私の娘婿は名古屋圏で医者をやっている。で、彼と話していたら、科学、学問としての医学と臨床の医療行為は少し違う、という。医学なら人類全体に等しく恩恵が及ぶか、一定の条件をつけてその範囲内なら等しく恩恵が及ぶもの、ところが臨床の医療行為は、医者の目の前の患者一人一人に有効でなければならない。体や精神の状態が各人各様で同じ病気(病名)でも症状も各人各様だとのこと、医者はそのことを的確に判断しなければ・・・、という。そういう彼も臨床医である。なーるほど。
もう一つ医療費の計算について、一つ一つの医療行為に難易に応じて点数がつけられており、それらを合計してやられるという。で、例えば、チームで長時間手術の心臓血管外科の手術と個人で短時間手術の白内障眼科手術と比べると勿論前者の点数は高いが、白内障手術もそこそこ高く、「儲かる」ようだ、とのことだ。
まあ、考えてみると、昔は下手すると失明しかねない目の手術と命の大本の心臓手術は共に難しかったのであろう。最近は、白内障手術は大幅の進歩を遂げて10分位で成功裏に「終わる」らしい。それも失明の確率は極めて低い。1%以下のようだ。ところが心臓の手術は、内容によっては数%の「危険性」がいまだにあるようだ。
それと、点数は、もう一つ「点数」を決める「委員会」における、それぞれの科の「政治力」にも依存するようだ。
僕の観察では、心臓血管外科の「点数」をもう少し上げてもいいのかな、と思う。しかし、その分、患者の支払いが大変になる。それは、保険の中での配慮が必要になる。現実に「更生医療費」というのもあるにはある。
もう一つ医療費の計算について、一つ一つの医療行為に難易に応じて点数がつけられており、それらを合計してやられるという。で、例えば、チームで長時間手術の心臓血管外科の手術と個人で短時間手術の白内障眼科手術と比べると勿論前者の点数は高いが、白内障手術もそこそこ高く、「儲かる」ようだ、とのことだ。
まあ、考えてみると、昔は下手すると失明しかねない目の手術と命の大本の心臓手術は共に難しかったのであろう。最近は、白内障手術は大幅の進歩を遂げて10分位で成功裏に「終わる」らしい。それも失明の確率は極めて低い。1%以下のようだ。ところが心臓の手術は、内容によっては数%の「危険性」がいまだにあるようだ。
それと、点数は、もう一つ「点数」を決める「委員会」における、それぞれの科の「政治力」にも依存するようだ。
僕の観察では、心臓血管外科の「点数」をもう少し上げてもいいのかな、と思う。しかし、その分、患者の支払いが大変になる。それは、保険の中での配慮が必要になる。現実に「更生医療費」というのもあるにはある。