西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

湯川秀樹、朝永振一郎生誕百周年

2007-01-24 | 時論、雑感
今日、野崎光洋先生(平安女学院大学人間社会学部長、理学博士、元・滋賀医科大学副学長、阪大理学部1954年卒、上田 篤先生と大阪の高津高校同期)と話をしていたら、最近、京大であった湯川秀樹、朝永振一郎生誕百周年記念講演会に行かれて久しぶりにアカデミックな雰囲気に浸ったと言っておられた。で、その話を学生にしたら湯川秀樹という名前を知らない学生が殆どでがっくりした、と言っておられた。私も20年ほど前に奈良女子大のクリスマス・コンパ(略称クリコン)で「繰り込み理論」に引っ掛けてクリコンの駄洒落定義を言おうとして、その「繰り込み理論」の提出者である朝永振一郎という名前を知っているか(日本人で湯川先生に次ぐ二番目のノーベル賞受賞者)と聞いたら誰も知らないので、がっくりした経験がある。流石に、当時、湯川秀樹は皆知っていたが・・。まあ、現代でも朝永さんはともかく湯川さんは大学生なら誰でも知っていると思いきや、そうでもないのだな、と思った。明日でもいいからこれを読んだ大学関係者の皆さん、「君達、湯川秀樹って知ってるか」と聞いてみてくださいね。湯川さんが27歳の時に書いた論文でノーベル物理学賞を貰ったのだが、その「中間子論」について、湯川さん自身が言われた面白いエピソードを昔ブログに書いたので以下に反芻しておきたい。「クリコン」についても再掲しておく。なお1月28日(日)まで京大総合博物館で「湯川秀樹、朝永振一郎生誕百周年記念企画展」をやっているようなので見に行こうかな。二人は京大理学部物理学科卒の同級生である。朝永さんは組織人で東京教育大学(現・筑波大学)学長や日本学術会議会長を歴任している。
「子は中間子」:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/5226ac17c6212bf08eec4501c5c593d7
「クリコン」:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/a970d4731dcf353499940973aa84eeee