西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

フィジカルに木を植えることとメタフィジカルに木を植えること

2007-01-07 | 色々な仮説や疑問
今日、簡便に何処でもイヤホンで聞ける「名刺」位の大きさのラジオを買いに行った。5千円弱で中波とFMそれにテレビの音声が12ch.まで聞かれる。でも後で説明を良く見るとテレビが「地上デジタル」に移行する2011年頃からは聞かれなくなるようだ。まあ、これから4年間聞かれれば良いだろう。で、自動車の助手席で家内の買い物を待つ間、夕方、NHKラジオ第二放送・高校講座の「現代文」で新井 満さんのテキストを中心にして「木を植えた男」の物語(フランスの作家ジオノの作品)を聞いた。新井 満さん(芥川賞作家、自由訳『イマジン』、『千の風になって』は最近有名、奥さんと一緒に『木を植えた男を訪ねて』を書いた)は、実際にフィジカルに木を植え続けることも大切だが、精神の荒野にメタフィジカルに緑の木を植えることも更に大切、といったように言っている。それを聞いて「そうだな」と思った。何事もフィジカルに実行されないと、本当の成果が出ないかもしれないが、それ以前により多くの人たちに到達する「そうだな」と思わせるメタフィジカルな思想・理論がないならばなおさら無理である。思想・理論の普遍性と強さがあってこそ強い実践がバックアップされるのだろう、と思った。

夕張市のこと

2007-01-07 | 地域居住学
丁度1ヶ月前の12月7日のブログで「夕張市の破綻」について書いた。その時も頭の片隅をかすめた考えを書いてみたい。勿論、現地の実情を殆ど知らない「素人論」と思っていただいても良い。まあ、今年から続々定年となる「団塊の世代」等への呼びかけである。私も身があいたら・・とも思う。別のmixiに書いた私の記事をベースとしている。「今年から団塊の世代が大量に定年退職する。引き続き同じ職場で働く人、農業など一次産業(一義産業)に取り組む人、海外熟年協力隊に出かける人、まあ年金も十分なので海外旅行や趣味に生きる人等々と様々な生活模様なのですが、一般に会社人間から居住地人間になるので居住地のまちづくりに取り組むのも大きなジャンルだと思います。で、それに連なるのですが、ボランティア、NPO等で「夕張応援隊」を結成して、それに参加することもあるのでは・・と思います。これがうまくいくと全国様々な所で応用が可能となると思います。夕張へ行って地方自治を立て直そう!ですね。夕張でも「受け入れ態勢」が出来ればいいですね。」

セレンディピュティ

2007-01-07 | 言語・字・言語遊戯
ウィキペディア(Wikipedia)によると「セレンディピティ(英語:serendipity)とは、何かを探している時に、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見をする「能力」のことを指す。」とある。自然科学で有名なのは「アレクサンダー・フレミングによるリゾチームおよびペニシリンの発見 、フレミングが培養実験のときに誤って、雑菌であるアオカビを混入(コンタミネーション)させたことが、後に世界中の人々を感染症から救うことになる抗生物質発見のきっかけになった。」ということがある。ところでmixiの「まちづくりの達人」コミに、管理人のtadさんが「 まちづくりとセレンディピティ、このキーワードから考えられることはなんでしょう。」というトピを立てている。
で、私は「まちづくりは「三人寄れば文殊の知恵」だと思います。まあ「集団知」ですね。一人で考えていても出口が分からないとき、わいわい言っている中から、参加者の誰かが、「それはこういうことでは・・」と、引き出すことでは・・。 玉石混交の中から玉を咄嗟に見つけ出す能力ですね。これには、そういう心構えと場数が必要だと思います。 私には到底「無理」にちかいことですが・・、やってみたいですね。」とコメントしてみた。皆さんどう思いますか。