西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

年末の大掃除、大整理等よりーカレンダー取り替えー

2007-12-31 | 生活描写と読書・観劇等の文化
年末の大掃除、大整理を数日にわたってした。夫婦二人の家だから適当で良いとも思うが、新年になると孫3人を含む娘家族5人がやってくるので、彼らが寝る空間、布団等の準備をしなければならない。妻は、孫達の下着の準備、お年玉を含むプレゼントの準備等を怠りなくしているようだ。私は、背や力の関係で、高い所に関係ある仕事、力を要する仕事を分担した。
 で、高い所に貼ってあったり掛けてあるカレンダーの取替えをした。家中で七箇所もある。N銀行やK銀行から貰ってきた1枚もの、何ヶ所から送ってきた12枚ものをそれぞれの場所に配した。
 毎年、取り替えた後、古い奴をスクラップしているものがある。それは積水ハウスから毎年送ってくる「住い関係シリーズ」である。毎年世界や日本の100ヶ所の素晴らしい空間を配している。毎月8ヶ所か9ヶ所である。来年のものは「世界の庭園100ヶ所」であるが、今までの6ヶ年のものはスクラップしてある。2002年から「歴史を創った建築物」「世界の住まい」「日本の住まい」「世界の街並み」「日本の街並み」、そして今日も今年の「世界遺産100ヶ所」を「紅白歌合戦」を聞きながらスクラップした。
 これらは6年間で600ヶ所あるのだが重複している場所もあるので、実質500ヶ所を上回る。これらのうち100ヶ所以上は既に行っているが、あとの300ヶ所以上に死ぬまでに行きたいが、行けるであろうか。

あの人からのメセージ2007 を見る

2007-12-31 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
大晦日の12ch.で午後、今年亡くなった人からのメッセージをやっていて一寸見た。私が既に、昨日、「今年、お別れした人々」に書いた人も多くいたが、そうだな、あの人もいたな、と思う人が何人かいた。その人達について記しておきたい。

・城山三郎さん、・安藤百福さん(チキンラーメンの日清食品創業者)、・木原光知子さん(水泳)、・山口小夜子さん(世界6人に入るファッションモデル、巫女さん風)、・羽田健太郎さん(ピアニスト、エンターテイナー)、・稲尾和久さん(プロ野球ピッチャー、神様、仏様、稲尾様のあの人)、・宮沢喜一さん(78代首相、護憲派)、・平岩外四さん(経団連会長、政治献金斡旋中止)、・植木 等さん(クレジーキャッツ、僧侶の息子、「無責任男」と言われたが、実は真面目)

皆さん、印象に残る方々であった。ご冥福を祈ると共に、時々思い出したい。

Across the years

2007-12-31 | 生活描写と読書・観劇等の文化
Across the years とは、日本語では「行く年、来る年(テレビ番組では、ゆく年くる年)」であろうか。1982年の暮れ、我々家族はロンドン北方に一時住んでいた。日本だったら正に「ゆく年くる年」を見る時間、BBCでは、同じような番組「Across the years」をやっていたのだ。正に「年を越えて」だな、と思った。

明日(新年)にならないと引用できないかもしれないが、高浜虚子の句に

去年今年(こぞことし)貫く棒の如きもの  というのがある。

一体、何が貫いて、何が変化するのであろうか。

過去ブログ:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/19e28edaa09fbef41ee0c09873b6437c

今年、お別れした人々

2007-12-30 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
今年の私のブログ訃報記事を上げておく。年度末にあたり、再度思い出しておきたい。

