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「存在の否定」「自覚なき差別」、漫画「ゴールデンカムイ」のヒットで関心高まる一方… 今も続くアイヌ差別の実態【報道特集】

2024-07-14 | アイヌ民族関連

TBS 7/13(土) 6:32

TBS NEWS DIG Powered by JNN

漫画や映画のヒットなどで近年、注目が高まっているアイヌ文化。一方で、アイヌをめぐる差別は今も形を変えて続いています。現代のアイヌ差別を取材しました。

【写真を見る】「存在の否定」「自覚なき差別」、漫画「ゴールデンカムイ」のヒットで関心高まる一方… 今も続くアイヌ差別の実態【報道特集】

■「コスプレおばさん…」国会議員に中傷されたアイヌ女性

2024年1月、札幌でマイノリティへの差別に抗議する集会が開かれた。

アイヌの男性

「マイノリティの権利とか、もっとそれ以前の次元になってきている」

アイヌの男性

「日本社会が差別とアイヌの歴史と向き合うことをしないと変わらない」

ことの発端は、自民党の杉田水脈衆議院議員が2016年、国連の女性差別撤廃委員会に参加した際にブログなどに投稿したコメントだ。

自民党 杉田水脈 衆議院議員のブログ(投稿は現在削除)

「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」

こうした過去の投稿がありながら2022年、杉田議員は岸田内閣で総務大臣政務官に就任。

問題が表面化すると事実上、更迭された。

杉田議員(2022年)

「傷つかれた方々に謝罪し、そうした表現を取り消します」

アイヌは日本列島の北部周辺、特に北海道に古くから住む人たちで、独自の言語や文化を持つ先住民だ。

抗議集会で檀上に立った札幌の多原良子さん。杉田議員にブログで誹謗中傷された当事者のアイヌだ。北海道むかわ町の出身で、父方、母方、両方の祖母がアイヌ。若い頃はアイヌであることを隠して生きていたという。

多原良子さん

「(祖母の写真が)小さい頃からうちの仏壇にあったんだよね。その頃は普通だったけど、結婚したらお盆とか正月に夫と帰るでしょ。このおばあちゃんのこの写真が嫌で。アイヌだってばれる。わかってはいると思うけど、いつ口に出されるかっていう」

子育てが落ち着いたころにアイヌ協会札幌支部に入会。アイヌの生活や歴史を学ぶ中で、それまで「隠くすもの」だったアイヌとしての意識が「守るもの」に変わっていった。

多原さん

「日本社会の中でも大変な状況の人たちがいる。それはそこの分野で政治的社会的に救済しなくてはならない。だけど先住民族は、また別の当たり前にあった権利を回復していくべきなのに」

多原さんは杉田議員からの中傷を受けて、在日コリアンの女性らと連帯し、2023年、札幌法務局に人権救済を申し立てた。その結果、杉田議員は札幌と大阪の法務局から「人権侵犯」と認定された。しかし、その後も自らを正当化する発信を繰り返す。

杉田議員のSNS(2023年11月投稿)

「人権侵犯の対象となったブログはアイヌ民族について書いたものでない。女子差別撤廃委員会に参加していた左派の活動家について書いたものです」

「そもそもその方々がアイヌ民族なのかどうか?」

またYouTube「デイリーWiLL」に出演し、アイヌ文化振興事業に公金の不正流用疑惑があるとの見解を示した上で、こう揶揄した。

杉田議員(2023年11月)

「流行語対象の中にノミネートされても良かったと思うんですけどね『公金チューチュー』ハハハ」

この発言後、政府はアイヌ文化振興事業について「現在は適正に執行され、不正経理はない」として、杉田議員の発言を否定している。

杉田議員(1月)

「私は差別をするつもりとかは一切ございませんでしたし、もしもあのブログを読んで、誰も傷ついていないのであれば、謝罪をする必要はないのではないかと思っている」

多原さん

「アイヌ衣装を私が着たことに対してコスプレと言った。それはもう『アイヌではない』ということを言っている。彼女は差別でないと言っているので、そういった(差別の)感覚は持っていないのでしょうけど、あんなひどい書き込みを、皆さんがされたらどうですか。 逆に私が言ったらどうですか」

