元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

8月9日

2019年08月09日 | オフ

ということで、夏休み初日。

娘の部活動に合わせて朝食の準備と洗濯、ゴミ出し。
ルーティーンの家事が終わって、一息。

WOWOWをつけたら、METのマスネ/『サンドリヨン』(シンデレラ)を
やっていたので、途中から鑑賞中。
マスネはほぼ聴いたことがない作曲家(^^;)。
聴くなら何から聴いたらいいのかしら?


さて、日勤モードになると、
夕食後にすぐ眠くなってしまうのがいいけない。
ブログも、ちょっとした感想を書くにも面倒で、紹介したらすぐ終わり。
そのうち、書くこと自体忘れて流してしまうというオチに(苦笑)。

で、昨晩書けなかったことをお改めて。


1)藤村学園女子中・高校吹奏楽部:天野正道作品集/『メタモルフォーゼ』

買ったのはもう20年以上前になるか?

藤村学園と言う学校が、天野/黛と言った作曲家の作品を積極的に取り上げて独自の活動を展開しているという
話題が取り上げられ、その流れで出てきた企画だったと思う。

当時指導なさっていたのは奈良寿先生と言う方。
確かメールで何度かやり取りした覚えも。

天野氏と言えば、秋田南高校の自由曲のアレンジを長年手がけられている方として斯界では有名。
だが、氏の吹奏楽のオリジナル作品をコンクールで初めて取り上げたのがこの藤村学園だったらしい。

実際、その『エクスピエイション(贖罪)』を聴いてみると、いい作品だし、いい演奏をしている。

これ以降天野氏の作品が少しずつ取り上げられる機会が増えていき、
『放射と瞑想』とか、GRとかBRとか『おほなゐ』とか、
最近の『・・・、カレイドスコープ』とか『シネマ・シメリック』などに繋がっていく流れが出来た訳だ。


正直なところ、個人的には天野氏の作品はあまり好みではなかった。
技法としては優れたものを持っていらっしゃるし、その辺の凡百(失礼!)の作曲家とはもちろん格が違うのは分かるが、
どうにも効果重視の面があるような気がして・・・(T_T)。

しかし、この藤村学園が取り上げている初期の作品は、氏のストレートな思いのようなものが感じられて、趣が異なる。
毛嫌い?せずに、改めてきちんと聴いてみるのも大切かも。


そういえば藤村学園では、黛の『リチュアル・オーバーチュア(典礼序曲)』なども取り上げたことがあるらしい。
こちらも、日本の大切なレパートリーだと思うのだが、どこか演奏しないものかしらねえ?

 

2)東海大学第一高校吹奏楽部:ファイナル&ベスト

こちらは、東海大一高が現在の「東海大学翔洋高校」に校名変更されるタイミングで
出された音源だったと思う。

当時指導されていた榊原達氏のポリシーにより、毎年独自の選曲でコンクールに登場してくる
個性的な学校/バンドだった。
地元浜松の郷土芸能「かっぽれ」をパフォーマンスに取り上げるなど、これまた独自のステージングも魅力的。


そんな東海大一高のコンクール自由曲の録音をずらっと並べた音源。
ネリベルの『トリティコ』や保科の『吹奏楽のためのカタストロフィ』と言った作品と並んで、
印象に残ったのは、ラムの『イゴール・ファンタジー』という作品。

タイトルからしてストラヴィンスキーに対するオマージュと思われるが、
聴いてみると、これがなかなかユニークな作品で、面白い。
で、調べてみると、ちゃんと出版譜が取り扱われている模様。

作曲: Marvin Lamb
出版社と品番:TRN Music cbigo1
Musicstore.jp

たった一度で消えてしまうには勿体ない。

どこかのバンドでもう一度取り上げてくれないかな?

 

3)

実は昨日の午後から休みを取って、再び市内の図書館へ。

で、読んでみたのがこちら


諸星大二郎:諸界志異


手塚治虫:アラバスター


どちらも、大変面白うございました。

 

コメント
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