私事ですが、今日で結婚満20年目を迎えました。「磁器婚」というやつ(苦笑)。
お互い仕事なので特にイベントはせず、たぶん週末行きつけのレストランに行く程度のことしか予定はないけれど、
20年は長かったようで、あっと言う間だった気もするし、どっちなんだか(>_<)。
普段はケンカもよくするが、私が不調の時(だけ?)は優しいカミさんですw。
娘が順調に卒業/進学すると、再来年の春にはまた夫婦二人だけの生活になる筈。
・・・どうなることやら(^^;)。
さて感想をまとめて。
1)マタイ受難曲(リヒター&ミュンヘン・バッハ管弦楽団/同合唱団 他)
何年ぶりになるか、久々の鑑賞。
リヒターのスタジオ録音盤を愛聴していたが、ライブの息遣いは格別のものがある。
規模はともかく、管楽器の編成は少ない。
そんな中でも、Fl属のアンサンブルとOb属のアンサンブルを見事に対比させて聴かせる辺り、バッハの手腕に脱帽。
ほとんどオペラチックと言っていいぐらいドラマティックな内容だが、
最終コラール「われらは涙流してひざまずき」を聴くと、3h近くに及ぶ長丁場だったことも忘れ、本当にしみじみと心洗われる思いがする。
かのタケミツも、作曲に取りかかる前には必ずこのコラールをピアノで弾いていたと言う話を聞いたことがあるが、よく分かる。
紛れもなく、クラシック音楽の一つの到達点。
2)GM:交響曲第6番 他(ヤンソンス&RCO/ライブ録音)
6番と言えば、聴いたことがあるのはセル&CLOのライブ、テンシュテット&LPOぐらいしかないが、
9番を別格とすると、なぜか最近一番気になっている曲のような気がする。
ヤンソンスの6番。
2楽章アンダンテ-3楽章スケルツォの版だった。
その2楽章、マーラーには珍しく(苦笑)とても心に染み入るような音楽が印象的。
そして終楽章。今まではとかくハンマーの部分を傾聴していたが、今回初めてフィナーレの最後の直前、
金管群のpのコラールが静かに、というかどこか弱々しさを感じさせるように響く部分が一番心に残ったかもしれない。
5番、官能的なまでに叙情性を感じさせるアダージェットの後の、華やかなフィナーレ。
7番、「夜の音楽」の後に奏でられる、分裂症的なまでに明るいフィナーレ(>_<)。
挟まれた6番の、暗く、重いフィナーレ。
この辺りにも、マーラーの複雑な人となりが感じられて、実に興味深い。
次聴くのは、たぶんバーンスタインの旧盤だな。
それにしてもこれがライブとは・・・。驚きの完成度!
3)ピアソラBox(10枚組)
半年ぐらいかけてやっと完走(^^;)。
ピアソラは、やはり何を聴いても、どこを切ってもピアソラだった。
思い起こせば、初めてピアソラに触れたのは'90年代の半ば頃、クレーメルの演奏だった。
艶めかしい"Oblivion"に心つかまれたなあ。
※クレメラータ&バルティカの『ブエノスアイレスのマリア』を生で聴いたこともあったっけ。
そこからかなりハマってしまい、音源も少なからず集めたものだ。
爾来20有余年、改めてピアソラのBoxを買い、そしてクレーメルのピアソラBoxまで買い揃えたぐらいだから、
やはり自分にとって大切な作曲家の一人なんだろうな。
生で聴いてみたかった・・・。
プラスして
4)WAM:交響曲第31番(パリ)、35番(ハフナー)、36番(リンツ)(ミュンシュ&BSO/ライブ録音)
最近聴き込んでいるコンビ。
予想に違わず、躍動感に溢れるモーツァルト。
今度DVDも買う予定なので、通称「指揮台の獅子王」と言われるミュンシュの指揮姿もじっくりと鑑賞したい。
「リンツ」の2楽章アンダンテ、実にしっとりとしたいい演奏だな、と思って聴いていたら、何と拍手が!?
聴衆もまだ曲の途中だと言うことをつい忘れてしまうぐらいの素晴らしさ。
残る後期三大交響曲がますます楽しみ(^^)。
PS さらにプラスして、アリアCD注文物件↓
**SAS70 ART CLASSICS ART 144 \1990 チモフェイ・ドクシツェル ラプソディー・イン・ブルー
**SAS70 ART CLASSICS ART 187 \1990 チモフェイ・ドクシツェル トランペット協奏曲集
**NA108 LINN RECORDS CKD651 (5CD) \2990 マッケラス・コンダクツ・モーツァルト
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