西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

国立新美術館のこと

2007-01-23 | 住まい・建築と庭
黒川紀章さん設計の「国立新美術館」が1月20日に開館したようだ。『日経』夕刊22面で読んだ。この美術館の今までにないコンセプトについてはテレビで黒川さん自身の口から聞いたことがある。つまり、この美術館は所蔵品を持たず、いわば全世界の美術品を「所蔵品」とする「貸し美術館」である。東京だから全世界から高価な美術品を借り出して高い入場料を設定してもペイするという考え方である。どうだろうか。見守りたい。で、この設計については、ピンとくるものがあった。美術館は一般に四角いほうが展示能率が良い。ところが黒川さんは前面ファっサードをぐにゃぐにゃにしたのだ。まあ、四角四面は肩がこるという時代に「賢く」対応したものだ。仙台の伊東豊雄さん設計の「メディアテーク」に共通する点がある。もう少し○まで入れると金沢の「21世紀美術館」も同類かもしれない。
アントニオ・ガウディ設計のバルセロナの「聖家族(サクラダ・ファミリア)教会」やフンデルトヴァッサー設計のウイーンの「フンデルトヴァッサー・ハウス」(ぐにゃぐにゃ集合住宅)も思い出させる。
仙台:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/98884d4a99287cd9cbce4fdfa4c5274d
金沢:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/626e726d8e12343bc6daa2777d9d0a7d
バルセロナ:http://www.ryositu-house.net/img/kryko-.jpg
ウイーン:http://momi.jwu.ac.jp/~jyu-ishi/isikawa/sekai/austria/austria034.jpg
(写真は、国立新美術館の鳥瞰写真)

情報を全て集めるなんてのはどだい無理

2007-01-23 | 色々な仮説や疑問
グーグルやヤフーについての再説だが、彼らの情報集めの話があるが、世の全ての情報を集めるなんてどだい無理な話で、自分にとってどういう情報が有効かを地道に考えて集めるのがまっとうだ。また、グーグルやヤフーが「恣意的に」操作して検索順位を入れ替えたり情報自体を削除するなんて話を聞くと、空恐ろしくなる。まあ、それらは活用は出来るので、その分で付き合えば良いのだろうな。「情報栄えて内実滅ぶ」ことがないようにしたいものだ。