■いま注目が高まるアイヌ文化、差別の歴史

2024年のゴールデンウィーク。曇り空にもかかわらず、北海道白老町の「ウポポイ・民族共生象徴空間」には多くの観光客が訪れていた。

アイヌ文化を体験できるイベント。明治末期の北海道やアイヌを題材にした漫画「ゴールデンカムイ」のヒットもあり、アイヌ文化への関心は飛躍的に高まっている。

一方で、アイヌの歴史は差別と切り離すことができない。

アイヌ民族文化財団の資料によると、アイヌ文化は12世紀から13世紀頃に成立したといわれている。

その後、不平等な交易や労働力としての酷使により、日本語を母語とする和人との間に軋轢や争いが生じた。

1869年。明治政府は「蝦夷地」と呼ばれていた地を「北海道」と呼び改めて開拓し、アイヌの人々を「日本人」として国家に編入。言語や生活習慣を事実上禁止し、土地も取り上げた。

こうした政策によりアイヌが困窮を極めると、「北海道旧土人保護法」が制定された。

しかし、1997年に法律が廃止されるまでの約100年間、アイヌの人々は保護という名目の元、「旧土人」と呼ばれ差別的な扱いを受け続けた。

■アイヌ式の結婚式を挙げた女性、その理由

北海道のむかわ町穂別。約50年前、差別や偏見が強かった時代にアイヌ古来の方法で結婚式を挙げた女性がいる。小山妙子さん。1940年に生まれた84歳のアイヌ女性だ。

この日は、高齢者やケアマネージャーらが集まってのお茶会。いつも軽妙なジョークで周囲を笑わせる小山さんはムードメーカーだ。

1971年。小山さんは当時とても珍しかったアイヌ古来の方法で結婚式を挙げた。

その映像はドキュメンタリー映画として残された。

小山妙子さん(当時31歳)

「アイヌは滅びゆく民族だとか、劣等民族だとかいろいろ言われました。でもちっとも寂しいとか悲しいとか恥ずかしいとも思わないし、誇りにさえ思っています。アイヌ式の結婚式をするってことを」

小山さん

「(なぜアイヌ式の結婚式を?)だってアイヌだもの。80歳、90歳のフチ(祖母)やエカシ(祖父)が『アイヌの結婚式見たことない』『おまえよくやってくれたな勇気あるな』『それこそアイヌメノコ(女性)だ』と言われて、泣いた」

日本人としての同化が進められ、生きるために独自の文化を捨てざるを得なかったアイヌ。小山さんが結婚式を挙げた1970年代は差別や偏見が強く残っていた。

小山さん

「哀れだった。考えがね。教育を受けていないでしょ。それで子守に出されたり、労働力として使われていた。差別みたいなもの なんてもんじゃないんだよ。豚のえさ食べていたんだよ」

■“存在を否定する”アイヌ差別、SNSなどに溢れる

古くからアイヌを苦しめてきた差別。それは今、直接的なものから『存在を否定するもの』へと形を変えている。SNSなどインターネット上にはアイヌに対する強い差別の投稿が溢れている。

SNSの投稿文

「あんたみたいな自称アイヌ見てると朝から気分悪い。早く認めな、アイヌはもういない」

投稿にはアイヌは優遇されていて逆差別だという主張や、『アイヌ民族はもういない』といった、存在そのものに対する否定が多く見られる。こうした主張の背景にあるものは何なのか…

2019年、札幌で保守系団体「日本会議北海道本部」が開催した『あなたもなれる?みんなで“アイヌ”になろう?』と題された講演会。

壇上にたった講師らは『アイヌ民族の定義が曖昧であり、先住民族かどうか疑問がある』と主張した。

元北海道議 小野寺秀氏

「実際は誰でも結婚すればアイヌになれる。もしくはアイヌ協会がハンコをついただけでアイヌになれるのは間違いない」

一方、会場の外ではアイヌに対するヘイトだとして、市民団体らが反発し、衝突が起きた。

5年後の2024年3月。札幌で同じ団体がアイヌをテーマにした講演会を開いた。「改めて問う!アイヌはなぜ先住民族にこだわるのか!?」

会場の前で抗議のスタンディングを行っていた市民団体の男性に、講演会の参加者が詰め寄る場面も…

私たちは日本会議北海道本部に講演会の取材を申し込んだが「応じられない」との回答を受けた。

一方で、開催目的について、「講演会は問題意識の共有を願って行うもので、ヘイトスピーチにはあたらない」としている。講演会はどのような内容だったのか。会場で話を聞いた男性が、私たちの取材に応じた。

