西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

『バカボンのパパと読む『老子』』に注目、ドリアン助川さんの体験より

2013-05-31 | 生活描写と読書・観劇等の文化
テレビの「100分de名著 老子」の最終回でゲストにドリアン助川さん が出てきた。角川ssc新書で『バカボンのパパと読む『老子』』の著者である。早稲田の文学部東洋哲学科卒。この本は注目し買って置いてある。

今日は、ゲストとして自ら「老子」に助けられたというか「心が広々した」というか、私にも強い印象を与えたご本人の体験を僕の言葉で紹介する。

助川さんが仕事もうまくいかず悶々としていた時、自転車で気分転換に多摩川の河川敷道(?)を走っていた時、「ああこういう広々した言わば皆の空間を悠々と使いまわすっていいなあ。周りに見える個人宅地は塀でちまちまと庭を囲んでいる。窮屈ではないか。」正にその通りである。

別の機会、しょげて自転車を漕いでいてフイと横を見たら、群生しているコスモスの花が風で一斉に揺れていた。「ああ、元気を出せよ、とコスモスが手を振ってくれている」と励まされた、と助川さんは言う。

助川さんは「『老子』の道(tao)の思想は、大自然の運行に逆らわずに身を任せることだ」とのことだ。

さてバカボンのパパは、『老子』をどう読み解くのか、興味津々である。

健康に関する諸説の検討をやっていこう

2013-05-30 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
健康情報が、巷に溢れている。常識的に「そうかな」と思っても異説が出てくる。

例えば、高血圧の原因は食塩の取りすぎ、と思っていたら、「いやいや食塩を多く取っても高血圧にならない体質の人と、そうでない人がいる。ならない体質が日本人では多数派だ」という説が出てくる。もしそうなら、自分はどちらの体質なのか、はっきり検査する方法が知りたい、となる。

で、最近たまたま「ちくま新書」で久坂部 羊(くさかべ・よう)著『医療幻想ー「思い込み」が患者を殺す』というある意味「物騒な」本を読んでいる。著者は1955年生まれ。小説家・医師(阪大医学部卒)である。

この本を離れて、先の食塩の話の他に、水を沢山(一説に日に2㍑?)飲むのが良い、という説とそんなに飲まなければならないことはない、という説があるらしい。また、体温を高めに保った方が自己免疫力も上がって良い、というのと、平均体温低めのほうが代謝がゆっくりしてより長生きになるのでは、という説もあるようだ。

こういうのは、本当は医学界で科学的エヴィデンスを基にして決着をつけてほしいと願っている。あとは自己学習である。

運動を意識的にする根拠、理由、やり方など

2013-05-29 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
健康を維持し増進するために毎日のように運動する根拠や理由はなんであろうか。

まあ一口で言うと、現在の毎日の行動が、本来そうあるべき、と言おうか、そういうものになっていないので、本来の行動に近づけるため行っている、また行うべし、と言ってよい。

例えば、パソコンの前に座って長時間、今までの人間行動になかった行動を持続すれば、目や肩や指先などが「疲れる」、それを解消するために「30分やったら休んで肩を回したり、目をつむったりするなど」をしているのだ。

逆に昔から人間が二本足になって以来、狩猟や採取で走り回ったり、農耕生活になってから腰を曲げて力仕事をするなど、無理なこともしつつ、現在に至っているから、昔使っていて現在はあまり使っていない筋肉を適度に意識的に引っ張って(ストレッチ)やるのだ

走り回る代わりに意識的にウオーキング(有酸素運動)もやっている。重いものを手や足で持ったり上げたり(筋肉トレーニング)もするのだ。

まあ、急に強くやるのではなく、徐々に、しかし継続的にやっていこう。

肩痛なしの肩硬し、日々「肩回し」などに取り組むべし

2013-05-28 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
今日は「アクティヴ・プラス」(より活動的に!)の日、地元の社会福祉協議会がやっている事業の一つで介護予防事業と言える。