柱本 優先生(作曲家・平安女学院)http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/d6f5fd80bbd4a97aa57f3b79523e2b19
猿橋勝子さん(気象学者・猿橋賞創始者)http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/e40ed3f5fcfee4f462da9835eb243609
京大名誉教授(建築構造学)・六車 熙(むぐるま・ひろし)先生http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/eb23a3d60f8f9b76e5ed82d6b109379f
坂本直樹さん(物理学・奈良女子大)http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/b2b78daad92b84c8007736a693715621
黒川紀章さん(建築家)http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/138bb696cbb0f52fcc8496b62ec47d78
美術史家・若桑みどりさんhttp://blog.goo.ne.jp/in0626/e/06111be4187cadc1c6534d936ea26fb1
哲学者・アンドレ・ゴルツさんhttp://blog.goo.ne.jp/in0626/e/918bc4a2f1fd12981760a3bb3a1e4e1a
京大名誉教授(元建築学会会長、鹿島建設副社長)・小堀鐸二先生http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/9cb12b69b17929d6e1200928b1487df4
長嶋茂雄さんの妻・亜希子さんhttp://blog.goo.ne.jp/in0626/e/5596efcaf91bf1fece0fdcf96933f4f5
青木正夫先生(建築計画学・九州大学名誉教授)http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/ad8c6000fc9549709cea9e928835ab4b
作詞家・作家の阿久 悠さんhttp://blog.goo.ne.jp/in0626/e/83035b75f8091abc4378b802ce17b9e7
小国弘司先生(生活経営学・奈良女子大)http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/5a451bdcac69cf2d8b4ecac986d9ec09
河合隼雄さんhttp://blog.goo.ne.jp/in0626/e/59969699fa67277ae7c65ef6468ac6ad
古代史家・門脇禎二先生(元奈良女子大学生部長、京都府立大学学長)http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/4ae6de59fe7c33ddf5d6b1a744bb4aa1
伊勢河崎の西山保史さん(住民運動家)http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/55781a33db9d8cf2f16737d480e410a0
京大名誉教授(元建築学会会長、京大建築会会長)・横尾義貫先生http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/87c6133be3ae4d8f19dd5701fb43650b
俳人・飯田龍太さんhttp://blog.goo.ne.jp/in0626/e/97ed7ec3c2013a55f08f688485ec2dd3

追記:
野口孝博さん(北大教授)http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/d9d5a9d0b390abfb1370cb45ca84de03
太田博太郎先生(東大名誉教授・建築史家)http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/20c3987bb1cfeb8daf14d54e0302de38
小田 実さんhttp://blog.goo.ne.jp/in0626/e/f4269e87dae471a15e33baf8c7961d06
宮本顕治さんhttp://blog.goo.ne.jp/in0626/e/f021c1a9339e23d9a0a34463e52ee7c0
森下雅代さん(奈良女子大卒、同期生)http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/09c080c97ff235dc497bd1acbcc75db1


小澤征爾指揮を「一寸」見る

2007-12-29 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今日、Bshiで小澤征爾スペシャルを一寸だけ見た。子供音楽会でベートーベンの交響曲第五番「運命」をやっていたが、指揮を見ているだけで感動してしまう。「小澤解釈」が少しだけ分る気がした。

これは2,3年前のもので小澤さんは髪も白くなっている。しかし、15年も前に「斉藤記念音楽会」でブラームスの交響曲第一番の指揮した時の録画も第一楽章だけ見たが、ここでは小澤さんは未だ髪も黒く若々しく「ういういしい」感じだった。

で、中断して買い物に出かけ、18時半過ぎに帰宅すると、Bshiでは、まだ「小澤征爾」をやっていた。今年9月に松本で行われた「サイトウ・キネン・オーケストラ」によるエクトル・ベルリオーズ作曲の「幻想交響曲」をやっていて聞いてみた。途中、テレビニュースを見るとて一部「中断」もある。
 私は、CDでヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による「幻想交響曲」を持っている。1964年12月、今から13年前の演奏である。そこで、そのカラヤンと小澤の指揮の特徴を演奏の長さで比較してみた。

 私の腕時計で、小澤演奏は、18時53分45秒に第一楽章スタート、カラヤンのは14分13秒間の演奏、従ってカラヤンなら第一楽章は19時7分58秒に終る。小澤は19時6分35秒に終ったので23秒短い。で、第二楽章は15秒長くなるが、第三、第四、第五楽章全て小澤はカラヤンより短かかった。最後は19時41分55秒で終った。総体としてカラヤンより大分短い。現在は、やはり「せっかち」になったのだろうか。

写真は、最近の小澤さん

雨戸の桟の掃除

2007-12-28 | 生活描写と読書・観劇等の文化
年末の大掃除、今日は雨だが、昨日は天気が良く、窓ガラスを拭いてから、雨戸の桟の埃を取ろうとした。雨戸は、夏など視線を防ぎつつ、風を入れるため、金属の横桟を傾けて、桟と桟の間に空間を作っている。

