撮りさるく

有名かとこっちゃ無名のとこっちゃ 写真ば撮ってさるくざい

岩手大学農業教育資料館

2022-09-29 07:06:29 | 岩手
2022年8月2日(火)岩手県出張二日目は移動日にて岩手大学を訪ねた。

旧正門からユニバーシティパークを通って

11時31分、風格ある建物に至った。岩手大学 農業教育資料館 である。



個人的にこういう建築物を見ると心が躍って仕方ないのである。



この建物は1912(大正元)年12月、盛岡高等農林学校の本館として完成、青森ヒバを用いた明治後期を代表する木造二階建ての欧風建築物(岩手大学HPより)で、1994(平成6)年7月12日に国の重要文化財指定を受けた。岩手大学の前身校である盛岡高等農林学校といえば、宮沢賢治の出身校である。宮沢賢治が盛岡高等農林に入学したのは1915(大正4)年4月であるから彼もこの建物に出入りしていたであろう。



見上げてみる。カッコいい。



宮沢賢治も出入りしたであろう玄関。農業教育資料館となった現在は入館料140円、玄関入って右側にある券売機で購入するようになっている。入ろうとしたらちょうど玄関で長靴をはいた女性職員に鉢合わせ、買った入館券を渡してしまったが、あとで記念に持っておけばよかったと後悔したが、あとから入ってきた初老のご夫婦が券売機で入館券を購入したと同時に事務室から係の女性が出てきて券を回収していたので券の持ち帰りはできないのかもしれない。

内部の写真がないのは館内撮影禁止の為。動物の剥製や昔の標本、宮沢賢治関連の展示もあって140円では済まぬほど見応えがあった。
ただ明治後期に建設が開始された建物ゆえ冷房がなく、やや蒸し暑かった。ちなみに岩手大教職員及び学生は無料である。
そして初老のご夫婦の後に中年男性がおひとり入館されたのだが、このときも男性が券売機で券を購入したとたん、事務室から事務員の方が出てきて券を回収していた。まさかカメラで監視されているのではなかろうかと思ったがそれはさすがにないだろう、券を購入するとわかるようになっているものと推測。


見学を終えて玄関を出たところで最初に会った女性係員と再遭遇、写真が撮れないのは残念ですが仕方ないですなと言ったら

建物自体は大掛かりな修復がされているが、この石畳部分は建築当初から全くそのままだと教えて下さったので、写真に収めさせて頂きお礼を申し上げ、次の見学施設へ向かったので以下次号