先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

民族衣装や赤い公衆電話… アイヌ文化と昭和の暮らし学ぶ 釧路清明小

2024-07-05 | アイヌ民族関連

二色朋恵 会員限定記事

北海道新聞2024年7月4日 18:09

ボランティアスタッフの解説を聞きながら、なつかし館蔵の1階アイヌ資料館を見学する清明小6年の児童

 釧路市立清明小の6年生43人が、アイヌ民族の資料や昭和の生活雑貨などを展示する私設資料館「なつかし館蔵」(北大通13)を訪れ、アイヌ民族の文化や昭和初期の生活の様子などを学んだ。

 6月28日、地域の歴史を学ぶ体験学習の一環として実施。通常、日曜のみの開館のところを特別開館し、ボランティアスタッフら4人が子どもたちに展示物や生活道具の解説などを行った。

 児童たちはアイヌ民族の衣装を実際に着てみたり、ダイヤル式の赤い公衆電話の受話器を耳にあてるなど、目を輝かせながら館内の展示物を見学。昭和初期の小学校の教室を再現したコーナーでは、現在よりも小さな作りのいすに座ったり、机に置かれた古い色鉛筆や筆箱を興味深そうに眺め、昔の学校生活に思いをはせていた。

・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1033689/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<忘れえぬ人々>伊福部昭=作曲家・釧路市出身 ㊥厚岸の森で 自然、アイヌ音楽から影響

2024-07-05 | アイヌ民族関連

佐竹直子 有料記事

北海道新聞2024年7月4日 10:28

五味旅館の前で、旅館の従業員らに囲まれる伊福部(中央)。手にはバイオリンケースを持っている(「くしろ伊福部昭の会」提供)

 ダケカンバの林を抜けると、広大な草原が広がる。厚岸町中心街から十数キロ離れた原生花園あやめケ原。岬の西に小島が浮かぶ太平洋、東に断崖が切り立つ。

 「伊福部さんはこの景色を眺め、曲を構想したのでしょう」。町海事記念館学芸員小田島賢(31)は、あやめケ原先端の岬「チンベの鼻」から海原を見渡しながら言った。

 伊福部が1937年(昭和12年)に発表したオーケストラ曲「土俗的三連画」は厚岸の風土を題材にしている。第1楽章「同郷の女たち」は、コンブ漁の活気をアイヌ音楽のリズムで表現。第2楽章「ティンベ」は、あやめケ原の岬「チンベの鼻」からとった、もの悲しいバラードだ。

 伊福部は、北海道帝国大(現北大)卒業後の35年(同10年)、道の林務官に就き厚岸町に赴任した。手には、バイオリンケース。厚岸湾岸にあった五味旅館(現ホテル五味)で下宿生活を送った。

■夜の小屋で創作

 道有林が生育しているあやめケ原は仕事場の一つだった。近くに宿泊できる小屋があり、日中は林務に従事し、夜は風のざわめきや雨音を聞きながら作曲に没頭した。

 伊福部にとって森での体験は驚きの連続だった。長女の玲(79)=鳥取市=や教え子たちに何度も当時のことを語った。

 冬の朝、小屋で目が覚めると、前夜書き上げた楽譜の上に窓から入った雪が積もっていた。食糧が尽き、ハクチョウを撃って食べた。伐採事故で亡くなった作業員を乗せた馬車の鐘の音と馬の足音が、もの悲しく森に響いた―。話題は尽きなかった。

 「厚岸の生活が間接的に私の中に何か影響を与えていることは明らか」。75年発行の厚岸町史に寄せた随筆で、伊福部はこうつづっている。

 厚岸ではアイヌ民族からも大きな影響を受けた。仕事で森を回るうちにコンブ漁に励むアイヌ民族たちと親しくなった。森に泊まる日は、長老たちが小屋を訪れ、伊福部に昔話や歌を聞かせた。

■変拍子に色濃く

・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1033491/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<幕別>アイヌ文化 理解深める拠点に 広川和子さん(65)

