元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

11月13日

2014年11月13日 | いろいろ
今日はテスト初日。
早く帰ってきたので、眠くなる前にブログを書いておきます(笑)。



先日の『ウィーン・ヴィルトゥオーゼン』。
どこが素晴らしかったのか。

それはたぶん、「音楽」以外のものが何もなかったから。
出てくる音も、動きも、ステージマナーも、全てが音楽のためにあった。
夏のコンクールや冬のコンテストでよく見られる、

「わざとらしい」、「計算された」、「効果を考えた」

表現や動きは皆無。
そしてそれこそが最も自然な音楽表現であることを、十二分に納得させられたコンサートでした。

印象的だったのは、
1stVn・コンツさんのそれこそ「音楽的」な動き。
リーダー、オッテンザンマー(父)の華麗かつ繊細なCl。
白髪のチェロ奏者(名前忘れました^^;)の、実に楽しげな弾きっぷり。

・・・などなど、挙げればキリなし。

ブラームスのハンガリアー舞曲や、ウィンナワルツ&ポルカと言ったレパートリーは、
文字通り彼らの血肉となっているのがよく分かりました。
羨ましい限り。


生徒たちも、ワークショップも含めて感動&感激した模様。
考えてみれば、吹奏楽を部活動として取り組んでいる生徒たちは、
「演奏する」ことが前提になっていて、「鑑賞する」ことは本当に最後の最後まで
後回しになっていることに改めて気が付きました。

そんな状態でコンクールだコンテストだと取り組むうちに、
「タテとヨコ」が音楽の全てと思い込んでしまうようになるのでは?
もっともっと生の音楽に触れる機会を作らないとなあ・・・、

なんてな事も考えさせられた一日。



昨日から聴いていたのが、ワルター&コロンビアのモーツアルト40番gmoll。
実に久しぶり。

快速テンポではなく、むしろ今の感覚ならゆっくり&じっくりと言った趣。
でも、重くない。
躍動感に溢れた演奏に心打たれました。


モーツァルトって、本当に無駄な音が一つも無いんだな。


③まもなく注文予定

■バッハ:無伴奏チェロ組曲より(Fl:ニコレ)

■テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲(Fl:ランパル)
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