講演会を聞いた男性

「極めてフェアだったと思います、内容としては。アイヌを攻撃するとか、差別云々というのはトピックにそんなに上がらなかった。先住民かどうかというところのポイントが大きかったので」

男性に今もアイヌに対する差別があることへの見解を尋ねると、「差別は作られたものだ」と答えた。

講演会を聞いた男性

「アイヌにゆかりの人なのか、全く関係ないのかわからないが、プラカード持って『アイヌ差別やめろ』と言った途端に、そこに差別がある構図になる。そういった意味ではアイヌ差別はあるんだなと、作っているんだなという気持ちにはなる」

抗議の場には、身の危険を感じるとして、顔を隠して参加したアイヌの人たちもいた。

抗議に参加したアイヌの女性

「ヘイトスピーチを見た瞬間に体中の血が沸騰するような感じ。私だけではなく先祖も、彼らは傷つけているわけだし。本当はアイヌ側ももっとやらなければいけないんだけれども、それは危険なので、できない人の方が多い」

アイヌ文化の振興を掲げ、2019年に成立した「アイヌ施策推進法」では、アイヌ民族を先住民と明記した上で、「何人もアイヌの人々に対して、アイヌであることを理由として、差別すること」を禁止している。しかし、罰則はない。

法律では施行から5年目の今年、見直しを検討するとしているが、国会ではその機運は高まっていない。

■“自覚のない”アイヌ差別とは

アイヌの伝統舞踊を練習するのは札幌大学の「ウレㇱパクラブ」の学生たち。アイヌの学生と和人の学生が一緒になってアイヌの文化や歴史を学んでいる。ウレㇱパの意味はアイヌ語で「育て合い」。

クラブを設立した本田優子教授は、マジョリティである和人の学生とアイヌの学生が共に学ぶことが重要だと考えている。

札幌大学 アイヌ専攻 本田優子教授

「アイヌ文化が素敵、アイヌかっこいいって言って入ってくる若者たちがいっぱいいる。そういう子たちは差別の歴史を知らなくて。何でアイヌの人たちが差別されなくてはいけないんだとか、そういう第三者的な、信じられないという声がいっぱい出てきて。北海道に生きている若者でアイヌ民族に対する差別を知らない人たちがいっぱい生まれてきたんだというのに私はすごくショックで。これはやっぱりきっちり教えないといけないと思って、最近は歴史の授業ではかなり伝えるようにしています」

アイヌに対する差別は、相手を攻撃する意図があるものだけではない。近年、問題となっているのが「マイクロアグレッション」と呼ばれる自覚のない言動などによる差別だ。

両親ともにアイヌである結城泰さんは、普段、あからさまな差別を受けることはないが、ふとした発言に違和感を覚えることがあるという。

結城泰さん

「『純血の方なんですか』『アイヌ何世なんですか』とか聞かれたことがあって。それはそっちのステレオタイプにはめているだけであって、こっちにはない型なので。なんか、もやってする感じ。差別っていうか無知な故に出てくる発言なのかなと思う」

『アイヌもやもや』。アイヌ民族の研究者で漫画『ゴールデンカムイ』にも協力した北海道大学の教授が実体験などを元に書いた。現代のアイヌを取り巻く環境や、アイヌの人たちの思いについて伝える本だ。

本では、和人の男性と結婚したアイヌの女性が、義理の父親の何気ない言葉に戸惑いを感じる様子が描かれている。

【(アイヌもやもや)より】

義父「お腹の子もね、きっと絵がうまいでしょう」

嫁「えっどうしてですか?」

義父「いやほら、アイヌの血が入っているもの。我々とはちがいますよ」

嫁「はぁ、そうですか…(なんだかお義父さんと話していると、数分ごとに仲間にされたり突き放されたりする感じがある)」

義父「みんな平等平等!」

嫁(本人は1ミリも悪気ない‥)