2024-07-05 | アイヌ民族関連

安達杏奈 有料記事

北海道新聞2024年7月4日 10:19

広川和子さん 幕別町のアイヌ文化拠点施設の建て替えが2026年度のオープンに向けて進んでいる。マクンベツアイヌ文化伝承保存会の広川和子さん(65)は「昔に比べ、アイヌ文化が受け入れられるようになった」と話す。

 浦幌町のアイヌ民族出身。6月に開かれたアイヌ料理講座で講師を務め、チェプオハウなどの作り方を教えた。「現代人が食べやすい味つけにアレンジしている」と語る。

 新施設ではアイヌ料理やアイヌ文様の刺しゅうなどの講座を開催する。・・・・・・

 ※「チェプオハウ」の「プ」は小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1033484/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「たけちゃんマンホール」お披露目 松阪の松浦武四郎記念館30周年で 三重

2024-07-05 | アイヌ民族関連

伊勢新聞 2024/7/4

【「たけちゃんマンホール」を披露する竹上市長(左)と児童ら=松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で】© 伊勢新聞

【松阪】三重県の松阪市は3日、同市小野江町の松浦武四郎記念館で同館開館30周年を記念して製作した「たけちゃんマンホール」を披露した。同市カラーマンホールの3弾目となる。

 同所出身の松浦武四郎は北海道の名付け親として知られる。同館は平成6年に小野江公民館を併設して開館し、令和4年に単独館にリニューアルした。今月2日までに27万9612人が来館している。

 マンホールの新しいふたは毎年2月に同館で開く「武四郎まつり」のマスコットキャラクター「たけちゃん」をデザインし、背景にアイヌ文様、左右に三重県、北海道両図を描いている。同館で展示し、7月10日から同館前で使い、8月上旬には小野江小学校前の歩道にも設置する。

 お披露目式には竹上真人市長や山本命館長、同校6年生が参加。マンホールを覆う布を引き上げ、新名物の完成を祝った。

 同館では開館30周年を記念し、同館建設当時の旧三雲町役場職員や展示設計に協力した北海道大学名誉教授らをゲストに招くトークイベントを3回開く。タイトルと日程は、①記念館ができるまで(7月14日)②開館から30年の歩み(8月11日)③記念館の未来に向けて(9月8日)。いずれも午前10時から同館で。

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/たけちゃんマンホール-お披露目-松阪の松浦武四郎記念館30周年で-三重/ar-BB1pnmM6?ocid=BingNewsVerp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小野江小児童らが除幕 たけちゃんマンホールお披露目 三重・松阪の武四郎記念館

2024-07-05 | アイヌ民族関連

夕刊三重7/4(木) 16:02

たけちゃんマンホールを披露する竹上市長(左)と6年生=小野江町の松浦武四郎記念館で

 三重県松阪市小野江町出身の探検家で北海道の名付け親として知られる松浦武四郎(1818~88年)の業績を発信する同町の松浦武四郎記念館(山本命館長)が3日、開館30周年を迎えた。マスコットキャラクターの「たけちゃん」が描かれた記念のマンホールのふたのお披露目式が同日午前11時半から同館で行われ、地元の市立小野江小学校の6年生と市長らが除幕した。

 同館は1994(平成6)年7月3日に開館。展示コーナーをはじめ施設の老朽化に伴う改修を経て2022(令和4)年にリニューアルオープンした。「たけちゃん」は「武四郎まつり」のPRと、武四郎のイメージアップを目指して1999(平成11)年2月の武四郎まつで誕生している。

 この日は小野江小の6年生38人らが参加。児童代表の4人と竹上真人市長、武四郎まつり実行委員会の朝倉隆博委員長(72)、山本館長(48)が紅白のひもを引き、マンホールのふたを披露した。見守っていた児童たちは「わー、すごい」「かわいい」などと声を上げて、拍手した。

 ふたは直径60センチで、笑顔のたけちゃんを中心にアイヌの人々に受け継がれている文様と、三重県と北海道の地形がカラーでデザインされている。

 ふたは9日まで同記念館内に展示し、10日に同館正面玄関前に設置する。また、8月上旬に小野江小の近くの歩道に設置する予定。

 除幕した藤川瑞貴さんは「カラフルでとてもきれい。小野江中にこのマンホールが広がればいいなと思いました」、松本奏心君は「色とりどりで、たけちゃんの色も再現できていい感じ」とそれぞれ話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a94ee49465fe6f57f44dd4b5fd12f229eee6afa0