まあ体をあれこれ動かす運動(ストレッチ(筋伸ばし)、パワーアップ(筋トレ)、エアロビックス(有酸素運動)=SPA)の組み合わせを約1時間半(10時から11時半頃まで)取り組む。毎週2回、3か月が1期、僕ら2人は、昨年10月からだから現在4月から3期目だ。

今期は18人ほどの参加、指導は、毎回看護師(全体進行)一人、健康運動指導士(運動指導)一人、そして数回に一度理学療法士、歯科衛生士が来て指導してくれる。今日は看護師、健康運動指導士に理学療法士が来てくれた。

私は前々から「肩凝り」と申告していて、理学療法士も僕の肩に触って「これは硬い、放置はまずいから・・・」と肩回しや肩甲骨を寄せる運動などを教えてくれた。肩もみは別にしなくても良い、というが揉むと確かに気持ちが良い。

ところで、この私の「肩凝り」は、「肩痛」を伴っていない。まあ、こういうの40年も引きずってきたのかもしれない。途中、2年ほど前に「50肩」になり左手が3か月ほど「上」にあがらなかったこともあるが・・・。

しかし「肩痛」を伴わないので見過ごして手当をしないままになる恐れがある、と言われた。心してSPAスパッとやっていこう。そして、ゆっくり温泉(=SPA)に行こうよ。

「病の起源ー脳卒中ー」早すぎた進化の代償より(NHKTV)

2013-05-27 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
2013年5月26日のテレビで「病の起源ー脳卒中ー早すぎた進化の代償」をやっていた。病気の真の原因が明確に中々分からず、まあ治療と言うと症状に対する対症療法が多かった印象だが、こういう人類進化の歴史から「病気の起源」を探るのはよいと思うし、関心もある。先週は「がん」であった。これについては又触れたい。今回の番組の「歴史の旅人」は女優の室井 滋さん。

脳卒中の定義をはっきり言っていなかったが、私の理解で、「脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など」としておこう。

現在、世界の脳卒中発症は年1500万人と言う。これは人類史においてはアフリカにおいて、700万年前から、チンパンジーと別れた時点から人類におこってきたもので、チンパンジーにはおこっていない。これは、ホモサピエンスへの進化の過程で脳が急速に巨大化したこと、6万年前の出アフリカによる生活環境の急速な変化(寒冷化など)が大きい。

脊椎動物の進化で、4億年前の魚類から脳血管は「薄く」なったが、2億年前の哺乳類から脳血管は「薄く」、脳以外の体血管は「厚く」なった。それは体はよく動かすため「厚く」なったが、脳は運動しないため「薄い」ままだった。

人間の脳血管は総計600㎞もあり、毛細血管が増えて隅々まで血液を循環させている。幹血管から毛細血管に分かれる外側で血流が速くなり血管に圧力が強くかかって「薄く」なって微小動脈瘤が出来、それが膨らんで動脈瘤になり、遂に脳卒中となる。

一応、治っても手足や口が動きにくくなる場合が多いが、何故だろうか。脳に広く分布する運動神経野から、血管が脳から体に出ていくところにあるレンズ核綿条体動脈がやられて脳卒中になりやすく、その場合、運動神経末端部に血液が行きにくくなるためである。

人間は250万年前から運動能力が進化し、石器も進化して他の動物の食べ残した肉を骨からそぎ取って食べれるようになった。

先にも触れた6万年前の出アフリカ以来、環境の変化に対応し、食物の調理や貯蔵でも塩を使うことが増え、ナトリウムイオンも増え、それを薄めるため水を多くとると「血液量」が増えて血圧が高くなってきた。これも脳卒中の遠因である。

ところが、食塩の摂取量の低いアフリカのピグミーには脳卒中は「ない」ようだ。血圧は低く、我々の場合、高齢になると血管の弾性が落ちて血圧が高くなるのに、ピグミーの場合は年齢が上がっても「最高血圧」110台のようだ。

最近、脳以外の首の血管でも「(脳)卒中」が増えだしているのは、肉類、脂類の「とりすぎ」も原因と考えられている。

「脳卒中予防」の先進取り組みは、九大医学部のサポートの下、福岡県久山町の取り組みだ。ここでは、肥満を減らし(BMI値低く)、運動も週3回以上実践して血圧を下げている。 さあ、我々も予防に励んでいこう!!




