西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

『図書』2014年1月号 「読む」ー瀬戸内寂聴

2013-12-30 | 京都の思い出(学生時代)


 今年は岩波書店の創業100周年だったようだ。その記念講演会?で喋った瀬戸内寂聴さん(91歳)の「これまでの100年、これからの100年」が載る岩波書店の雑誌『図書』の2014年1月号をパラパラと見た。

その小文の中に「人生は恋と革命」という節があって、瀬戸内さんは「きょうはあまり若い人がいないようだけれども(笑)、諦めないで、いまからでも、人生は恋と革命だと思ってください。・・・」と言っている。

これを見て、僕が大学院生(1964年~1966年)時代、夏のゼミ旅行で若狭湾に海水浴に行ったとき、先輩で助教授だった上田 篤さんが「人生は恋か革命か学問か、だよ。で、いまのところ自分は恋や革命は卒業して学問かな。西村君は何を取るのかな。」と聞かれたことを思い出した。

一寸考えて「それら三つを並行してできませんかね」と言ってみた。23歳頃のことである。さて、今後はどうなるか。上田先輩は、確かに西山夘三先生とは一寸違った方に学問を進めていて未だ「活火山」だ、しっかり学んで、思って生きたい。

安倍首相の靖国参拝についての雑感

2013-12-26 | 時論、雑感
何故か、ツウィッターで志位和夫さん(日本共産党委員長)の言い分を見てみようと思った。

志位さんは、安倍首相の今日の靖国参拝についての米国政府の声明を紹介している。

日本は大切な同盟国であり、友好国である。しかしながら日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している」と。

安倍首相の行動は、第二次大戦後の国際秩序への挑戦であり、中韓はもとよりアメリカまでも世界を敵に回すものとなった、と紹介。

「ああそうなんだ」と思った。

建築学、都市計画学、住居学、地域居住学、生活環境学、生活学・・・。

2013-12-20 | 地域居住学
今、私は職場人間から地域人間に転換しつつある。まあ過去に職場人間として住居学や地域居住学を勉強してきたが、地域人間になって実地にそれらを実践している積りである。

何をやるにも住居学、地域居住学「つながり」と言ってよい。

その裏には、1960年以降の学生時代からの建築学、都市計画学などが横たわっているし、逆に将来のより大きな生活環境学や生活学など にもつながっていると言えよう。

日々、意識して取り組もう。

窓からの風景エピソードーイチロー邸から見るニューヨーク・マンハッタンー

2013-12-17 | 地域居住学
昨日のNHKTVのインタビューで、記者の「ここから見るニューヨークの景色はどうですか?」の質問に対して、イチローは概略次のように答えた。「元気いっぱいの時は、さらに元気になるけれど、打ちひしがれている時には、さらに追い打ちをかける残酷な風景だ。」と。イチローらしい答え方だと思った。

まあ例えば五打数ノーヒットの日などには、林立する超高層ビルは、見たくもない風景かもしれない。マンハッタンに林立する超高層ビルは、見えないが内に人間活動の膨大なエネルギーを秘め「ほとばしり出ている」ので、大抵の人は圧倒されてしまうのだ。敏感で繊細なイチローが上のように言うのももっともだ。

そうではなく仮に大きな視野を得ようとすれば大西洋が見える風景、優しい癒しを得ようとすればセントラルパークを見下ろす風景がそれにあたるかもしれない。何時か、これらを体験したいものだ。

今年の「私の字」は 史 です。

2013-12-16 | 言語・字・言語遊戯
先週の土曜日、けいはんな市民雑学大学運営委員会と地域snsけいはんなオフ会合同の「忘年会」があって、一人一人今年の「私の字」を話すコーナーがあった。

私は、18歳までの「自分史」を書き出したこともある。歴史の重層的捉え方について「一つの考え方」に至っていることもある、と思う。

一番長く、大きな歴史(自然史)は、宇宙史だろうと思う。そこで生まれた諸元素や諸物質は離合集散しつつ、現在の諸物体、諸生物に至っている。以下、色々な区切り方もあろうかと思うが、一例として示すとすれば、地球史〔46億年)、生物史(38億年)、人類史、世界史、日本史(古代史、中世史、近世史、近代史、現代史)、地域史、自分史(現在72年)と繋がっている。・・・そこで  とした。これは今年だけでなく史的に継続するものと考えています。

擂り鉢、擂り粉木・・・

2013-12-13 | 金沢の思い出
朝ドラ「ごちそうさん」は、今1923年(大正12年)の大阪を舞台に展開している。食い物が蔭の主人公なので、食材を売っている市場ー天満天神市場ーも出て来るし、その時代の道具も色々出て来る。

今日、和枝とめ以子が鰯料理をつくるため使っていた擂り鉢(すりばち)と擂り粉木(すりこぎ)は、私の子ども時代(1945年~1960年頃、昭和20年代から30年代)でも(金沢の)台所で使われていた。

懐かしい感じだった。

今朝の気分

2013-12-07 | 時論、雑感
「流行語」織り込みの「気持ち」

拙速に「秘密保護法」を制定するなんて「じぇじぇじぇ」だな。

アメリカさんへの「お・も・て・な・し」でっか。

安倍さんは国会に絶対多数?を持つため「今でしょう!」と思うかもしれないが、我々は問題多い「秘密保護法」をゴリ押しした現政権のやり方を忘れない。

次回の国政選挙では「秘密保護法」の廃止を目指して「(100)倍返し!」だ、な。(2013年12月7日)