ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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石膏1

2013-02-01 13:56:28 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「石膏1」です。石膏はこれまで何度か登場していますが、タイトルとしては初めてです。

鉱物としての石膏は硫酸カルシウムを主成分としていて、それに形状や水の分子の入り方等で幾つかの鉱物に分かれます。

石膏の単結晶のものも結晶がしっかりしていて透明感もあり鉱物らしくて好ましいのですが、「石の華」的には最初に花のイメージのものを出したいと思います。今日は所謂「砂漠の薔薇」以外のものを出します。

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神奈川県足柄下郡箱根町大涌谷 産 石膏(Gypsum)

これは箱根の大涌谷の石膏です。白い放射状結晶の塊状になっており、石の華というイメージの標本です。この標本はずいぶん前に入手したものですが、どうも私は古くから鉱物に花のイメージを求めていたようです。これもそれらの中のひとつです。

Dscf3359
Dscf3367
Washington Co., Near Hurricane,Utah,U.S.A. オレンジセレナイト(Orange Selenite)

これもセレナイト(透石膏)のオレンジ色のものです。そのフラワー状に結晶した形状には菊の花のような印象を受け、これもまた石の華というイメージの標本だと思います。

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メキシコ ナイカ鉱山 産 透石膏(Selenite)

これは巨大セレナイト結晶洞窟で有名なナイカ鉱山産のセレナイトです。雪の結晶のような雰囲気を持っています。雪の結晶は冬の華ともいいますので、このセレナイトも石の華の部類に入る標本です。

結晶の花は華という漢字のイメージが似合います。

今日は石膏に石の華のイメージを求めました。

コメント
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