義理の父親が悪意無く口にする言葉。しかし、受けとったアイヌの女性は疎外感を覚える。

■差別をなくすために必要な事

こうした自覚のない差別を考えるときに必要なことは何か。本の著者、北原モコットゥナシ教授はマジョリティとマイノリティの力関係を認識することが大事だという。

北海道大学(アイヌもやもや著者)北原モコットゥナシ教授

「自分は常に問う側であって、自分は当たり前だ、普通だという感覚を人間はどうしても持ってしまう。相手との間に力関係がそんなにない場合は単なる誤解で済むが、日本社会の中でのアイヌは、政策によってずっと抑圧されてきた、直接的な差別も経験してきた歴史の上に今のアイヌと和人の関係があるので」

そして、マジョリティ側が差別を止めるよう行動したり、差別を受けた人を思いやることが必要だという。

【(アイヌもやもや)より】

嫁「いや、自分でなんとかしなきゃ…あの…」

息子「親父、別の話にしてくれないか」

父親「さやかさんと話をしてるだけだ!」

息子「親父の発言は差別的だ」「俺が不快に感じるんだ。やめて欲しい」

アイヌ古来の方法で結婚式を挙げた小山妙子さん。4月、その日を記録した映画の上映会が、地元で開かれた。

小山さん

「(きょう声の具合はいいですか?)あ、あ、あ…だめですね。(じゃあ水飲んで)それじゃない方がいい。こういうカップに入ったやつ(また!ビールはあとで!)」

いつより少し緊張した様子だったが、映画が始まると、笑顔を見せ、時折、涙を見せ。50年前の記憶に吸い込まれるように見入っていた。

小山妙子さん「懐かしいな…」

札幌から来た「ウレㇱパクラブ」の学生たちとも語りあう。アイヌの歴史と記憶は現代へと引き継がれた。

学生

「学芸員を目指しているので、こういった体験も活かしながら、アイヌ文化を伝える仕事に就けたら、繋げていきたいと思っています」

「差別と闘って来たからこそ、この映像を残しておこうと思った」という小山さん。映画を見返すことで、幼かった頃を思い出した。

小山さん

「クマと寝てるとか、草小屋にいるとかそんなことばかり言っていた男の子たちに。『アイヌ臭くて嫌なら何で来たんだ帰れ』ってまで言ったんだよ。何も言葉返ってこなかった」

3月末、杉田水脈議員に誹謗中傷された多原良子さんの姿が新千歳空港にあった。向かった先は東京・永田町。

この日はアイヌの声を届けるため、多原さんが代表となって開いた集会。

アイヌ施策推進法を改正して差別の禁止に実効性を持たせることなどを求めて、集めた署名およそ9万3000筆を国会議員に提出した。

多原さん

「マジョリティの社会の中にもそういうこと(差別)が浸透していく。そんなことでいいのかというのは皆さんに問いたいというか、『こんな社会で大丈夫?大変なことになります』『人権問題を考えてください』ということはやっぱり伝えたい」

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https://news.yahoo.co.jp/articles/c840f1bdf88ed0a4a0b71fac8815a3433938c5b7?page=1


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【実質半額】『ゴールデンカムイ』全31巻が50%ポイント還元セール中。昔からのファンも映画で知った人も、血湧き肉躍る埋蔵金争奪サバイバルをイッキ読みする好機ッ!

2024-07-14 | アイヌ民族関連

電撃オンライン 2024年07月13日(土) 20:09

 Amazon(Kindle)で、『ゴールデンカムイ』(著:野田サトル)電子書籍版の全31巻が、期間限定で50%ポイント還元セールを実施中です。

 アニメ化に続き、実写映画にもなって話題の?野田サトル先生の人気コミック全31巻が、期間限定で50%ポイント還元となるセールを実施中です。

 アイヌが隠した莫大な埋蔵金を巡り、冒険や歴史ロマン、サバイバル、そしてグルメなどなど、見どころてんこ盛りの和風闇鍋ウエスタン活劇です。

 『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。

 そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!? 立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!! 

