西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

21世紀美術館(1)

2006-03-12 | 住まい・建築と庭
金沢に来て小雨の中、念願の21世紀美術館に行って見た。過去のブログで21世紀美術館を話題にしているのは4件で2月27日、2月7日、2月6日そして1月9日である。まあ全体的には予想通りであった。コルビュジェは、内部の○(柱断面や曲面の壁等)を外部は□でまとめ、色彩は白、妹島・西澤さんはコルとは逆に内部の□(壁による部屋割り、廊下)を外部は○でまとめ、色彩についてはコルと同じ白である。外部はぐるりと回れる遊歩道があり、あのVictorレコードの犬が蓄音機を聞いている「ラッパ」のようなものがあちこちに立っていて、最初は地下の換気口かと思ったが、どうもそうではなく、やはり声の伝導管のようで若い人達があちこちで試していた。どことどこがつながっているのかを「発見」する楽しみがあるようだ。まわりの敷地から4方向から自由に出入りできる。敷地内の建物間は遊歩道の他は芝生である。私は、もう少し樹木を配置したほうが良かったのでは、と思う。そうすれば、外部からは樹木間に建物が見え、内部からも樹木間に町が見えるのである。今のままだと生々し過ぎ疲れる、と思う。

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