その傾いた所に埃が堆積している。それを拭き取るのが難儀だった。まあ完全に取れなかった。雑巾、歯ブラシ、電気掃除機で色々試したが、すっきりと取れない。

こういう埃堆積を予測し、容易に取れる工夫はどうなのだろうか。実用新案課題であろう。

奈良女子大退官・退職教員同窓会ー衣食住をアピールしたいー

2007-12-27 | 奈良・精華町の思い出(教授時代)関連続き
今日、奈良女子大家政学部、生活環境学部退官・退職教員6人の同窓会(忘年会)が京都の伏見の「料亭」であり参加した。残念ながら男性ばかりである。皆、現役時代は何らかの「長」を歴任している。学生部長、図書館長、厚生課長、研究科長、学部長、副学長などだ。一番年長は傘寿(80歳)間際のK.先生、一番若手が65歳なり立てのM.先生、私は66歳で下から二番目だった。
色々の思い出話で盛り上がった。

その中で一つだけ「やろうじゃないか」ということがあったので記録しておきたい。私が、昔、生活環境学概論を、生活環境学部入学の全員150人ほどに講義したとき、皆に一つの課題を課した。生活環境学の中心、衣食住を考えると、食へんの字、衣へん(糸偏)の字、ウ冠の字が沢山あるが、自分の専門に則してそれらの字を列挙し説明せよ、というものである。

食へんに欠と書いて「飲む」、食へんに反と書いて「飯」・・・、衣へんに皮と書いて「被」・・、ウ冠に呂と書いて「宮」・・・、これらは何故そうなるのか、それらを集大成したどうか、ということになった。そのことによって「基本生活の衣食住の重要性」を改めてアピールしたい。
私とM.さんで取り組んでみよう、となった。白川 静先生の辞典にやっかいにならねばなるまい。


広岡達朗さんの経験談より

2007-12-26 | 生活描写と読書・観劇等の文化
ラジオ深夜便「心の時代」で広岡達朗さんの話を聞いた。5月頃の再放送である。
広岡さんは、1932年2月9日生まれ、現在75歳。広島県出身、早稲田大学で六大学野球のスタープレイヤー、巨人軍に入団、13年間過ごす、サードの長嶋とショートの広岡は並び称される。長嶋は、派手に崩れた姿勢で捕球し、派手に一塁に送球してファンを喜ばせたのに対して、広岡は、真正面で捕球することに心がけ、一塁手が捕球しやすいように送球したことでも有名。私も、若い頃、阪神の吉田遊撃手との比較で何時もみていた。

根本監督の下、西武の守備コーチの時、園田選手を外野から内野に転向させることに成功、これにより以後の「コーチ、監督業」の「教えれば人は育つ」の確信を得たようだ。巨人を追われたので、巨人に勝つことを心に誓い、ヤクルト監督の時にセリーグ優勝して果たした。現在、母校の早稲田の後輩に手ほどきしているようだ。一番楽しい時間らしい。

広岡さんの言葉で心に残った言葉:「肉体は自然に衰える。これは避けがたい。しかし、気持ちは、持ち様で何時までも若々しく保たれる。」そうありたいものだな、と思った。

インプラントと義歯そして食事

2007-12-25 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今年度(来年3月まで)は、私にとって歯の治療の年度になるようだ。
 今年度のはじめごろに旧同僚のT.先生にばったり会って、義歯、インプラントの話となり、今度のY.歯科医院を紹介してもらって現在にいたっている。
 上にインプラント3本を埋め込み、義歯を全面的にやり変えた。今日、その新義歯を初めて装着した。上には3本ほど元々の歯が残存しているが、それらの間にインプラント3本を埋め込んだのだ。それらを利用して新しい義歯を作ってもらった。結構な値段である。インプラント3本にすぐに直結して義歯を装着してしまうと、ピッタリおさまって義歯を外しにくくなると言う。
 だから次回から、インプラント1本づつ接続して、様子をみて、3月末には「一件落着」になると言う。とにかく「楽しく食べること」が人生で一番大事なことなので、これ位の出費は仕方あるまい。

聖し この夜  Silent Night

2007-12-24 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今日はクリスマス・イブだ。昨日も「聖し この夜  Silent Night」を歌った。
英語も自然と出てきた。小さい時に覚えたことは永遠ではなかろうか。

  Silent Night by Josef Mohr    静かな夜(きよしこの夜)

Silen night, Holy night,      静かな夜、聖なる夜
All is calm, All is bright     全てが静かで、全てが輝いている
Round yon Virgin Mother and Child  あの聖母と御子の回りを取り巻こう
Holy infant so tender and mild   聖なる幼な子は優しく穏やかに
Sleep in heavenly peace,      天国のように安らかに眠っている
Sleep in heavenly peace       天国のように安らかに眠っている

