西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

大先輩:直木孝次郎さんの和歌など・・・

2015-09-19 | 時論、雑感
2015年9月19日未明、「安保法案」が参議院本会議で可決された。ぎりぎりまで野党5党が抵抗したのも評価したいが、それなら去年の7月1日の「閣議決定」に対して鋭く追及すべきだった、と思う。今日、友人のkoさんと喋っていて、そういうことを感じ思った。  全く別の空間で京大出身の古代史研究者・直木孝次郎さんが和歌を詠んでおられるが、紹介しておきたい。直木先輩は96歳であるが、過去、正月の歌会始に連なったお一人でもある。全て「朝日歌壇」に入選したものである。

・死ねと言う訓話を聞き夜を思う 72年前の雨の夜なりき(6月4日)
・特攻を命じたものは安全で 命じられた者だけが死ぬ(7月6日)
・大国のうしろにつけば安全か おまえ前行けといはれたらどうする(7月12日)

今日、たまたま『奈良民報』で拝見し、緊張した。

少し次元が違うが、学生で「安保法案」に反対した「シールズ」は、今後「、一つには、ひょっこりひょうたん島」でドン・ガバチョが歌ってる「明日があるさ」で頑張ろうと言う。女子学生の発想」・・・歌詞は「今日がだめなら、明日があるさ、
明日がだめなら、あさってがあるさ、あさってがだめなら、しあさってがあるさ。どこまでいっても、明日がある。」

やあ井上ひさしさんの作詞らしい。一方、「今度の法案に賛成した参議院議員を来年の選挙で落とそう」ということも面白い。過去、1960年の「安保闘争」では、一旦国会で承認されたら、次の「手」が見えなくて「挫折」した人が多い、今回は当時の学生の孫の世代が明るく粘り強くやっている。来年、再来年、・・・が明るくなってきた。


「花子とアン」 蓮子の放送、今でも言えること!

2014-09-24 | 時論、雑感
戦後、花子の「腹心の友・蓮子」のJOAKでの渾身の放送より:

「私が今日ここでお話したいのは平和の尊さでございます。  先の戦争で私は最愛の息子・純平を失いました。私にとって息子は何ものにも代えがたい存在でございました。”お母さん、僕がお守りします”幼いころに息子はそう言って母である私をいつも守ってくれました。本当に心の優しい子でした。子を失うことは、心臓をもぎ取られるように辛いことを私も身をもって知りました。

もしも、女ばかりに政治を任せられたならば、戦争は決してしないでしょう。可愛い息子を殺しに出す母親が一人だってありましょうか。以後、二度とこのような悲痛な思いをする母親を生み出してはなりません。もう二度と最愛の子を奪わせてはならないのです。戦争は、人類を最大の不幸に導く唯一の現実です。

最愛の子をなくされたお母さま方、貴女は一人ではありません。同じ悲しみを抱く母が全国には大勢おります。私たちは、その悲しみをもって平和な国をつくらねばならないと思うのです。私は、命が続く限り平和を訴え続けて参ります。」

感動的なメッセージだった。それは、今でも心の深みに届くメッセージだった、と思う。ビデオを何回もチェックして上記を書いた。時々、思い出して平和を追求し続けたい。

「朝日新聞」記事より、色々ありますなあ!

2014-09-06 | 時論、雑感
今日の出来事の断面を『朝日新聞』で見てみよう。

・池上 彰さんの連載について 読者におわびし説明します」/・オピニオン・社説・声 社説  社説  美浜原子炉の廃炉/ヘイトスピーチ規制  東大野球部を教えて  桑田真澄さんが語る  その他の記事・・・ウクライナ停戦合意/代々木以外に拡散(デング熱 新宿で感染か)/ABE首相49ヵ国訪問歴代最多/福島知事選 自民分裂含み/49歳 山本マサの新伝説/米、「イスラム国」包囲急ぐ・・・

「コメント」イスラム国なんていうのはスンニ派の「国」なのか。  「イスラム国」って「イスラエル」と同じような「でっち上げ国家」なのかな、まあ新聞一紙隅から隅まで読んでいくと、全世界が、どういう状況なのか分かってくるのではないか。

何故か「代々木」が注目されている・・・

2014-09-01 | 時論、雑感
ここ数日、代々木ゼミナールや代々木公園といった「代々木」が問題になっている。

代々木ゼミナール問題は、「予備校時代が終わりつつある」ことを示唆しており、代々木公園は、「デング熱の流行出発点になっている。まあ、公共の公園は、東京に沢山あるが、代々木公園も東京都管轄の公園だ。代々木公園は、元々「代々木練兵場で」であったのが戦後アメリカさんが接収してワシントンハイツとなって、国鉄(JR東日本山手線の車窓から見える「ハイカラな」住宅は、あこがれの的となった。東京には、色々な公園があるけれど、公共公園第一号とも言うべき「日比谷公園」も注目すべきだろう。