洒落句2001年いくつか

2013-05-26 | 言語・字・言語遊戯
魚有り 今日もまた 鮪(まぐろ)かな (01年12月28日「まぐろ小屋」にて)

趣味究め 須弥山(しゅみせん)までも 持っていき(01年12月28日)

あずまやを 「若竹」と名付く 分かったケ(01年12月29日)

奈良女には 才媛多し 才媛巣(Science)(01年12月29日思い出し)

吟行に 句の銀行が ありにけり(01年12月30日)

     戦争す ブッシュは今や 藪の中(01年12月21日  In the War,President Bush in bush!)

スカイ・ツリーの言葉、スカイ・タワーなのでは・・・

2013-05-25 | 住まい・建築と庭
5月22日、東京のスカイ・ツリーはオープン一周年を迎えた。

で、ふとスカイ・ツリー(直訳では「空樹」か)という言葉づかいはどうなのか、と思った。ツリーは、treeで木である。木は634メートルにもならない。

昔ならスカイ・タワーとでも言うのではないか。フランク・ロイド・ライトが最後に夢見た「高さ1マイル」の建造物は「マイル・タワー」と言われたのではないか。

何となく「タワー」というと、無機的に感じられ、有機物、植物の「ツリー」の方がよいという判断だったのでは、と推察する。個人的には「この木登り」は、したくない気分である。

脳梗塞の早期発見ー「ためしてガッテン」より

2013-05-23 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
昨日22日の「ためしてガッテン」では、脳梗塞の「早期発見」をやっていた。日本では、現在、年間20万件の脳梗塞発症をみているが、そのうち5%の1万人ほどしか「特効薬」と言われる「t-PA」が使われていない。  それは、発症してから薬が使われるまで4時間半以上経つと効果がなくなるためである。日本では、現在、平均10時間で病院治療現場に到達している。

発症した本人が何故病院に行くまで10時間もかかるのだろうか。それは本人に「正常性バイアス」がかかるからで、「危険に対する感度が下がって」「とりあえず様子を見てみよう」という行動になるかららしい。イギリスでは、これを劇的に改善する「コマーシャル」が成功したと言う。それは、「FAST」運動と言って、Face(顔の麻痺)、Arms(腕の麻痺)、Speech(ろれつが回らない)、Time(短時間で見つけて病院へ)・・・これらを「正常性バイアス」を避けて発症者本人ではなく、家族や友人に呼びかけてやってもらうことにしたのだ。

「あなたの迅速な行動がその人の人生を救うのです。」という文句が効いているようだ。 (「正常性バイアス」は本人以外には、かからない、と言う。)

日本でも、国立循環器病センターが、「FAST」カードを作り、中高生などに普及しているようだ。 健康な家族が身近にいる場合は、うまくいく確率が高いかもしれないが、単身者の場合などはどうするか、しっかり考えていかねばなるまい。

病の起源(テレビより学習)ー癌その他ー

2013-05-21 | 色々な仮説や疑問
テレビで「病の起源」を見た。まあ「進化医学」というか、人間が進化して現在に至る過程で、環境に適応して「うまく」いっても逆に病気の原因をもつくってしまう、という物語である。節目節目での変化(進化)なかなか面白い。

人類(ホモ・サピエンス)は700万年ほど前、アフリカで生まれた。同じころ別れたチンパンジーと人類は遺伝子が99%同じだが、人間が2本足で立ったということより色々と違いが生まれた。で、チンパンジーでは癌になるのは2%だが人間は30%という。チンパンジーでは、「発情期」が決まっていて、その時はメスのお尻の穴付近が「赤く」なってサインを出す。

