安原浩さん(松山家裁所長)が定年退官した。
わが裁判官ネットワークの要の人であり,まことに惜しまれる。寂しい限りだ。
裁判員裁判の施行を前に,議論の高まっている折,ベテランの刑事裁判官であり,有力な推進論者の1人を送り出すことは,裁判所全体にとっても大きな損失である。
私にとって,安原さんは,共に手を携えてきた裁判官の自主的運動の中で,一番頼りにしてきた先輩友人である。阪神の金本のように,「アニキ」と呼ぶのがぴったりくる。
裁判官ネットワーク創設の頃,仲間内での激しく一途な議論を思い出す。いささか狭量の私は,遠慮のない短気をぶつけて,安原さんを困惑させた。でも,彼の意見は,いつもぶれがなく落ち着いていた。そして,どんなときにも,楽観的で明るかった。そう,彼の持ち前の明るさが,ともすると落ち込みムードになりがちなこの会を,根底からしっかりと支え,希望を与え続けてくれたような気がする。
こんな風に書き連ねていると,なんだか弔辞を書いているような気分になってきたナ。
(まだ死んでないのに,モウ!・・・安原氏の声)
安原さんは,今後は在野法曹として活躍すると聞く。もちろん,わがネットワークを,サポーターとして応援してくれると思う。
会に対するこれまでの献身,私どもに対する友情に感謝したい。
そして,何よりも,長い間のお勤め,ご苦労様!(蕪勢)
わが裁判官ネットワークの要の人であり,まことに惜しまれる。寂しい限りだ。
裁判員裁判の施行を前に,議論の高まっている折,ベテランの刑事裁判官であり,有力な推進論者の1人を送り出すことは,裁判所全体にとっても大きな損失である。
私にとって,安原さんは,共に手を携えてきた裁判官の自主的運動の中で,一番頼りにしてきた先輩友人である。阪神の金本のように,「アニキ」と呼ぶのがぴったりくる。
裁判官ネットワーク創設の頃,仲間内での激しく一途な議論を思い出す。いささか狭量の私は,遠慮のない短気をぶつけて,安原さんを困惑させた。でも,彼の意見は,いつもぶれがなく落ち着いていた。そして,どんなときにも,楽観的で明るかった。そう,彼の持ち前の明るさが,ともすると落ち込みムードになりがちなこの会を,根底からしっかりと支え,希望を与え続けてくれたような気がする。
こんな風に書き連ねていると,なんだか弔辞を書いているような気分になってきたナ。
(まだ死んでないのに,モウ!・・・安原氏の声)
安原さんは,今後は在野法曹として活躍すると聞く。もちろん,わがネットワークを,サポーターとして応援してくれると思う。
会に対するこれまでの献身,私どもに対する友情に感謝したい。
そして,何よりも,長い間のお勤め,ご苦労様!(蕪勢)