■31巻セット

Kindle価格:17,674円(税込)

獲得ポイント(還元率):8838pt(50%)

■1巻~31巻

Kindle価格:各564~659円(税込)

獲得ポイント(還元率):各282pt~380pt(50%)

https://dengekionline.com/article/202407/10260


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アンドリュー・グルウィウィ・バンド (MF 519)

2024-07-14 | 先住民族関連

SBS 13 July 2024 8:50am

Credit: Matt McLean (@ aris.and.grimes)

サウンドエンジニアの安齋直宗さんが担当する『Music File』。第519回目は、アーネムランドの名物DJ、アンドリュー・グルウィウィが率いる、新バンド、アンドリュー・グルウィウィ・バンドです。

NAIDOC Weekの今週は、ヨルング族の長老で、北東アーネム・ランドの人気DJでもあるアンドリュー・グルウィウィ率いる新しい8人編成のアンサンブル、アンドリュー・グルウィウィ・バンドです。

紹介された曲はデビューアルバム、『Sing Your Own Song』から、すでにファンの間で注目されている「Yaa Djamarrkuḻi」。

アルバムはヨルング語で書かれていますが、アフリカのリズムやジャマイカのレゲエ、インドのメロディー、メキシコのビートなど、さまざまな影響を取り入れながら、彼らのヨルング族のルーツを紹介する作品となっています。

詳しくは安齋さんのエピソードをお聴きください。音楽も合わせて聴きたいという方は、SBS日本語放送のCatch-up Radioからどうぞ。セグメントは7月12日放送されました。

https://www.sbs.com.au/language/japanese/ja/podcast-episode/andrew-gurruwiwi-band-mf-519/tyy7w81du


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【英語学習者向け・無料配信】カナダ出身英語講師がプレゼン「カナダの暮らし」オンライン配信

2024-07-14 | 先住民族関連

株式会社スモールブリッジ 2024年7月13日 15時20分

( 2024年07月23日(火)20:00(日本時間)無料 / 60分 ~配信)

月会費・入会金なし!受講したい時に1回~受講できるオンライン習い事プラットフォーム「カフェトーク」の対談配信

第34回英語シンポジウム - カナダの暮らし

https://cafetalk.com/campaign/2024/symposium/english/july-vol-34/?lang=ja

「カフェトークシンポジウム」はカフェトークでオンラインレッスンを提供する講師陣と、カフェトークスタッフが、学習方法や文化など様々なテーマについてディスカッションする様子をライブでお届けする無料コンテンツです。カフェトークでオンライン語学レッスンを受講する皆さんに大人気の無料イベントとなります。

カフェトークに無料登録後、どなたでも無料で視聴できます。

イベント概要

2024年07月23日(火)20:00(日本時間)配信

料金無料 / 60分

視聴方法:カフェトークサイト内特設ページにてPC、スマートフォン、タブレットでご視聴可能

セミナーで話される言語:英語90%、日本語10%

日本語ができるスタッフがホストします。

第34回英語シンポジウム 参加講師

カナダの先住民族について学ぼう by Yara(講師プロフィール

カナダの主要な先住民族、ファースト・ネーション、イヌイット、そしてメティスの人々について学ぼう

カナダの発明品の数々 by Nicholas W.(講師プロフィール

カナダの人々は数多くの発明をしてきました!ぜひ、カナダで生まれた発明品をチェックしてみてください!

アトランティック・カナダで体験しておきたいことトップ10 by StephanieRiann(講師プロフィール

魅力あふれるアトランティック・カナダ(カナダ大西洋部、特にニューブランズウィック、ニューファンドランド、プリンス・エドワード島、そしてノバスコシア)で、本場のカナダを体験できる10のアクティビティについてご紹介します。

過去の英語シンポジウム - プライドマンス2024

株式会社スモールブリッジ

「カフェトーク」とは、「いつもの生活に世界のスパイスを」をコンセプトに、スカイプやZoomを使って、90カ国を超える世界中の講師からマンツーマンのオンラインレッスンが受講できる、日本最大級のオンライン習い事レッスンサイトです。
語学のみならず、音楽、フィットネス、ダンス、自分磨き、家庭教師レッスンなど豊富なバラエティあるカテゴリーのオンラインレッスンが揃っています。
<オンライン研修、福利厚生としての法人様向けオンラインレッスン対応も強化中>
リアルタイムにご受講者様の受講状況がわかる管理者向けページをご用意し、講師陣と連携をとり効果を実感できるオンラインレッスンを提供しています。
固定のポイントを自由に使っていただくスタイル、または決められた回数を決められた期間に受講する研修スタイルも対応可能です。
カフェトークのビジョン
世界中の教えたい人・知識を共有したい人と、学びたい人・新しいスキルを身につけたい人をつなぐこと。
私たちは、人々がお互いに学び合い、よりオープンな視点を持つことで、多様な価値観を認め合う社会を創ることを目指します。
会社概要
会社名 :株式会社スモールブリッジ( https://small-bridge.com/ )
代表者 :代表取締役 橋爪小太郎
所在地 :東京都渋谷区道玄坂1-21-1 SHIBUYA SOLASTA 3F
【お客様お問い合わせ先】
●お電話でのお問い合わせはこちら:050-3647-0019
●お気軽にチャットでお問い合わせ:カフェトークページ右下チャットボックス
【本リリースに関するメディア関係者様お問い合わせ先】
株式会社スモールブリッジ カフェトーク事務局:永田
info@cafetalk.com

