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踊りや料理 アイヌ文化体感 15日までウポポイ祭

2024-07-15 | アイヌ民族関連

佐藤圭史 有料記事

北海道新聞 2024年7月14日 21:48(7月14日 22:53更新)

キノコのオハウを受け取る来場者(右)

 【白老】胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で「ウポポイ祭」が15日まで開かれている。来場者は道内各地の伝統的なオハウ(汁物)や踊りを楽しみアイヌ文化に触れている。

 12日に開業4周年を迎えたことを記念して企画。・・・・・

 15日は午前11時から、釧路市阿寒町に伝わる豚骨のオハウが提供され、午前11時半と午後2時半から日高管内様似町や札幌市で継承される古式舞踊が行われる。いずれも無料だがウポポイの入場料(中学生以下無料)は必要。ウポポイ内で整理券を配布する。オハウは先着100人。問い合わせはウポポイ、電話0144・82・3914へ。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1037884/


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“先住民発”の重要作 リリー・グラッドストーン主演『ファンシー・ダンス』が世界に放つ声

2024-07-15 | 先住民族関連

リアルサウンド7/14(日) 12:01

『ファンシー・ダンス』画像提供:Apple TV+

 アカデミー賞で作品賞を含め最多7部門に輝いた『オッペンハイマー』とともに、さまざまな賞レースを争った、巨匠マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023年)。この映画は、アメリカ先住民のオセージ族が次々に不審死するという大事件が発生したにもかかわらず、長期間にわたり放置されていたという、1920年代に起きたアメリカ史の暗部の一つ「オセージ族連続怪死事件」を題材にしたという点で、非常にセンセーショナルな一作だった。

【写真】『ファンシー・ダンス』場面カット(多数あり)

 そんな1920年代の異様な状況は、じつは現在も継続されているのかもしれない。そんな危機的状況を映し出す、これもまた重要な映画が、Apple TV+の配信作品としてリリースされている。それが、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』にも出演し、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたリリー・グラッドストーン主演の『ファンシー・ダンス』である。

 この作品は、劇場公開を果たせなかったことが非常に残念だと思えるほど、近年のアメリカ映画のなかで際立って重い意味を持つ一作となっている。ここでは、なぜ本作『ファンシー・ダンス』が、重要作となったのかを解説していきたい。

 本作は、ある先住民の女性と姪とがたどる危険なロードムービーである。それを演じる、リリー・グラッドストーンと、若手俳優のイザベル・ディロイ・オルセンもまた、自身が先住民として文化を継承している存在だ。そして本作の監督、脚本を務めたエリカ・トレンブレイもまた、アメリカ先住民のセネカ・カユーガ族をルーツに持ち、共同脚本のミシアナ・アリスはアラスカ、カナダの先住民トリンギット族出身。つまり本作は、出演者、製作者ともに“先住民発”といえる作品なのである。

 本作の企画は、エリカ・トレンブレイとミシアナ・アリスが2019年にサンダンス映画祭で出会ったことで始まった。二人は、脚本を交互に書き直し合って完成させたが、その際に異なるルーツながら双方の経験が非常に似ていたことに気づいたのだという。結果として本作の物語は、舞台設定がセネカ・カユーガ・ネイション保留地という具体性を持ちながらも、複数の先住民族に共通する視点を得た作品となっている。

 驚かされるのは、本作の冒頭、伯母ジャックスと姪のロキのコンビが協力してピックアップトラックを盗み出すところだ。ジャックスが森で釣りをしている男性にわざと肌を見せて視線を奪っている隙に、ロキが車のキーを盗み出す。そして二人は解体業者に車を持っていき、盗品を取引して生活費を得るのである。主人公たちのやっていることが、かなり本格的な犯罪なのだ。貧しさからの行動とはいえ、子どもに悪事を教え込む伯母の責任は重いだろう。

 このような設定を用意できるというのは、物語を作っているのが先住民当事者であるからこそだといえよう。先住民以外の製作者が、先住民の主人公を犯罪者として描くというのは、もちろん完全なタブーではないものの、一般的に偏見を広めるおそれがあると見られてしまう場合があるからである。それは、かつて黒人を犯罪者であるかのように描き、有色人種を排斥する団体を英雄視したことで、政治的な意味で悪名高い映画作品『國民の創生』(1915年)のような作品を生み出してしまった映画界の過去があったからだといえる。

