最近、京都の医者の中村仁一さんが書いた『大往生したけりゃ医療とかかわるな』(幻冬舎新書)をざっと読んだ。どうも中村さんは、私と同時期に京大(医学部)に通っていたようだ。私は工学部だったが・・・。1960年入学で宇治分校にも通われたようだ。
で、現在、社会福祉法人老人ホーム「同和園」附属診療所長でれっきとした医者である。その医者が「大往生したけりゃ医療とかかわるな」というのだから、まあ尋常ではない。
しかし、読み進めるうちに「そりゃそうだ」と思える部分が多くなってきた。
本人の現在の社会的役割として「生きものとして賞味期限の切れた後の重要な役割は、「老いる姿」「死にゆく姿」をあるがままに後継者に「見せる」「残す」「伝える」ことにあります。」と言っておられる。
まあ「生きものとして賞味期限が切れた」とは、例えば鮭が川を遡上して排卵し射精したらメスオスとも役割を終えるということである。人間の場合、子供をつくらない場合もあるので、まあ種としての子孫に最後の生きざまをきちんと「見せる」「残す」「伝える」ということであろう。
で、本の「帯」に「死ぬのは「がん」に限る。ただし、治療はせずに。」とある。これも中身と理由を読んでいくと「なーるほど」ということになる。
他に「帯」に書いていることは、
・ワクチンを打ってもインフルエンザにはかかる。
・解熱剤で熱を下げると、治りは遅れる。
・鼻汁や咳を薬で抑えるのは誤り。
・”老衰死”コースの目安は7日~10日
・食べないから死ぬのではなく、「死ぬ時」だから食べなくなる。
・「がん」で死ぬのではなく、「がんの治療」で死ぬ。
・手遅れのがんでも苦痛なしに死ねる。
・年寄りに「過度の安静」はご法度。
で、「自然死」は、いわゆる”餓死”ですが、その実体は?
「飢餓」・・・脳内にモルヒネ様物質が分泌される。
「脱水」・・・意識レベルが下がる。
「酸欠状態」・・・脳内にモルヒネ様物質が分泌される。
「炭酸ガス貯留」・・・麻酔作用あり。
つまり「死に際は、何らの医療措置も行わなければ、夢うつつの気持ちのいい、穏やかな状態になる」ということのようだ。
勉強・研究していきたい。
で、現在、社会福祉法人老人ホーム「同和園」附属診療所長でれっきとした医者である。その医者が「大往生したけりゃ医療とかかわるな」というのだから、まあ尋常ではない。
しかし、読み進めるうちに「そりゃそうだ」と思える部分が多くなってきた。
本人の現在の社会的役割として「生きものとして賞味期限の切れた後の重要な役割は、「老いる姿」「死にゆく姿」をあるがままに後継者に「見せる」「残す」「伝える」ことにあります。」と言っておられる。
まあ「生きものとして賞味期限が切れた」とは、例えば鮭が川を遡上して排卵し射精したらメスオスとも役割を終えるということである。人間の場合、子供をつくらない場合もあるので、まあ種としての子孫に最後の生きざまをきちんと「見せる」「残す」「伝える」ということであろう。
で、本の「帯」に「死ぬのは「がん」に限る。ただし、治療はせずに。」とある。これも中身と理由を読んでいくと「なーるほど」ということになる。
他に「帯」に書いていることは、
・ワクチンを打ってもインフルエンザにはかかる。
・解熱剤で熱を下げると、治りは遅れる。
・鼻汁や咳を薬で抑えるのは誤り。
・”老衰死”コースの目安は7日~10日
・食べないから死ぬのではなく、「死ぬ時」だから食べなくなる。
・「がん」で死ぬのではなく、「がんの治療」で死ぬ。
・手遅れのがんでも苦痛なしに死ねる。
・年寄りに「過度の安静」はご法度。
で、「自然死」は、いわゆる”餓死”ですが、その実体は?
「飢餓」・・・脳内にモルヒネ様物質が分泌される。
「脱水」・・・意識レベルが下がる。
「酸欠状態」・・・脳内にモルヒネ様物質が分泌される。
「炭酸ガス貯留」・・・麻酔作用あり。
つまり「死に際は、何らの医療措置も行わなければ、夢うつつの気持ちのいい、穏やかな状態になる」ということのようだ。
勉強・研究していきたい。