Silen night, Holy night,      静かな夜、聖なる夜
Darkness flies, and is light;    闇が飛び、光が現れる
Shepherds hear the angels sing,   羊飼いが天使の歌を聞く
"Alleluia hail the King!      ハレルヤ!王様万歳!
Jesus the Saviour is here.     救い主のイエスが今ここに
Jesus the Saviour is here."    救い主のイエスが今ここに

Silen night, Holy night,      静かな夜、聖なる夜
Guiding Star, O lend thy light;   導きの星があなたの光を助ける
See the eastern wise men bring   東方の賢人たちも我らの王に
Gifts and homage to our King;    贈り物を持ってきて讃えた。
Jesus the Saviour is here.     救い主のイエスが今ここに
Jesus the Saviour is here.     救い主のイエスが今ここに

プリンター買い替え

2007-12-24 | パソコン関係
最近、自宅のパソコンに接続しているプリンターの調子が悪く、ヘッドを換えてもうまくいかず、結局、買い換えることにした。

今まではCANONからEPSONとした。電器屋で聞くと、プリンターの「寿命」は5年位とのことだ。

夕方、マニュアルと首っ引きで、パソコンにソフトをインストールし、無事プリント出来るようになった。これから鋭意、年賀状を印刷しなければならないが、どうなるだろうか。

「HIVにかかって良かった」という事態がありうるか。

2007-12-23 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
速水正憲先生の講義から

癌にかかって良かった
赤ちゃんが不自由な体で生まれて良かった
親が寝たきりになって良かった

こういうことは通常ありえない

しかし、「良かった」と言う別の世界が見えてくることはないのか?
人間だけ、本当にしんどいことを逆に有意義なこと、と位置づけられるのではないか。

「介護で助けてあげている」と思っていたのが逆に「いつの間にか助けられていた」という逆転はありうることではないか。

私の過去ブログより:癌になって良かったね
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/b8eb95e39ffeb306a1b5f50b08dee87d

『病気が治らない時代』

2007-12-23 | 色々な仮説や疑問
昨日の、速水正憲先生(平安女学院大学客員教授、京大名誉教授)の『エイズと癒し』の講義で、昨日のブログ以外で「そうなのか」と思った小節についてメモを書いておきたい。

速水先生は、現代は『病気が治らない時代』と「大胆に」言われた。生活習慣病(糖尿病等)、アレルギー疾患(アトピー、喘息等)、精神疾患(アルツハイマー等)等を考えると、病気は治療によりスッキリと治る時代から病気と向き合いながら生きていく『治らない』時代に入っているのではないか。遠山の金さんではないが現代の病気に関しては「これにて一件落着」はないということらしい。

癌を治す、エイズを治すではなく、それらと『いかに(長く)付き合うか』が大切とも言われた。

そういう時代なのだな、と思った。

エイズと癒し(速水正憲客員教授講義より)

2007-12-22 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
本日、本年最後の講義日だった。平安女学院大学では土曜日だが、金曜日の講義日となっており、生活福祉学部の一回生を対象に速水正憲(はやみ・まさのり)客員教授(京大名誉教授)の「エイズと癒し」というテーマで講義があった。私も「世話係」の一人として講義を聞かせてもらった。目からうろこ、であった。

速水先生は、東大農学部卒、京大ウイルス研究所教授歴任、私より1歳年下である。エイズの研究では日本で第一人者である。

私は、エイズと言うと、アフリカの猿から人間にうつったウイルスによる病気で不治の病と思っていた。それは主にセックスを通じて伝播するもの、と認識していた。

それは間違ってはいないが、エイズの全体像ではない。やはり、全体像を把握することが大切だ。速水先生の講義「レジュメ」から全体像に通じる幾つかの点を伝えておきたい。

HIV(人免疫不全ウイルス)の四つの感染経路
・セックス・母子感染・輸血・血液製剤 (つまりセックスによるだけではない!)