 ただ、つくり手側にそういった配慮は常に必要ではあるものの、そういう姿勢が先住民のマイナスイメージを避けたことで、マイノリティを清廉潔白で無害な人だとして描きがちになり、登場人物をある種のステレオタイプに押し込めてきた部分があることも事実なのではないか。本作の主人公は、たしかに倫理に外れたことをしているが、その上で人間味やユーモア、気骨があるといった、複雑な人間像が造形されている。本作には、そのあたりに二人のクリエイターが新鮮な先住民像を生み出そうとする試みが見て取れるのである。それだけに、世馴れた二人の女性の道ゆきの物語は、いきいきとして人間味に溢れたものとなった。

 リリー・グラッドストーン演じるジャックスの恋愛対象が同性であることも、そんな試みの一つである。しかし、それがあくまで“たまたま”そうだったと描かれていることも、本作にとって重要な部分となっている。あらゆる人種、民族に善人や悪人がいるように、性的指向ももちろんさまざまなのが当然だ。しかし、創作においてマイノリティが描かれている場合、そのなかでのマイノリティにスポットライトが当たることは非常に少ないといえる。そこに手をつけているところにも、トレンブレイ監督らの狙いが垣間見える。

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で映し出されたかつての“地獄”がいまもまだ存続

 そんなジャックスは、妹が行方不明になった後、妹の娘であるロキの親代わりになって、彼女を育てながら独自に捜索を呼びかけていた。しかし、ジャックスの過去の犯罪歴が問題となり、ロキはあまり会ったことのない祖父のもとで暮らすことを余儀なくされてしまう。ジャックスの父親でもある祖父は白人であり、いまは白人の後妻と一緒に暮らしていた。

 ジャックスと妹は、白人社会の文化を選ばず、居留地で先住民の文化を尊重しながら生きてきた。ロキもまた、ファンシー・ダンスなどの踊りを練習し、文化を継承している存在だ。しかし白人の祖父母と暮らすことで、彼女は先住民の文化と切り離されることになってしまう。このように、アメリカにおいて支配的である白人文化の影響によって、過去の文化的遺産が引き継がれなくなってきている現状も、本作は問題にしている。

 劇中で印象的なのは、先住民のカユーガ語で「おば」は、「もう1人の母親」という意味があることが明かされる場面だ。アメリカの白人の文化、法律のなかでは、伯母は伯母として扱われ、ジャックスとロキもその区分を受け入れている。しかしカユーガ語の意味から類推すると、先住民の文化のなかでは、ジャックスは母親としての権利を持っているはずであり、ロキもまたジャックスを母親だと思っても良いはずなのである。現実の社会でそうできないのは、一つの家族のかたちが、他の文化の力によって塗り替えられてしまっていることを示唆しているのではないか。

 題名の「ファンシーダンス」とは「風変わりな踊り」という意味で、アメリカ先住民が羽飾りなどで着飾って集団で踊るダンスだ。これは主に「パウワウ」と呼ばれる、昔から先住民の間で続く集会、お祭りのなかでおこなわれるもの。この風習は先住民の文化として、もちろん現在も存在している。

 父親の家からロキを連れ出したジャックスは、ロキにその「パウワウ」で母親と会えると説明し、密かに妹の手がかりを追ってゆく。だが、なんと自分の父親に通報され、二人は追われる身となってしまうのだ。皮肉なのは、ジャックスの妹の行方不明事件には警察もメディアも無関心だったのに、白人の家庭から子どもが連れされると、途端に警察が出動し、ニュースで大々的に報道される事態になるということだ。『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で映し出された、かつての地獄は、いまもまだ存続しているのである。そんな極限的な状況のなか、果たしてジャックスは妹を見つけ出し、ロキを母親と対面させることができるのか。その結末は、本編で確認してほしい。

 本作がアメリカ先住民の問題だとして、日本人は対岸の火事のように思うかもしれない。だが、例えば沖縄で米軍兵士が日本の女性を暴行する事件が絶えず、それがなかなか大きな問題として扱われないことで、被害者やその家族が泣き寝入りを強いられる状況が続いているというのも、本作で描かれる先住民の居留地での出来事に近いものがあるといえるのではないか。

 強い者たちの都合の良い方向に、弱い者たちが合わせなければならないのが、いまの世界の現実なのかもしれない。しかし、そんなやり方は横暴であり、不公正であるという声を発することは重要だ。もしその努力をやめれば、いつまでもこの状況は変わることがないだろう。本作『ファンシー・ダンス』は、まさに弱い立場にある先住民たちが、先住民の目線で作り上げ、世界に放った“声”そのものなのである。

