装備>
リグ ID-51
アンテナ AWX・ツインデルタループ兼用アンテナ
DCR、特小


AWXアンテナ


 今日は福島市の千貫森(標高465m)移動のJA7RTG局さんとのスケジュール交信。145MHz、430MHz両方のデジタル(DV)を試したいので、久しぶりにAWXアンテナを使ってみることにしました。SWRを計ってみたところ、両バンドとも無調整で1.2以下。デュアルで運用することはめったにないのでこの数年使わずじまいでしたが、こういう時は重宝します。はじめに145DV、双方100mWのローパワーに落とし52-52でレポート交換。続いて430DVに移り、同じく100mWで52-53。どちらも安定して復調し、どちらかといえば430の方が良好との印象でした。距離80.5km、障害物があり見通しではありません。100mWにパワーダウンすることで、微妙な違いが実感されたように思います。山岳では145の方が良いとの印象がありましたが、それもケースバイケース、430の伝搬もなかなかのものといったところでした。


ツインデルタループ



 スケジュール交信を終え、せっかくなので、いつもの145MhzFMで運用してみました。AWXアンテナのロッドを伸ばし、垂直エレメントを両脇に追加。これでツインデルタループに早変わり。この場合、2m専用となります。推定利得は6dbほどでしょうか。1辺70cmの3角ループが横に二つなのでそれなりの大きさではあります。開口面積の広さが関係しているのか帯域は広く、SWRを計ったところ、上から下までバンド内ベタ落ちとなりました。CQを出したり、応答させていただいたりで、約1時間運用。県内各局のほか、福島県二本松市、相馬郡新地町、田村郡小野町の各移動局に交信いただきました。福島各局との交信はいづれも蔵王反射と思われます。

 DCRでも石巻市(御番所公園)、松島町(白坂山)、利府町(県民の森)各移動局と交信。タイミングを逃しQSOに至らなかったケースも何局さんかありました。


 昼過ぎ、天気もすっかり晴れ上がり、一気に雪面を下山。山頂に向かった数名もバス停に戻り、事なく車中の人となりました。本日も交信いただきました各局さま、ありがとうございました。





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