「予備校」や「公園」以外にも、「代々木」というと学生時代、「霞が関」「永田町」などとは別に・・・・・を意味していたが、今はどうなのかな。

安倍外交シュミレーション

2014-08-27 | 時論、雑感
安倍総理は、集団的自衛権の閣議決定をはかるなど強気で政治を行っている。外交についても岸田外相任せにせず自ら大筋を決める時には乗り出している。果たして上手くいくのか。

今日、テレビ(フジテレビ、関西テレビ)の「アンカー」で評論家の青山さんは、安倍総理は、日本の外交路線で(アメリカからの)「自立」の大転換をする「賭けに出た」と言っている。そのポイントは、11月に日本に来ることになっていたロシアのプーチン大統領は、ウクライナとのごたごたでアメリカやEUに抗してウクライナ国内の親ロシア派の肩を持っているため「制裁」されることになり、日本もアメリカ、EUに従う「外交路線」(プーチン大統領の訪日延期)を取っているかに見えたが、その11月のプーチン大統領の訪日を積極的に認めたことにより、日本は、アメリカとの「対立」点を持ってしまった。

しかし、一方、アメリカの「日本は中国と、もう少し仲良くやるべし」との助言にはしたがって、安倍さんは同じく11月に中国の習近平国家主席と日中会談に応じるようだ。外交は複雑だ。

さてロシアの日本への土産は何か。中心軸は、北方領土の日本にとってのプラス解決案であるだろう。対して日本は、天然ガスを買い付けますよ、というカードを切るのかな。

日本の通底する外交課題の、尖閣列島問題、竹島問題、北朝鮮拉致問題等を一気に解決する「手」はあるだろうか。


ある意味、「八方美人的」に外交を前進させよう!!ということかな。




集団的自衛権行使、閣議決定より今後は・・・

2014-07-02 | 時論、雑感
昨日、2014年7月1日、安倍晋三首相らは、集団的自衛権の行使について、閣議で決定した。時に自衛隊創立より満60年後のことであった。自衛隊創立は1954年で僕は中学一年生だった。今回の閣議決定で憲法の解釈を変えるのは、おかしい。

立憲主義の憲法は、国民が権力者による権力の濫用を押さえるものだから、憲法改正は最終的に国民投票によっていることでも分かる。その前に衆参両院の国会による発議がある。それを「閣議」という行政による変更によってやろうとするのがおかしい。

勿論これから国会による審議があるから、徹底的に審議してほしい。(小選挙区制のため国民の民意を十分に反映しているとは言いがたいが・・・)行政権より立法権のある国会が「上」なのだから・・・。また司法権のある裁判所でも違憲審査をしてほしい。今後、そのプロセスをしっかり見守っていきたい。

軍事より平和外交を、内部留保の活用をー安倍政権と共産党ー

2014-06-09 | 時論、雑感
今日(2014年6月9日(月)、参議院決算委員会の質疑を一部をテレビでたまたま見た。夕方で終わりの方、共産党の井上哲士議員が質問していた。消費税8%で「庶民」が苦しんでいる問題から入って、最後は集団自衛権の問題だった。聞いていて、案外「接点」があるのではないか、と思った。勿論、正反対の政策が多いのだが・・・。

日本共産党は、前々から庶民の消費を温めるのが、内需を高めて経済(資本主義)も好循環にする、と主張しているが、安倍さんも大企業に対して「出来れば(内部留保をくずしてでも)賃上げしてください」と言っていて、今日、自分のこの要請を「自由主義経済では異例なのだが・・・」と言い、今度、一部賃上げやボーナスアップが実現したのは「ひょっとして共産党の内部留保を1%でも取りくずせ、と言っていたのも効いたのでは・・・」とも言っている。

また集団自衛権問題で、機雷を掃海するのは武力行使で認められない、とする井上議員に対して、実は(イランの)ホルムズ海峡封鎖を想定して「事例研究」で検討していると安倍さんは言う。外務大臣も、イランとは前々から友好関係を維持し、アメリカが国交断絶しているのとは、違うことを答弁していた。この平和外交が続けば石油シーレーンで機雷掃海と言う想定は不必要ではないか、と井上議員が言っていた。大臣席は苦笑だったが・・・。

経済のベースは庶民の懐を温めること、尖閣列島問題でも竹島問題でも北朝鮮拉致問題解決でも平和外交で解決を、というのは、自民党安倍政権と日本共産党は一部「接点」があるかもしれない、と思った。共産党が今少し成長するにつれどうなるか、見守っていきたい。

国民皆で外交力の涵養を!