小野寺系(k.onodera)

https://news.yahoo.co.jp/articles/cb84910dd97fa572cc3a214bc06ca8f1ecbb063c


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オーストラリアのティーンエイジャーが沈黙させた4.2メートルのワニが射殺された

2024-07-15 | 先住民族関連

VOI 10 Juli 2024, 18:01

ジャカルタ - オーストラリア北部で、ワニが泳いでいる間に12歳の少女に襲いかかり、死亡した後、森林警備員が長さ4.2メートルのワニを射殺しました。

少女の死は、2018年以来、北部領土に対する最初の致命的なワニの攻撃でした。

この攻撃は、この保護された種がますます人間の個体数を侵食している北部地域のワニの個体数を抑制するために、より多くの行動を取るべきかどうかについての議論を再燃させました。

森林警備員は、少女が先週パルンパ近郊のマンゴクリークで攻撃されて以来、ワニをにかけたり撃ったりしようとしています。

彼らは日曜日に、この地域の慣習的な土地所有者の許可を得た後、ワニを撃った。塩漬けの水ワニは、多くの先住民族のオーストラリア人によってトーテムと考えられています。

警察は、分析により、少女を殺したのは動物であることが確認されたと述べた。

「先週の事件は家族に大きな影響を与え、地元警察は影響を受けたすべての人に支援を提供し続けています」と、ABCニュースが7月10日水曜日に報じたように、エリカ・ギブソン上級軍曹。

少女の死は、北部領土がワニの数を制限する10年間の計画を承認し、人間の生息地の近くでの絶滅率を年間300から1,200に引き上げた数週間後に行われました。

北部領土政府は、この最新の死後、ワニの数は人間の数を超えてはならないと述べた。

The English, Chinese, Japanese, Arabic, and French versions are automatically generated by the AI. So there may still be inaccuracies in translating, please always see Indonesian as our main language. (system supported by DigitalSiber.id)

https://voi.id/ja/news/397492


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「原爆を作るために生まれた町」の現実描く 映画「リッチランド」公開

2024-07-15 | 先住民族関連

毎日新聞2024/07/14 11:00

映画「リッチランド」の一場面。高校のフットボールチーム「ボマーズ」は、きのこ雲と爆撃機がトレードマーク=© 2023 KOMSOMOL FILMS LLC(毎日新聞)

 きのこ雲は町の誇り――。第二次世界大戦中の米国で、原爆開発に従事する人々のために作られた都市があった。核開発を担った栄光の歴史は、一方で人類への脅威を生み出した。この町の現状と過去、人々の交錯する思いを追ったドキュメンタリー映画「リッチランド」の日本上映が始まり、来日して広島を訪れたアイリーン・ルスティック監督(49)は「困難でも歴史を見つめ、被害を認識することが和解を進める一歩になる」と語った。

 リッチランドは米西部ワシントン州の小都市。原爆開発の「マンハッタン計画」でプルトニウムの生産拠点となった「ハンフォード・サイト」の労働者や家族のために建設された。先住民の居住地を収用してつくった施設で生産したプルトニウムは、長崎に投下された原爆「ファットマン」に使われた。

 核燃料は1987年まで精製され、現在は核廃棄物の処理や放射能に汚染された環境の浄化が続く。

 映画は平穏な町に目立つトレードマークのきのこ雲を映し、「戦争を終結させた」と誇る人々だけでなく、原爆による多大な犠牲を憂え、核汚染による健康影響を懸念する声も拾う。

 広島市で9日に上映会があり、トークイベントに登壇したルスティック監督は「日本での上映は重要な機会で、対話の始まり。(日米の)二つの歴史がどのようにつながっているか考え続けてほしい」と話した。【宇城昇、武市智菜実】

mainichi-20240712k0000m040339000c.html


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きのこ雲が誇り? 映画「リッチランド」監督が語る「原爆の町」の矛盾

2024-07-15 | 先住民族関連

毎日新聞 2024/7/14 11:00(最終更新 7/14 11:00) 有料記事 2344文字

 第二次世界大戦中の米国で、原爆開発に従事する人々のために作られた都市があった。この町の現状と過去、人々の交錯する思いを追ったドキュメンタリー映画「リッチランド」の日本上映が始まった。来日して広島を訪れたアイリーン・ルスティック監督が毎日新聞のインタビューに応じ、歴史に向き合う意味や課題、広島訪問の意義などを語った。