しかし、人間の場合は、2本足で立った結果、オス・メス分業になり、メスが子供の世話をするが、オスは遠くまで狩りに行って多くの食料を持ち帰る。メスの「発情サイン」が消えてしまった。いつでもオーケーになった。(と言っても妊娠可能は月一ではあるが・・・)対応してオスの精子生産能力も(栄養の改善もあるだろうが)格段に上がった。

多細胞動物としての人間の細胞分裂も活発になり、遺伝子による細胞コピーも増えるが、コピーミスの可能性も増えて癌細胞の発生も増えたのだ・・・(と「解釈」したが・・・)

また2本足で立ったことは、別に多くの人の腰痛の原因にもなっている。(私は幸いにも現在のところ目立った腰痛はない。)近いところ(1万3千年前)では農耕が始まって前かがみの(長時間の無理な)労働も増え、体に無理がかかっている。

更に産業革命以後、夜間でも働く場合があるという労働形態となり、太陽の運行とずれた生活習慣が広まり、病気の基盤条件になっているのではないか。必要なメラトニンやビタミンⅮが太陽に当たらないと作られない。人類がアフリカにいた時代には、たっぷり太陽に当たって、それらの必要物は作られていたが・・・、勿論、太陽に当たり過ぎると皮膚がんの原因にもなるのであんばいが難しい・・・。

(ちょっとうろ覚えの個所あり。再放送見て修正したい。こう考えると「生活習慣病」という言い方は、正鵠を得ているのかな。)

元気な高齢者(年金生活者)の役割

2013-05-20 | 色々な仮説や疑問
昨日、梶浦恒男さん達との会食の会では、久しぶりにワイワイ駄弁ったが、そのうち私が最近思っている「元気な高齢者」(今のところ私もそこに入るかな・・)の役割論についてメモっておこう。昨日喋ったことの反芻・増補である。

まあ家族関係における役割と社会的役割(大体は地域的役割)に別れるかな。

家族関係における役割・・・個人的、家族的生活がスムーズに進むように生活のスタイルを変えること。基礎的生活力をつける→炊事、洗濯、掃除、育児・介護、おしゃれ、買い物、近所づきあい・・・ほぼ進んでいる。 自分の身の回りをキチンと整理しておくこと・・・ほとんどやれていない。

社会的役割(地域的役割)・・・元気ボランティア→私の現在・・・「けいはんな市民雑学大学(社会教育)」、出来れば「老々介護(福祉)→そのうち、こちらがやってもらうことあり、高齢者の順繰り取り組み、年齢が近いので相手の様子がわかる・・」」「地域孫に対する地域祖父(遊び、教育)」・・・これらはほとんどやれていない。

「老々介護」については、1982年~1983年ころにロンドンで先輩の三宅 醇さん(豊橋技科大名誉教授)と駄弁ったとき以来の思いである。(その後、少し関連ある西ドイツ事情として、当時の兵役免除の条件として、1)ベルリンに住んでいる、2)医学に取り組んでいる(医者、医者の卵である)に加えて2)高齢者介護に一定期間取り組むこと、というのを聞いたことがある。現在はどうなのだろうか。)

「友人」5人との久しぶりの会食(フランス料理)

2013-05-19 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
今日は午後から雨だった。私は、平安女学院大学時代(2005年~2009年の4年間)の「友人」と京都で久しぶりに会食した。まあ、この3月一杯で平安女学院大学の理事をしていた畏友・梶浦恒男さんが理事をやめたので、その「ご苦労さん会食」だった。

その席で当の梶浦さんから「最近、貴方のブログ余り更新してませんね」と言われ、その理由を説明しつつ、昨日から、その理由が消滅したので、「また書きますよ」と言っておいた。で、このように書いている。あと男性二人、女性二人である。

いやー色々な話をした。 場所は、花見小路四条下ル西入ルすぐの「キャレ ド ミュー」である。フランス料理なのでグラスワインも注文、私はサーモン料理だったので白ワインとした。時々こういう会食、お喋りもいいものだ。

(写真は「キャレドミュー」のたたずまい)