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000726.000007081.html


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フランス領ニューカレドニア 暴動から2か月 影響は長期化

2024-07-14 | 先住民族関連

NHK 2024年7月13日 20時39分

南太平洋のフランス領、ニューカレドニアでは5月、先住民などによる暴動が発生しましたが、2か月がたった今も散発的な衝突が続き、夜間の外出禁止令は解除されていません。不安定な情勢を受けて日本を含む海外からの観光客は激減していて、主要産業の観光業では大きな影響が出ています。

南太平洋のフランス領、ニューカレドニアでは5月、フランスからの独立を目指す先住民などによる暴動が起き、これまでにフランスの治安部隊2人を含む10人が死亡する事態となりました。
暴動から2か月がたちましたが、空港から中心都市ヌメアに向かう幹線道路沿いでは、焼け焦げた店舗などが数多く見られました。
フランス政府によりますと、この2か月で店舗などへの略奪や放火は700件に上っていて、被害額は合わせて日本円でおよそ3800億円にのぼるということです。
暴動後に出されていた非常事態宣言は、5月下旬には解除されましたが、その後も散発的な衝突は続いていて、夜間の外出禁止令は解除されていません。
暴動が発生した5月以降、旅行のキャンセルはおよそ5万件に上るなど、主要産業である観光業への影響は深刻で、フランス政府はこれまでに2万4000人が仕事を失ったとしています。
現地の状況に詳しい専門家は「フランスはいま政治が混乱し、オリンピックも控えている。観光業など、打撃を受けた経済の回復や状況を改善するための対策を行うことは難しい」と指摘し、影響の長期化を懸念しています。

暴動の被害と背景は

オーストラリアの東に位置する南太平洋のフランス領、ニューカレドニアでは5月13日の夜、人口のおよそ40%を占める先住民族「カナック」の若者の一部が中心都市のヌメア郊外で幹線道路を占拠し、車に火をつけたり、店に押し入って略奪したりしました。
フランス政府によりますと、これまでに治安部隊2人を含む10人が死亡したほか、1800人以上が拘束されたということです。
当時、現地にはおよそ50人の観光客を含む300人の日本人が滞在していましたが、空港も閉鎖されて足止めされる状況が続き、フランス政府などが用意した航空機で出国する事態となりました。
フランス政府によりますと、この2か月で店舗などへの略奪や放火は700件に上っているほか、学校や公共施設も被害を受けていて、被害額は合わせて日本円でおよそ3800億円にのぼるということです。
暴動の背景には、新しくニューカレドニアに移住してきた住民にも地方参政権を拡大しようというフランス本国での憲法改正の動きに対し、独立を目指す先住民の間で反発が広がったことがあり、暴動を受けて、現地を訪れたマクロン大統領は憲法改正の手続きを延期する考えを示しました。
ただ、先月下旬、暴動後に拘束されていた独立派グループの指導者らがフランス本国に移送されことを受けて、警察署や自治体の施設に火がつけられるなど、散発的な衝突は続いていて、フランス政府が出していた非常事態宣言は、2週間後の5月28日に解除されましたが、夜間の外出禁止令は解除されていません。

暴動以降の旅行キャンセルは約5万件に

今回の暴動で大きな影響を受けているのがニューカレドニアの主要産業である観光業です。
ニューカレドニアの観光局によりますと、暴動が発生した5月以降、この2か月で旅行のキャンセルはおよそ5万件に上り、大型のクルーズ船の寄港もすべてキャンセルになったということです。
暴動を受けて閉鎖されていた現地の国際空港も6月上旬に再開しましたが、オーストラリアやニュージーランドの航空会社はまだ運航を再開していません。
また、ニューカレドニアの航空会社はオーストラリアや日本などとを結ぶ便を減便して運航を再開したものの、暴動の影響が長引く中、日本便については9月以降、運航を停止することを決めたということです。
現地ではコロナ禍で落ち込んだ観光客が戻りつつありましたが、暴動が起きて以降、観光客の姿はほとんど見られなくなっています。
中心都市ヌメアからボートで5分ほどのところにあるカナール島もシュノーケリングなどを楽しむ観光客が大勢訪れる場所ですが、いまは外国からの観光客はほとんどいません。