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

30周年祝いマンホール 北海道の名付け親 松浦武四郎記念館 /三重

2024-07-05 | アイヌ民族関連

毎日新聞2024/7/4 地方版 有料記事660文字

 松阪市出身の探検家で北海道の名付け親として知られる松浦武四郎(1818~88年)の業績を紹介する松浦武四郎記念館(松阪市小野江町)が3日、開館30周年を迎えた。記念して「武四郎まつり」のマスコットキャラクター「たけちゃん」が描かれたマンホールのふたが完成し、市立小野江小6年の児童や竹上真人市長らによる除幕式があった。

 披露されたふたは直径60センチでアイヌの人々に受け継がれる文様と三重と北海道の地形、笑顔のたけちゃんがデザインされた。市によると、9日まで館内に展示後、同館と近くの歩道の2カ所に設置する予定だという。

 記念館は1994年7月3日に開館した。老朽化により改修され、2022年のリニューアルを経て、累計で約28万人が訪れている。山本命館長は「武四郎が三重の偉人としてみなさんに知ってもらえるよう発信していきたい」と話した。

 ・・・・・・・

【下村恵美】

〔三重版〕

https://mainichi.jp/articles/20240704/ddl/k24/040/068000c


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先住民に伝わるシャーマンの儀式を継承 高金妣さん死去 文化部が表彰へ/台

2024-07-05 | 先住民族関連

中央フォーカス台湾7/4(木) 13:38配信

アミ族のシャーマンだった高金妣さん(財団法人原住民音楽基金会提供)

(台北中央社)東部・花蓮県吉安郷東昌村リロウ(里漏)集落に伝わる台湾原住民(先住民)族アミ族のシャーマンの儀式を継承していた高金妣さんが6月29日に亡くなっていたことが分かった。享年86。文化部(文化省)が明らかにした。李遠(りえん)文化部長(文化相)は哀悼の意を示し、儀式の保存や伝承に尽力したとして表彰する方針を示した。

文化部によると、高さんは日本統治時代の1939(昭和14)年、3世代続くシャーマンの家系に生まれ、30歳代でシャーマンになった。仲間のために幸福を祈り、厄よけなどを祈願した。風雨の中や深夜でも休むことなく儀式を執り行い、2009年には花蓮県政府によって同集落に伝わる儀式の保持者として登録された。

文化部は今後も引き続きアミ族文化の伝承や記録を支援し、原住民族の貴重な無形文化財を継承していくとしている。

(邱祖胤/編集:齊藤啓介)

https://news.yahoo.co.jp/articles/465abdd398a199d9d884a41a727f5583eaa68753


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LiMA☆原住民族セレクトショップ

2024-07-05 | 先住民族関連

フィガロJuly 5, 2024

☆台湾バカンスブログ☆

台湾の16原住民族によるオリジナルのファッション、アクセサリー、グルメ、コーヒー、お茶、バック、文具、食器、スキンケア用品、ギフトなどを揃えたセレクトショップ『LiMA』(リマ)

店内には、民族ごとのモチーフや素材を使った手作りなユニークな商品がいっぱい。

お土産やプレゼントを探しに訪れました。

(以下の商品画像はオフィシャルサイトから)

考古学者によると、台湾には1万2000年から1万5000年前の先史時代に人類が暮らしていたそうですが、それがどんな人々なのかは不明で、陸続きだった中国東南部から渡ってきたのか、太平洋の他の島々から渡ってきたのかは不明。

台湾の住民は大きく二つのエスニックグループからなり、ひとつはアウストロネシア語族 (マライ・ポリネシア語族)、もうひとつは中国からの漢民族。

台湾の原住民族の文化的特色には、高床式建築、竹や藤の編み物、刺青、ビンロウ咀嚼など。

比較的純血のアウストロネシア語族の原住民人口はおよそ53万人、全体の2%で、公式には16の民族が認められているそうです。

馬告(マーガオ)。

これは最近日本で見かけるようになってきましたよね~。

先住民族の香辛料で、その希少性と独特の風味から「幻の香辛料」とも称される特別なスパイス。

ルックスは黒胡椒で、山椒の辛味と生姜の苦味、爽やかななレモングラスの香りを放つ不思議香辛料。

そんなマーガオ入りのジャーキーやソーセージも人気商品のようですが、お土産にするならジャムや蜂蜜など。

パイナップルケーキには飽きたという人には、こちらのパイナップルお菓子はいかが?

