私の任地である伊丹市の酒蔵通り地区が,平成20年度都市景観大賞「美しいまちなみ賞」(美しいまちなみ優秀賞)受賞地区となりました。この賞については,国土交通省のウエブサイト(http://www.mlit.go.jp/report/press/city07_hh_000003.html)を参照して下さい。また,伊丹市の酒蔵通り地区の概要については,写真付きの紹介(http://www.mlit.go.jp/common/000015511.pdf)もありますので,ご覧下さい。
前回は,川西市の「菊炭」を紹介しましたが,今回またまた「地元」のことを紹介するようで恐縮です。もっとも,本年4月,伊丹に赴任して,町の美しさに感激した私は,遠くから知り合いが関西に来るときには,是非伊丹に泊まるように薦めているほどの「地元」ファンなので,お許し下さい。伊丹市は,阪神大震災で大打撃を受けた町の一つですが,江戸時代から,酒造りの町として有名で,阪神大震災以前から条例を制定し,酒造り等の歴史を生かした景観づくりをしてきたようです。受賞は,阪神大震災の被害にも負けずに,町並みづくりを推進した伊丹市の官民協力の賜といえるでしょう。心から祝福したいと思います。自分のことのように嬉しいです。
景観といえば,日本の裁判所の建物も,以前は,全国的に画一的な建物が多かったように思いますが,最近は,周囲の景観との調和を考えるものが多くなった気がします。喜ばしいことです。まだまだ批判は多いのですが・・・。なお,事件としても,最近,景観について争われることがあり,最高裁では,東京都国立市の事件で,平成18年3月30日に判決が出ています。景観の法的性質に興味ある方は,是非参照して下さい。
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=02&hanreiNo=32819&hanreiKbn=01 (瑞祥)
(追伸)
今日,地震にも関係するこの原稿をブログに載せたのですが,その当日に,東北地方で大きな地震があり,3人の方が亡くなられ,数多くの方々が被災されたようです。震度は最大6強だったそうです。亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に,被災者の方々のご無事を心からお祈りいたします。
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