2014-05-21 | 時論、雑感
今、尖閣列島や竹島では、中国、韓国と領土争いをやっている。北方でもロシアとの間に領土問題を抱えている。

昔だったら、これらを軍事力を盾に「押しまくる」こともあったかもしれない。  しかし、今や「軍事力」ではなく「外交力」の時代だと思う。

昔は外交官と言えばエリートで、外国においては日本国を代表する総理大臣や時には外務大臣の役割だった。つまり日本国政府の窓口だったのである。

しかし、今や国民を守る「中心」にならざるを得ないし、事実、なりつつある。例えば、アメリカにある12の総領事館は、中国や韓国の移民から「いじめ」を受けている日本人の子どもたちの「盾」となるべきである。

外交は、総合力である。政府の真っ当な外交を中心に、国会議員の外交、野党の外交、自治体の外交、市民たちの外交全てが外交なのだ。まあ「八方美人」と言われるかもしれないが、外交は本来「八方美人」であって、敵を作ってはいけないのである。 どうでしょうか。

春の気候

2014-03-23 | 時論、雑感
今朝、NHKTVで気象予報士の解説では、(1)平均風速13m/s以上の日が一番多い月は? 答え:3月、4月(9月は台風襲来で多いのでは、と思われるかもしれないが、台風のように秒速30㍍を越す風が吹く日は多いが、平均すると秒速13㍍を越える日は、3,4月より少ないようだ。  (2)風向は、3月は北北西よりが多いが4月は南よりが多い。3月は未だ寒い風、4月になって漸く暖かい風なのか。 (3)日中の最高温度、最低温度の差が一番大きいのが4月で温度差は8℃だ。花冷えあり、夜桜見物ではコートが必要。「こうと知ったら片付けるの一寸早い」

知っているようで、はっきりとは意識していなかった。

「ごちそうさん」の分析、評価ー山下和枝対西門め比子ー

2014-03-08 | 時論、雑感


朝ドラ「ごちそうさん」の今日の分を見て、シナリオライターの気持ちなどを分析、評価してみたい。

(1)(活男の戦死公報あり、に対して)め比子は一人で夕食食べつつ途中で中止し「本当に戦死したのか」を確かめに出かける。途中、崖から転げ落ちてしまう。そこで、め比子は、自分は活男のいる極楽に行けないと思う、ご飯を食べなくていい世界だからだ。め比子は(浄土の活男に対して)「あんたがこの世に戻ってきなさいよ!」と叫んでいる・・・。

 疎開先の義姉さん和枝の家では、お手伝いさんが「(め比子を)探したらどうか、どうなるか心配」と和枝に言っている。それに対して和枝は「この程度では私は死ななかったから(心配ない)」と言っている。(その通り!和枝も昔、最初の嫁ぎ先で子供を死なせて離縁されている!)

 次の朝、め比子は近所の人に連れられて戻ってくる。そこで、和枝はめ比子に任せてある畑に連れて行って土に押し倒して「この野菜が死んだのは、あんたが世話を怠って殺したのだ。分かっているのか」と詰問する。め比子は長男の出征、次男の戦死で動転して畠の世話を怠っていたのだ。(そこには、人間、野菜の違いがあるが、同じ生きているものとしての「思い」を和枝が言っている。)

それを効いため比子は、「ひょっとしたら私が活男を殺したかも・・・」とつぶやく。自分を相対化できた瞬間だった。

(2)「和枝からめ比子へ」・・・「子を亡くしたら一、二日泣き明かしてもどうにもならない。十年、二十年経っても癒えるものではない。一生かかる場合もある。」→これは、時期も時期、東日本大震災で津波などで子供を亡くした人たちへのメッセージ、と思う。

「め比子から和枝に、会話・・・「義姉さん、一緒にご飯食べてください!」(め比子は子ども時代からづっとあたたかい家庭で食事しているので、一人で食べるのは耐えられない。

それに対して和枝は「あなたは一人で食べなさい。(私も今一人で食べている。)あなたは体も心も強い人です。あなたは送る人です。色々な人を次々と送って最後は一人になる人です。今からそれに慣れたらいいのですよ。」→高齢社会へのメッセージ/「高齢者はいづれにしろ最後は一人になるのだ。

今日は玉音放送あり、戦争は終わった。め以子は、実った茄子を握って「終わったのだ」と言っている。(ほっとしている。)畑の世話は、その後きちんとやって猪を撃退し、ニンジンなどは無事出来ている。戦後編はどうなるのかな。