また、ドライフルーツ入りのお米菓子や、

スーパーフードを使ったお菓子など、巷のスーパーやデパートなどで販売しているものは一味違ったものがあります。

そんな中で今回私が買ったのは、ウーロン茶入り桃ジャム。

そして陶器のコースター。

色々な動物があった中で、鷹と鹿をチョイス。

20年前に台湾旅行をした際は、可愛くチープな台湾雑貨ハントに夢中になったのですが、その当時と比べると昔ながらのレトロな雑貨もあるものの、敢えてのレトロ感だったり、クリエイターによるオシャレでシンプル&モダンな素敵なもの、クスっと笑いを誘うおもしろセンスの雑貨が格段に増えた印象です。

小籠包の蝋燭、せいろ入り。そのセンスがツボ♡

そんな雑貨店がたくさんあった一角が『迪化街』(ティーホアチエ)。

『迪化街』(ティーホアチエ)についてはまた来週(^^)/

(なんだか終わる気配のない台湾ブログです。20数年だから~)

<info>

LiMA

台北市大安區永康街2巷5號

089-717-238

https://www.lima.com.tw/home.jsp

*****K子のつぶやき*****

バタサン好きなので買ってみた『ベリールビーカット』の、いちごとホワイトショコラがとろっと溢れる「いちごミルクサンド」。

え・・・開けてフリーズ。

それは「いちごチーズケーキ」であってミルクサンドじゃない。

箱のデザインが似ているので間違えたのでした...。

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/lima.html


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーストラリアにおける先住民プロトコルの重要性

2024-07-05 | 先住民族関連

SBS 4 July 2024 7:00pm

Indigenous cultural protocols are based on ethical principles. Source: iStockphoto / chameleonseye/Getty Images/iStockphoto

アボリジナルおよびトレス海峡諸島民の文化的プロトコルを守ることは、私たちが暮らす土地の伝統的な所有者を理解し、リスペクトする上で重要な一歩です。

先住民プロトコルは、アボリジナルやトレス海峡諸島民との仕事や個人的な関係を築くための倫理的なガイドラインです。

ファースト・オーストラリアンであるアボリジナルとトレス海峡諸島民とこのような関係を育むことは重要です。彼らは土地に関する深い知識を持っており、環境を大切にする方法について多くのことを教えてくれます。

ACTとその周辺のナナワル族の長老であるキャロライン・ヒューズ氏は、深い文化的知識を持っており、長老として高い評価を得ています。

「私たちは太古の昔から信仰と文化を持っており、それは、現代のオーストラリアに住む私たちの生活に今も大きく関わっています。」

SBSの客員長老、ローダ・ロバーツ氏は、文化的プロトコルを守ることは、先住民が土地や古くからの習慣とのつながりを絶やさずに続けてきたことを認めるものだと説明します。

「私たちは何世紀にもわたり、口承のストーリーやプロトコル、儀式を続けてきました。調節することもありますが、私たちは固定された存在ではありません。土地、水路、そして海を含むカントリーを大切することが、私たちの前提であり、哲学です。」

オーストラリアの先住民をどう呼ぶべきか?

「アボリジナル」や「トレス海峡諸島民」と呼ぶのは適切であると、キャロライン・ヒューズ氏は説明します。

また、出身地と結びつけて自らを名乗る人もいます。例えば、ニューサウスウェールズ州やビクトリア州出身の人は「クーリー」、クイーンズランド州は「マレー」、タスマニア州のアボリジナルの人々は「パラワ」などを使います。