現地でレストランなどを経営するティアリ・ロシニョールさんは、売り上げはふだんの1割にまで落ち込んでいると話していて、30人いた従業員も3分の2以上を解雇せざるを得なくなり、これまでは毎日だった営業日も地元の人たちが来る週末を中心に切り替えたとということです。
ロシニョールさんは「いつもならたくさんの人がいて、お菓子を食べたり食事をしたりして楽しんでいましたが、今はすべてが止まってしまいました。何もない、誰も歩いていない砂漠のようです。希望が戻ってきていたのに、5月の暴動ですべてとまってしまった」と肩を落としていました。

「天国に一番近い島」観光客ほぼゼロに

ニューカレドニアは1980年代に大ヒットした映画の舞台となったこともあり「天国に一番近い島」と呼ばれ、日本人にも人気のリゾート地です。
新型コロナの感染拡大前は、日本からも年間2万3000人の観光客が訪れ、その数はフランス、オーストラリアに次いで3番目の多さでした。

20年以上前から現地で土産物店を営む高橋リサさんはチョコレートやTシャツのほか、手作りのキーホルダーや写真立てを販売してきました。
客の8割は日本人で、毎年、夏休みに入るこの時期には、日本からも多くの家族連れが訪れていたと言いますが、ことしは5月以降、ツアーを中心にキャンセルが相次いでいて、外国からの観光客はほぼゼロになったといいます。
また、売れ筋のチョコレートやTシャツを仕入れている会社が相次いで暴動の被害にあい、新たな商品を納入できない状況になっているということです。
高橋さんは「今回の事態は青天のへきれきでした。今は観光客はゼロで、現地のお客さんや治安部隊が買い物に来るだけになりました。コロナから回復して経営が安定する兆しが見えてきたところだったので、とてもショックです」と話していました。

混乱長期化 背景には先住民の不満

混乱が長期化する背景には、人口のおよそ40%を占める先住民と、およそ25%を占めるヨーロッパからの移住者やその子孫との間の格差に対する先住民の人たちの不満があります。

先住民のオバデ・ディディエさんはヌメア郊外の水道や電気が通っていない地区に自分で家を建て、8人の子どもたちと家族10人で暮らしていて、トイレやシャワーにはためた雨水を使い、飲み水はペットボトルを持って近くの水道にくみに行っているといいます。
氷の製造・販売などの仕事をしていましたが、どれだけ働いても自分の家を買うことなどできないといい、せめて子どもたちには自分と同じ思いはしてほしくないと考えてきました。
5月13日に暴動が起きたとき、ディディエさんもそうした思いを訴えようと街に出ましたが、治安部隊のゴム弾が当たり顔や腕にけがをしたほか、抗議活動への参加を理由に仕事も辞めさせられたということです。

ディディエさんは「ことばにはできませんが、この国には人種差別があると感じています。そして、それに対する怒りがあります。何十年もフランスとの共存を探りましたが、1度も実現しませんでした。フランスには出て行ってもらいたい」と話していました。

長年、ニューカレドニアを取材してきた、ジャーナリストのニック・マクレランさんは、「不平等があり、それが引き金になっている。カナックの若者はヌメアの中心に住んでいるヨーロッパ系の住民と同じチャンスを与えられていない」と指摘します。
その上で「フランスはいま政治が混乱し、オリンピックも控えている。観光業など、打撃を受けた経済の回復や状況を改善するための対策を行うことは難しいだろう」として、混乱の影響が長期化することを懸念していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240713/k10014511021000.html


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週末ヴァカンスでゴールドコースト。森と海で地球の息吹をチャージする。

2024-07-14 | 先住民族関連

FIGARO 2024.07.13

南半球の楽園、オーストラリアのゴールドコースト。サーファーのためのビーチリゾートとして知られる地には、それだけではない魅力が待っていた。運河の入りくむ風光明媚な地形と、果てしなく続く黄金のビーチ。内陸には太古の昔から守られてきた艶やかな熱帯雨林が存在し、先住民アボリジナルの豊かな文化が根付く。そんなゴールドコーストで、大自然に抱かれる週末の旅はいかが?