エイズを起こすHIVはウイルスの中でも最もヒト(宿主しゅくしゅ)に慣れ親しむウイルスである。
(1)ウイルスは生きた細胞の中でしか生きられない。
(2)HIVは増える(子孫を残す)為には私たちの細胞の遺伝子にならなければならない(レトロウイルス)。
(3)いったん(人間の)身体の中に入ったウイルスは一生とどまる。
(4)感染した人を倒すのは、ウイルスの自殺行為である。
賢いと言われるHIVがそんなことをするのだろうか。

HIVの賢さの秘密
(1)複雑な遺伝子―情報の探知と発信のネットワーク
(2)変わり身が早い(すぐに変異する) (そのためにワクチンがつくれない)
(3)多様性を持つ(ためにクローン孫悟空のようにアキレス腱ー弱点ーを狙われると全滅する、ということはない)
(4)隠密性を持つ―細胞の遺伝子に潜み、病気として認識されない

HIVは何処から来たのか
(1)HIVの仲間―ウシ・ネコ・サルのエイズウイルス いろんなHIV
(2)中央アフリカが起源
(3)アフリカのサルおそらくチンパンジーから伝播
(4)アフリカのサルではエイズを起こさない(平和共存している)
(5)(サルからヒトへ)動物種を超えた為に病気をおこす

HIVは何処へ行くのか
(1)サルからヒトに来たばかりでギクシャク―で、病気を起こす
(2)将来、矛を納める―病気を起こさなくなる
 アフリカのサルと同様に平和共存、ヒトの自然宿主化
(3)ローカルな生態系から地球規模の生態系への移行過程
(4)細胞・個体・人類に住み続ける―身体に存在しつづける
(5)ヒトとHIVの共生

結論:HIVとも感染者とも一緒に仲良く生きていかねばならない。

薬害エイズ訴訟原告で参議院議員の川田龍平さんの事例も挙げられた。http://ryuheikawada.jp/

遺伝と環境、環境の中の食・栄養ー家森幸男さんの講義よりー

2007-12-21 | 2005年4月以降(平女、高槻、学研都市等)
 今日、平安女学院大学では客員教授の家森幸男さん(京大名誉教授)の講義があり、私は世話役だったので始めから終わりまで「付き合った」。家森さんの世界を股にかけた疫学調査を元に80枚位のスライドを2台のプロジェクターで次々写しての講義、説得力があった。前にも客員教授就任記念講演として聞いたことがあるスライド内容だったが、今日は別のことが強く頭に入った。それは「食塩摂取を日に6g位まで減らすと同時に、大豆製品を毎日食べるべし」ということだ。女性の長生きは女性ホルモンのお陰があるのだが閉経後は女性ホルモンの代わりを大豆のイソフラボンが果たすとのことだ。妻に言わなくっちゃ、と思った。
 大豆製品と言うと、まず納豆だが、毎日2,3パック食べるべし、と言う。無理なら、納豆1パックは確保して、後は豆腐、煮豆、豆乳、油揚げ、湯葉等の大豆製品を食べるべきかな、と思った。イソフラボンは、循環器病、癌等の予防にも作用すると言う。
 日本人やオーストラリアのアボリジニ(原住民)は、アフリカから人類が分散した時、大変遠くまでやってきた種族で、過酷な条件に適応する遺伝子を持つに至ったと考えられる。それは「倹約遺伝子」と言われるもので、その作用により食物栄養を最大限体内に蓄積し、食物が不足する時、その蓄積脂肪などを放出して生き延びてきたのだ。ところが、今日の「飽食の時代」にその「倹約遺伝子」が作用すると「メタボリックシンドローム(メタボ)」となるのである。現在の日本人やオーストラリアの原住民に「肥満」が多い理由の一つである。
 で、それを防ぐ食・栄養であるが、「まごはやさしい」で覚えればよい、と今日も言われた。
「ま」は「豆(大豆)(イソフラボン)」、
「ご」は「胡麻」、
「は(わ)」は「若布(海藻類)」、
「や」は「野菜(カリウム)」、
「さ」は「魚(タウリン)」、
「し」は「椎茸」、
「い」は「芋(食物繊維)」となる。

 そこで「ハイ」と手を挙げて私が発言した。「家森先生のお話を聞いていると、カスピ海ヨーグルトも重要だし、日本伝来のご飯(米)も大事となる。そこでヨーグルトの「ヨ」、米の「こ」を付け加えて「まごこはやさしいヨ」にしたらどうですか」と提案した。実際、「孫子(まごこ)は優しいヨ」と思っているのだから・・。家森さんは、「それはいいですね、頂きます」と言っておられた。今後、どこかでその言い方が出てきたら、私が最初に言ったのですからね、覚えていて下さいね。

過去ブログより:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/1d7bd966ce7ae32b5a8cbc632fcd6724