「私はナナワル族の女性と呼ばれることを好みます。それが私のカントリーだからです。」

カントリーとは私の言語であり、部族グループであり、他のアボリジナルの人々に私の出身地を教えるものでもあります。

Caroline Hughes

二つの異なる先住民族

トレス海峡諸島民は、ヨーク岬半島の先端からパプアニューギニアまでの島々に住む先住民族で、主にメラネシア系の民族が暮らしています。

ファースト・ネーションズの人々は、それぞれ異なる文化を持っていますが、アイランダーの文化とアボジナルの文化には「明確な違いがある」と、トレス海峡諸島出身で、オーストラリア海事組合のアシスタント・ナショナル・セクレタリーを務めるトーマス・マヨ氏は説明します。

敬意ある言葉を使う

トレス海峡諸島民は、ヨーク岬半島の先端からパプアニューギニアまでの島々に住む先住民族で、主にメラネシア系の民族が暮らしています。

ファースト・ネーションズの人々は、それぞれ異なる文化を持っていますが、アイランダーの文化とアボジナルの文化には「明確な違いがある」と、トレス海峡諸島出身で、オーストラリア海事組合のアシスタント・ナショナル・セクレタリーを務めるトーマス・マヨさんは説明します。

長老とは?

エルだー(長老)とは、深い文化的知識を持つ、コミュニティーから尊敬されているリーダーであり、深い文化的知識を持っいます。彼らは「アンティ―」や「アンクル」と呼ばれます。しかし先住民でない人は、まずこれらの呼び方をしても良いか、尋ねるのが適切です。

「ウェルカム・トゥ・カントリー」の儀式は、イベントが行われる地域の長老たちによって行われます。

https://www.youtube.com/watch?v=K__OkfNszmc&list=PLA65Ww7iGS2oCrttSdNcsUyg0G9XT23xj

「ウェルカム・トゥ・カントリー」とは?

1980年代にローダ・ロバーツ氏によって名づけられた「ウェルカム・トゥ・カントリー」は、伝統的な歓迎の儀式であり、イベントの開催時に、過去の歴史に敬意を示すものです。

一方「アクノレジメント・オブ・カントリー」は重要な会合などで行われる儀式ですが、これは誰でも行うことができます。

「アクノレジメントとは、自分の出身地とは異なる土地で働いたり、生活していても、それを良いと認めることです。あなた自身もその土地に属しているのですから、所有者や長老たちに感謝するのです。」

不適切な言葉

親元から強制的に引き離された歴史的トラウマにより、生い立ちにに関する質問はセンシティブなものであるとキャロライン・ヒューズ氏は言います。

「肌や目、髪の色などについて語るのは非常に不適切です。私たち文化の中で育った子供たちは、非常に特別な存在だからです。白人社会や非先住民社会はこのような子供たちを拒絶しますが、アボリジナルの文化では、子供たちは家族やコミュニティーへのスピリチュアルな贈り物として常に受け入れられてきました。」

より学ぶことで敬意を示す

敬意を持って行われるのであれば、プロトコルについて質問することを恐れてはいけないと、マヨ氏は言います。

「最も重要なことは、その説明を聞き、受け入れ、敬意をもって前に進むことです。」

また、多言語で提供されている「 Uluru Statement from the Heart (心からのウルル声明)」を読み、それを支持することを提案しています。

SBSの客員長老、ロバーツ氏は、文化的プロトコルとは結局、仲間を認めることであると説明します。

それは優しさと思いやりです。しかし結局は単なるマナーなんです。

Rhoda Roberts

https://www.sbs.com.au/language/japanese/ja/podcast-episode/why-are-indigenous-protocols-important-for-all-australians/lid9dy17w


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〈目撃〉クール!「ケチュア語ラップ」、ヒップホップで“アンデス”を取り戻す先住民たち

2024-07-05 | 先住民族関連

ナショナル ジオグラフィック日本版7/4(木) 19:01

かつて極左ゲリラと政府との闘争で約7万人が殺されたケチュアの人々、ペルー

 それは2024年、ある晴れた1月の午後のことだった。

 ここは、ペルー南部のチチカカ湖畔近くにある都市フリアカ。1年前に政府の治安部隊に虐殺された18人のデモ参加者と見物人を追悼するため、先住民のケチュア族とアイマラ族の人々が何千人も広場に集まっていた。