きのこ雲が堂々と

 ――リッチランドを映画の題材にしたきっかけは。

 ◆リッチランドに1日だけ立ち寄った際、(映画に出演している)反核活動家のトリシャさんに出会ったのがきっかけ。私はハンフォード・サイトもリッチランドも全く知らなかった。町に入ると、原爆のシンボル(きのこ雲)が学校やレストランの壁などいろいろな場所に堂々と掲げられているのが目に飛び込んできた。

映画「リッチランド」の一場面。広島出身で被爆3世のアーティスト、川野ゆきよさんが祖母の着物と自らの髪の毛で縫い合わせた作品「(折りたたむ)ファットマン」=© 2023 KOMSOMOL FILMS LLC

 とてもショックだったが同時に「この町は一体何なんだ」「原爆を誇りに思うこの地域は何なんだ」という好奇心と疑問を持った。この町の人々が、どのようにして暴力の歴史を抱え込みながら暮らしているのか。映画を作ることで、観客が(自分の地域に当てはまる)暴力の歴史と自分の関係について考えることができるのでは、と思った。

 ――米国で支配的とされる「原爆投下正当化論」をどう考えていたのか。

 ◆歴史家の間でも原爆投下の正当性に関する論議がある。落とさなくても日本は降参したのではないか。長崎にも原爆を落とす必要があったのか。私自身は平和主義者で原爆には反対だ。ただ、2024年のいま、当時の切迫した状況や心持ちを果たして簡単に理解できるのか。「あれはやはりひどかった」と言うことは簡単だが、当時の意思決定が完全に理解できるとは思っていない。

 日本では原爆が落とされた後が反すうする時間だったと思うが、米国ではその後の冷戦期の40年間、ハンフォード・サイトでプルトニウムを作り続けた。900回の核実験を国内で繰り返した。

 米国では核兵器産業は昔のことではない。米国の保守層が原爆正当化に立ち戻るのは、現在に続く冷戦後の米国と核兵器産業との関係性から目を背けようとしているからだろう。

 日本への2回の原爆投下だけでなく、何百回も米国の大地に落とされてきたわけで、それを正当化するのは非常に困難だ。だから原爆投下のあの日に戻って議論を繰り返していくのだと思う。

 ――リッチランドの住民が原爆について考えようとしないのは知らないだけなのか、見ないようにしているからなのか。

 ◆両方ではないか。生活文化が核兵器産業に頼っているということが、矛盾に目を向けず、考えることを拒否させる要因だと思う。政治的、経済的、文化的、個人的、さまざまな理由があると思う。

「被害を見せないのは間違い」

 ・・・・・

学び合いの価値大きい

 ――広島を初めて訪れた感想は。

 ・・・・・・

 ――映画を通して伝えたいことは。

 ◆たくさんの対話が生まれることだ。人々がお互いに耳を傾け、相手を人間として見なすことができれば、残虐な行為や戦いはしづらくなる。対話すること、学び合いの価値は大きいと思う。【聞き手・武市智菜実、宇城昇】

https://mainichi.jp/articles/20240712/k00/00m/040/354000c


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アイヌイタクエエラムアン? アイヌ語しってる? チライ

2024-07-15 | アイヌ民族関連

毎日新聞 2024/7/14 

チライ イトウ

 以前(いぜん)「クナウ(フクジュソウ)」のお話(はなし)(4月(がつ)22日付(にちづけ))でも出(で)てきた魚(さかな)イトウは、川(かわ)や湖(みずうみ)などにすむサケの仲間(なかま)で、体長(たいちょう)1メートル以上(いじょう)にもなる日本(にほん)最大級(さいだいきゅう)の淡水魚(たんすいぎょ)です。アイヌ語(ご)では北海道(ほっかいどう)でも樺太(からふと)でもチライといいます。特徴的(とくちょうてき)な大(おお)きな口(くち)から、物語(ものがたり)では「パロマササ(大(おお)きな口(くち))」と呼(よ)ばれることも。・・・・・・・