こういう分析、評価どうでしょうか。

「ごちそうさん」悠太郎の満州配属?に当たって・・・

2014-03-01 | 時論、雑感
朝ドラ「ごちそうさん」は、この3月で「終わり」である。主人公の「め以子」の旦那・悠太郎は、防火演習の「不手際」から大阪市役所を「首」となり、満州の関東軍の軍属に配属されることになり出発する。

これを見ていて、僕の親父やお袋も満州に行き、向こうで妹が生まれ、終戦間際に戻ってきたことを思い出した。親父は関東軍の主計将校、もう親父もお袋も亡くなっている。事情で、親父やお袋に満州生活や本土帰還の詳しいことを聞けず、妹も1943年(昭和18年)生まれで(僕は1941年生まれで)、自分達の当時の記憶はほとんどない。戦後に両親に時に聞いた断片が記憶に残っているにすぎない。

現在の日本人でも親戚を辿ると戦争中や戦後も満州にいた人も多いのではないか。悠太郎や一家が「どう終戦を迎え、どう戦後を過ごすのか」日本の歴史的なこととの関連で知りたいものだ。

東京都知事選始まる

2014-01-23 | 時論、雑感
今日から東京都知事選が始まった。有力候補が何人かいる。舛添さんは、東京大学の政治学の教授(東大法卒)から自民党から国会議員になったが、自民党を批判して離党している。公明党や自民党の東京の地方組織が応援している。本部が支持しないのは何故か。自民党を除名された人物ということだ。これは自民党の大義名分であり、もし細川元首相が当選したら、少し間をおいて「細川支持」に転ずる目論見が透けている。

細川さん はどうか。佐川急便からの「献金」問題で首相を辞任したと言う経歴の持ち主、我々庶民が支持するには大いなる疑問が残る。小泉元首相がワン・イッシュー(一つだけの問題、脱原発)で推しているのも「どうかな」と思う。

とすれば、残るは社共が推す宇都宮さん(元日弁連会長、この人も東大法卒)かな。昔の美濃部さんを社共で押し上げた歴史を思い出す。1960年代に大学生を経験した人々には、「今一度」との共感が広がればいいのになあ。

年賀状の分析ー住んでいる所、やっていることの他に賀状そのものの特徴ー

2014-01-06 | 時論、雑感
すみません、皆さま。年末年始に色々あって、年賀状書きの時間を十分にとれず今に至っている。既に私宛に出された賀状は遅くとも明日、明後日中に着くだろう。

それら全体を分析して私への賀状の特徴を抽出すべきことは論を待たない。

で、ざっと見てみよう。住んでいる場所は、住所名によってある程度推測できるだろう。気づいたことは、「○○台」「××丘」といった住所名が目立つことだ。 今日までに来た賀状によって例をアトランダムに上げてみる。

○○台は、木津川台、精華台、光台、相楽台、日吉台など。 ××丘は、桜が丘、光ヶ丘、大住ヶ丘、登美ヶ丘、竜ヶ丘などである。

こういうのが多いことは、多くの新興住宅地は、「高台、丘」に開発されたと言える。つまり、大雨による浸水や土砂崩れに強いとも言える。

次に「やっていること」については、未だ分析抽出していないが、まあ「職場人間」が減って「地域人間」が増えていると言う仮説を持っている。

更に賀状の外的特徴ー絵や写真、文字などーについても分析しなければなるまい。


安倍首相の靖国参拝についての雑感

2013-12-26 | 時論、雑感
何故か、ツウィッターで志位和夫さん(日本共産党委員長)の言い分を見てみようと思った。

志位さんは、安倍首相の今日の靖国参拝についての米国政府の声明を紹介している。

日本は大切な同盟国であり、友好国である。しかしながら日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している」と。

安倍首相の行動は、第二次大戦後の国際秩序への挑戦であり、中韓はもとよりアメリカまでも世界を敵に回すものとなった、と紹介。

「ああそうなんだ」と思った。

今朝の気分

2013-12-07 | 時論、雑感
「流行語」織り込みの「気持ち」

拙速に「秘密保護法」を制定するなんて「じぇじぇじぇ」だな。

アメリカさんへの「お・も・て・な・し」でっか。

安倍さんは国会に絶対多数?を持つため「今でしょう!」と思うかもしれないが、我々は問題多い「秘密保護法」をゴリ押しした現政権のやり方を忘れない。

次回の国政選挙では「秘密保護法」の廃止を目指して「(100)倍返し!」だ、な。(2013年12月7日)