【動画】クラブでケチュア語ラップをパフォーマンス、即興でマイクを回すケチュアのラッパーたち

 そのなかに、黒い上着、つばの広い黒い帽子、黒と金のブーツに身を包み、黒い馬にまたがった男性がいた。その姿は、スペイン帝国に対する反乱を指揮し、アンデス地方における抵抗の象徴となった先住民の首長、トゥパック・アマル2世を想起させる。ケチュア語の「カイ」(この)とスペイン語の「スール」(南)を合わせたカイ・スールという名で知られる彼は、犠牲者との連帯を表明するため、そしてラップを歌うために、そこに来た。

「わが同胞を殺しても、負かしたことにはならない」。カイ・スールが自身の曲「英雄」をケチュア語で歌うと、ヒップホップのビートが群衆に伝わる。すでにSNSで彼を見て、その歌詞に共感している人も多い。

 先住民の言葉でヒップホップの曲を作る若いミュージシャンが増えている。カイ・スールこと、20歳のジェルソン・ランディ・ワンコ・カナサもその一人だ。彼もまた、スペイン語とケチュア語、グローバルとローカル、古代と現代といった、複数の文化と伝統から着想を得て、まったく新しいものを創作している。それはアンデスのルーツと言語を取り戻そうと熱望する、若い先住民のための音楽だ。

 ケチュア語をこれほど公然と取り入れるなど、かつてのペルーでは考えられないことだった。アンデス諸国には800万~1000万人のケチュア語話者がいて、ペルーでは人口の26%が自らを先住民だと考えている。

 だが一方で、今も続く人種差別のため、その多くが自分の言語や伝統に誇りをもてずにいた。20世紀半ば以降、都市に流入するケチュアの人々は、先住民ではなく「混血」だと名乗り、子どもにケチュア語を教えない親も多かった。

 1980~2000年に起きた極左ゲリラと政府との闘争では、約7万人が殺され、50万人以上が家を失ったが、その大半は、双方の勢力から標的にされた、田舎暮らしの貧しいケチュアの人々だった。

 だが今、若者たちは自らの伝統を取り戻しつつある。彼らのなかには1990年代前半に内紛の中心地アヤクチョで結成された、ケチュア語で歌うブルース・ロックバンド「ウチュパ」に触発された者もいる。

 故郷を離れた人々のネットワークやSNSなどを介し、すでに広い世界とつながっている彼らは、現代に生きる先住民とはいかなるものかを、新たな視点から描いている。口承の伝統や共同体精神、抵抗の文化をもつヒップホップは、ケチュアの言語とアンデスの文化を復活させる自然な媒体なのだ。

※ナショナル ジオグラフィック日本版7月号特集「自分たちの言葉で伝える魂の歌、ペルー」より抜粋。

文゠レンソ・アローニ・スルカ(ミュージシャン)

https://news.yahoo.co.jp/articles/9ad1e1c8ae0047539b96e67ed078a7d0e5219f71


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横浜ゴム、マレーシアの「ボルネオ熱帯雨林再生プロジェクト」を継続支援

2024-07-05 | 先住民族関連

ゴム放置新聞2024-07-04

 横浜ゴムの従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」は6月、「ボルネオ熱帯雨林再生プロジェクト」へ活動支援金を寄付した。横浜ゴムはマッチングギフトとして支援金と同額を寄付し、支援合計金額は約60万円となる。なお、同団体への支援は2022年に続き2回目。

2022年に支援を実施した植林場所の維持活動の様子

 ボルネオ熱帯雨林再生プロジェクトは、マレーシア・サラワク州にあるボルネオ島北西部の熱帯雨林で過度な開発から森林を守り、緑化を推進するため、サラワク州森林局並びに先住民族の理解と協力を得ながら植林活動を続けている。

 また、近年は植林事業を安定させ、森林の保全・育成を図るために、先住民族の生活基盤を従来の焼畑農業依存から植林事業への参加報酬や植林樹木からの換金作物(樹脂、果実)、コーヒー生産者組合の構築などへ転換していくための支援を続けている。今回の支援金は、2ヘクタール分の植林に使用される。

 YOKOHAMAまごころ基金は、寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月1口100円を天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立。横浜ゴムはマッチングギフトとして同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。

https://gomuhouchi.com/tire/60415/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする