昨日1月17日が、阪神・淡路大震災の記念日であることは多くの人が知っているが、今日1月18日が江戸時代の明暦の大火の日と知っている人は少ない。今日の『毎日』のコラム「余禄」と『日経』のコラム「春秋」は期せずして明暦の大火を取り上げている。明暦の大火は江戸時代初期の1657(明暦3)年1月18日に起こっている。丁度350年前である。ラフカディオ・ハーンの作品の「振袖火事」としても知られている。それは事実ではないようだ。実際には本郷の本妙寺が火元と言われるが、幕府からとがめられないばかりか優遇された節があるようだ。で、隣りにあった老中・阿部氏の屋敷から出火したのを「身代わり」したため、とも言われている。その後、江戸の町づくりが大いに進んだので、「都市計画責任者」の放火説もあるようだ。真相はどうなのだろうか。色々と歴史小説のテーマになりうるに違いない。「火災史」も大きなテーマであろう。(図は、明暦の大火)
今朝、ラジオ「あさいちばん」の「健康ライフ」(5時半過ぎ)で、新潟大学のお医者さんが言ってみれば「熱や痛みは治癒のプロセス」という話をしていて耳をそばだたせた。風邪で熱が出るのも頭が痛くなるのも治る途中のサインと言う。薬で熱を無理に下げると、治癒の時間が延びるだけ、ということが分かり、その先生は以来、風邪薬はやめた、と言っていた。風邪は自然には平均2.5日で治るという。前にブログ『笑いと治癒力』について書いたこともあるが、まあ基本的に人間には元々自然治癒力があるということだろう。火傷で熱を持つのも血流を多くして早く自然に治そうとしている、とのことだ。まあ極度に熱の高いときは少し薬で下げても良いようだが、風邪での38度位は自然と下ってくるという。こういう「理論」は薬屋に嫌がれるだろうな・・。