日本裁判官ネットワークブログ
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昨日に続き、今日も朝日夕刊連載「弁護士の魂」第11回から。
1998年7月に熊本地裁に提訴したハンセン病訴訟の弁護団代表の八尋光秀弁護士は、「石にかじりついても3年で解決する」と宣言したそうです。
その理由は、「原告たちはみな老いている。それに裁判官は3年で転勤することが多い。療養所の元患者から生の声を聞いた裁判官に、判決を書いてもらわねば、と考えたから」だそうです。
そして、宣言どおり、2001年5月11日に勝訴判決。小泉首相の控訴断念により、本当に3年以内に解決してしまいました。
お見事というほかありません。(チェックメイト)


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