<文(ぶん):ヤンチャキ(矢崎春菜(やざきはるな)、国立(こくりつ)アイヌ民族(みんぞく)博物館(はくぶつかん)学芸員(がくげいいん))イラスト:ケニ(山丸(やままる)賢雄(けんゆう)、文化(ぶんか)振興部(しんこうぶ)体験(たいけん)教育課(きょういくか)アイヌ語担当(ごたんとう))ウポポイ(民族共生象徴空間)協力>

https://mainichi.jp/articles/20240715/ddm/013/100/016000c


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幻想的な世界楽しむ イランカラプテ始まる【釧路市】

2024-07-15 | アイヌ民族関連

釧路新聞2024.07.14

 釧路市阿寒湖温泉の阿寒アドベンチャーツーリズム(大西雅之代表取締役)が手掛ける自然体験型観光コンテンツ「阿寒湖の森ナイトウォークKAMUYLUMINA(カムイルミナ)」のウエルカムステージ「イランカラプテ」が12日から始まり、来場者が幻想的な世界への入り口を楽しんだ。

  カムイルミナは、自然との共生をテーマにしたアイヌ神話の物語。来場者はアイヌ民族のつえをモチーフにした「リズムスティック」を手に、プロジェクションマッピングやシノグラフィー(光と音の舞台装置)を活用した多彩な演出や仕掛けの中、同湖畔の遊歩道約1・2㌔を散策する。

 ウエルカムステージは、アイヌ文化に触れ、カムイルミナの世界観を身近に感じてほしいと阿寒アイヌ工芸協同組合(西田正男代表理事)の協力で企画した。初日の12日は、西田代表理事がカムイノミで神々への感謝の気持ちとともに来場者の健康と幸せ、旅の安全を祈願。伝統楽器ムックリの演奏と古式舞踊「サロルンカムイリムセ(ツルの舞)」が披露された。来場者は大きな拍手を寄せ、気持ちを高めながら湖岸の森に歩を進めていた。

 「イランカラプテ」は11月3日まで、開催期間中の金土曜と祝日前日、8月9~17日の連日、初回スタート15分前に入り口となる阿寒観光汽船「まりもの里桟橋」チケットブース前で上演。観覧無料。

古式舞踊を見守る来場者ら

https://hokkaido-nl.jp/article/34658


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ケビン・コスナー渾身の西部劇シリーズ、第1弾がコケて第2弾が公開延期に

2024-07-15 | 先住民族関連

映画.com / 2024年7月14日 23時0分

ケビン・コスナー Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic/Getty Images

ケビン・コスナーが監督・主演を務める壮大な西部劇「ホライズン、アメリカン・サーガ(原題)」の第2弾が、全米公開のスケジュールから外れたことが明らかになった。米ハリウッド・レポーターが報じている。

 「ホライズン、アメリカン・サーガ(原題)」は、南北戦争の前後15年間にわたるアメリカ西部開拓時代を多角的に描く野心作だ。コスナーは自ら3800万ドルもの資金を投じ、他の投資家や海外セールスでさらなる資金を調達している。全4部作として企画され、すでに2本が完成。当初の予定では、第1弾を6月28日に、第2弾を8月16日に全米公開する予定だった。

 ところが、第1弾の公開から10日間で、北米興収はわずか2200万ドル(約30億円)にとどまった。オープニング週末の興収は1100万ドル(約15億円)と振るわず、批評家からの評価も厳しい(映画批評サイト「ロッテントマト」での評価は43%)。2本を合わせた製作費が1億ドル(約135億円)であることを考慮すると、興行的に厳しいスタートとなってしまった。

 この状況を受け、配給のニューライン・シネマは第2弾の公開を延期すると発表。同社の広報は「今後数週間で観客により多くの機会を提供し、『ホライズン、アメリカン・サーガ(原題)』第1弾を発見してもらうため」と、公開延期の理由を説明している。

 「ホライズン、アメリカン・サーガ(原題)」は、コスナーにとって10年以上の構想を経て実現した渾身のプロジェクトだ。南北戦争前夜の1840年代から、戦後の再建時代までを描く歴史ドラマで、開拓者や先住民、黒人奴隷など多様な登場人物を通して、激動の時代のアメリカ社会を多面的に描き出すことを目指している。コスナーは「アメリカ建国の裏側にある真実の物語を伝えたい」と意気込んでいた。

 しかし、大作西部劇というジャンルの難しさに加え、新型コロナウイルスの影響で公開が2年以上遅れるなど、製作は難航。第1弾の不振で、シリーズ全体の完遂が危ぶまれる事態となっている。第3弾の撮影は8月に再開予定だが、第2弾の新たな公開日程は未定だ。

https://news.infoseek.co.jp/article/eigacom_20240714013/


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