"幸福度が高い"都市、ゴールドコースト。

オーストラリアは6つの州と2つのテリトリー(準州)に分かれていて、全人口約2700万人のうちほとんどは東海岸に集中している。島の北東に位置するクイーンズランド州は、年間の平均晴天率が300日以上、日中の平均気温が24℃という温暖な気候に恵まれることから"サンシャインステート"としても知られるリゾート地。ユネスコ世界遺産のグレート・バリアリーフもこの州にある。クイーンズランド州は日本の約5倍の面積をもち、人口は約516万人。

もとよりゴールドコーストは州都ブリスベンに住む人たちの保養地としての役割も兼ねているそうで、とくにアフターコロナはシドニーやメルボルンからこの地に移り住む人も増えたという。オーストラリアでももっとも"幸福度が高い"といわれるゴールドコーストの中心街サーファーズパラダイスのコンドミニアムに滞在して、知られざる穴場スポットを巡った。

先住民アボリジナルの暮らしや文化に触れる。

到着して真っ先に訪れたのが、アボリジナルの文化に触れられる「ジェルガル・アボリジナル・カルチャー・センター」。英国の海洋探検家ジェームス・クックがオーストラリア大陸を発見する以前、このエリアはアボリジナルの居住地域だったそう。その一部がバーレーヘッズ国立公園内のジェルガル山の森に残されており、海に面した熱帯雨林の中を散策できる。欧米人の入植以前は250種以上あったアボリジナル言語も、現在では120種に減少し、ほとんどが消滅しつつある。その中で、ゴールドコーストのユンガベ語はまだ残っており、それを話すアボリジナルの子孫キャメロン氏が案内してくださった。

丸太を繋いだアボリジナルアート。ある村に住んでいた白髪の少年は、自然や動物とコンタクトができ村を潤わせた。彼は亡くなった後、白いヒレを持つイルカとして再来し、村の人々の漁を助け、村に富をもたらしたという言い伝えを描いている。

アボジリナルの人々は、自然と共生し、部族、家族、個人が密接に繋がり暮らしていた。彼らは文字を持たず、祖先から受け継いできた風習や文化といった、生きるためにもっとも大切なことは物語として口承されてきたそう。そのひとつの物語(ドリーミングという)を、ビーチそばに建てられた丸太を繋いだアボリジナルアートで説明を受けた。

海洋性樹木に覆われた森の中で、オーストラリアの固有種ハイビスカスについて説明するキャメロン氏。彼の隣にある太い幹がハイビスカスの木。

実際に森を歩きながら、アボリジナルの人々のかつての暮らしを伺い知る。約5000年以上前の貝塚の跡を見学したり、固有種ハイビスカスの木は樹液を解熱剤として使い、その幹を叩いて繊維にしてスカートを作っていたことを教わったり......。

こちらは固有種のハイビスカスの花。

今回のハイライトのひとつはセンター内でのアボリジナルアート体験。アボリジナルピープルが狩りや儀式に使っていたブーメランに絵付けを行うワークショップが行われた。ドリーミングと同様に、絵もアボジリナルの人々のコミュニケーションのツールで、その文様や図柄は植物、動物、自然がモチーフとなり、土地や文化的慣習に深く関わっているとされる。

文様をもとに、各自がブーメランにメッセージを込めて絵付けをしていく。

翌日訪れたタンボリン・フォールズ・スカイウォークのスーべニアショップでブーメランを見つけ、そのクールさに衝撃を受ける。

ブーメランに文様を描き、それを飛ばして誰かにメッセージを伝えるという、現代社会では経験できないからこそ新鮮なコミュニケーション術。文様のパターンはおそらく無数にあって、はるかなる昔から描かれてきた、プリミティブなアボリジナルアートに興味を掻き立てられた。

ジェルガル・アボリジニ・カルチュラル・センター
Jellurgal Aboriginal Cultural Centre
1711 Gold Coast Highway,Burleigh Heads, Queensland 4220
https://www.jellurgal.com.au/

https://madamefigaro.jp/lifestyle/travel/240713-gold-coast-01.html


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