ブログ編集番地にようやくアクセス

2013-05-18 | パソコン関係
長らく「お待たせ」、ようやくブログ編集番地にアクセス出来、アクセス解析を見た。

月に一回くらい新規投稿(今日もそう)にもかかわらず、毎日200人位のアクセス、1000件ほどの閲覧がある。ありがたいことだ。昔の記事にも遡って、またカテゴリー別を頼りにアクセス頂いている。

他に地域snsけいはんな経由、mixi経由でのアクセスもある。今日から、少し記事更新(新規投稿)をもう少し頻繁に行って、毎日300人を超えるアクセスにしていきたい。宜しく・・・。

2013年の憲法記念日に考えたこと

2013-05-04 | 時論、雑感
改憲論者で憲法学者の小林 節さん(慶応大学教授)は、次のように言っている。

「・・・憲法というのは、日本の法体系の中で唯一、国民が権力者を縛ることができる仕組みです。権力者が判断を誤って暴走することがないよう、国民がブレーキをかけるためのものです。だから99条で天皇や閣僚、国会議員、公務員に憲法遵守擁護義務を課しているのです。
 
 これが立憲主義ということです。ここの理解がないから、改憲ハードルだけを下げよ、という考えが出てくる。・・・

自民党が憲法を変えたいというなら、正々堂々と国会の「3分の2」の多数で改憲をめざすべきです。それをしないで、まずは改憲要件の緩和からやろうと言うのは、自分たちの改憲案が国民を説得できないからです。・・・」

3日の『朝日』に憲法学者(東大教授)の石川健治さんが長文の寄稿をしているが(13面)、「96条という「革命」」という題である。見出しが二つ「立憲国家への反逆に動く議会政治家たち 真に戦慄すべき事態」「「勝つためのルール変更」選手は出来ぬ」

内容で勉強になったのは、国会で2/3以上の賛成議決が必要なのは、5つあって、それぞれの議院で(1)議員の資格を争う裁判で、議席を失わせる結論を出す場合、(2)会議を非公開(秘密会)にする場合、(3)院内の秩序をみだした議員に対して、除名の議決をする場合、(4)両院で結論の違った法律案を衆議院で再議決して国会全体の議決とする場合、そして(5)憲法改正の発議をする場合。

「これらの5つの場合のはじめの4つは、「出席議員」の2/3で議決できるのに対して憲法改正発議の場合のみ「総議員」の2/3にハードルをあげている。「それは5つの局面のうち、憲法改正発議が一番重たい問題であるからにほかならない。その際、衆議院だけでなく参議院の賛成が要求されているのも、5つの局面のうち、憲法改正が格段に重要であり、決定に熟議を要するからである。
 これに対して、現在高唱されている憲法96条改正論は、ほかの四つの局面は放置したまま、憲法改正についてだけ、通常の法律なみの単純多数決にしようというのである。
 問題の軽重に照らして、いかに内容のチグハグの提案であるかは、これだけでも明らかであろう。・・・」

新聞では「朝日」「毎日」が憲法96条の改憲発議条件として、衆議院議員、参議院議員の総数の2/3以上の賛成を1/2以上に緩和する安倍提案に反対している。珍しい対応ではないか。見守っていきたい。

憲法学者では改憲派も護憲派も多くは「ルールを変えるのは良くない」と言っている。極端なことを言うと、仮に1/2以上の発議で国民投票でも過半数を得て自民党等に都合よい「新憲法」が通ったら又2/3以上に戻して、今度は変えにくくすることも可能なのだ。そういう変なことが起こらないように「ルールは変えず」あくまで議員の2/3以上を説得できるような国民にとって魅力的な憲法案を考え出して正面から議論するべきだろう。

憲法は、あくまで国民が権力の横暴、逸脱を抑えるためにあるのだ、ということを念頭におきながら・・・。

私は、現・憲法の下で小学校から今まで過ごしてきたので、「血肉」になっている面もあるが、現・憲法は決して古くなっておらず、