西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

「けいはんな市民雑学大学」、『京都新聞』に載る

2009-02-26 | けいはんな学研都市マター
昨日の『京都新聞』に、私達がやりだして、ほぼ1年となる「けいはんな市民雑学大学」が紹介された。画像として載せておきたいが、拡大して見て欲しい。

「けいはんな市民雑学大学」で検索して頂くとホームページに行き着くので、我こそは「市民教授」として話をしても良いという方は是非、どういうテーマで、何時ごろ出来るか書き込んで頂きたい。お願いします。

とにかく「雑学」=「That's学」(これぞ学問だ)を目指して。

唯臓論なら「唯食論」じゃないの!

2009-02-23 | 思いつきから仮説へ
最近、中公文庫版の「帯」に「脳科学万能主義に異議あり!」と書かれた『唯臓論』が発刊された。後藤仁敏さんの著作である。

まあ、「五臓六腑」(「五臓」とは、肝・心・脾・肺・腎を指す。心包を加え六臓とすることもある。「六腑」とは、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦を指す。ーウキペディアよりー)が「脳みそ」より重要ということだ。

つまり、脳の働きが良いとは、そのベースの「五臓六腑」がきちんと働いているということだろう。そうだろうな、と思う。

そうであるならば、更に遡って、「五臓六腑」に入ってくる食い物の重要性を指摘しないではおかない、だろう。つまり、唯臓論は、究極的に唯食論に行き着くのである。

これらの「つながり」は、やはり唯物論の具体というべきだろうな。食い物が臓器に至り、それが血となり肉となり骨となる。それらをベースに脳が働き、心の動きが生じるのであろう。

高所平気症と住宅の高さ

2009-02-19 | 地域居住学
最近、高層、超高層の住棟のベランダなどから転落する幼子が目立つ。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/eb1da7272b33f7639e64477c4e66d1b0

生まれてからづっと高層、超高層で育つと、私のような「高所恐怖症」ならぬ「高所平気症」になるらしい。今朝のNHKTVでも、どうしたら良いかをやっていた。(対症療法である)・ベランダに足場になるような物は置かない。・洗濯物干しは手すりから離す。・常日頃、地べたの遊び場で遊ばせて高いところは恐いと体にしみ込ませる・・・。

まあ、しかし、高層や超高層をなくすことが根本的解決策だ。幸い、私の住む「けいはんな学研都市」域には高層、超高層は殆どない。

中層(4,5階)までは、落ちても「死」までは至らぬ場合が多い。勿論、地べたの条件(柔らかい草や土の状態、硬い煉瓦やアスファルトは拙い)にもよる。人類の過去に過ごしてきた環境に留意し(虫が飛んできて、花の香が匂い、外行く人の顔がはっきり見える範囲が元もとの環境)、低層と中層を上手く混ぜた居住地造りが良いのではないだろうか。(近所の韓国や中国の超高層目指しは拙いなあ、ヨーロッパは転換しているのに・・・)

過去の「超高層住宅」記事:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/58eff9c143f6a537d183ec2bb56e6c1c


京都・伏見の町並みを見て歩いて

2009-02-15 | 地域居住学
今日、「地域snsけいはんな」の月一のオフ会で伏見に行った。新酒のつけこみ時期なので、それを見学しつつ、昼食に日本酒を飲む趣向だった。

私は、昔、京都の向島ニュータウンに住んでいたので、伏見の「大手筋商店街」は良く行ったところだ。近くの私鉄駅は近鉄の桃山御陵前、京阪の伏見桃山駅である。京都、大阪に出るのに大変便利な所だし、伏見桃山城などもあって文化的な所でもあるので、住宅地としても便利で、最近までマンション、それも高層マンションが結構建った所だ。

町並みを見つつ歩いてみると、伝統的な町屋や明治、大正の頃に建った洋館の後ろにニューっとマンションが建っている。うーんと思うが、これらの町並みが、ほぼ自然の成行きに任せた場合のものだ。

こういう雑雑した町並が日本の普通の町並である。これはこれで良いのでは、と最近は思うようになった。少し深めてみたいが「雑」の思想の系譜だ。雑草、雑食、雑学そして「雑宅」かな。

ブログから地域SNSへのお誘い

2009-02-14 | SNS、地域SNS、ブログ
ブログに書いた記事にコメントしていただき、関心を持っていただいたことから「地域snsけいはんな」にお誘いした方がいる。テッドさんである。

現在はロスに住んでおられてアメリカ人の奥さんと4人のお子さんに恵まれている。関西で育ち、関西の大学を出て、色々あってアメリカでお仕事、日本の住所は「かんさい学研都市」内にある。「かんさい学研都市」にそのうち戻ってくるのかな。「かんさい学研都市」に関心が深いことが日々の「地域snsけいはんな」に書き込まれる日記でよくわかる。

うーん、私のブログは世界中の日本語の分る人が読めるんだな。そこから関心テーマを共有する人、関心の場所が一緒な人などを結び付けるのもブログの機能の一つだな、と思った。テッドさんやご家族とそのうちリアルに「かんさい学研都市」でお会いするのも楽しみだ。

ブログの知り合いから本の恵贈あり

2009-02-11 | SNS、地域SNS、ブログ
ブログで知り合って、リアルな付き合いになったこともある(仁田昌邦さん)が、ブログで質問されて少し答えていたら、そこから繋がりでの情報も入れて本を書かれた人がいて、今日、その本が恵贈されてきた。栗林 浩さんだ。

その本は『続 俳人探訪』(文学の森社刊)である。私が若干関与したのは、芭蕉の『奥の細道』の諸本の真贋論争に関する部分だ。実は、3年ほど前に井口 洋さんが奈良女子大を定年退職の時に芭蕉に関する最終講義(退休講義と称する)をされたのだが、それをブログに載せた。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/4a75d633c4b5040e7c45ddbed103e042

これを読まれた栗林さんが連絡してこられたのだ。井口さんに伝えて論考の抜き刷りを貰って送ってあげた。それらも使って上記の本の一部を書かれたのだ。

この本の奥付を見ると、栗林さんは、北海道出身、北大大学院工学研究科修了、私より3歳上だから、今や俳句の世界を楽しんでおられるのだろう。芭蕉の本の真贋についても筆跡鑑定や紙質の科学的判定等にこだわっておられるのは「理科系」的かな、と思う。興味ある方はご一読あれ。今後とも俳句評論に注目していきたい。

ブログ付き合いの発展の一例である。

3歳児(男)マンション16階から転落死

2009-02-09 | 地域居住学
又もや転落死だ。昨日の夕方のテレビでやっていた。西宮市、3歳児(男児)が16階のベランダを乗り越え転落死だ。地上の状況を見ると住棟に接して、かなり幅広く煉瓦である。これでは助からない。「クッション性」の良い軟らかい土、低い軟らかい植栽であれば、ひょっとして・・・。でも16階じゃどうあっても助かるの、無理かな。地上がソフトでもせいぜい5階までではないか。

過去の転落死記事:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/6f9e58817c84f874c15f1e5c3cac2782

地域SNSけいはんなと「けいはんな市民雑学大学」

2009-02-08 | けいはんな学研都市マター
昨日の『朝日新聞』大阪本社版の夕刊で「近鉄けいはんな線」沿線のことが紹介され、我々がやりだして1周年を越えた「地域SNSけいはんな」や兄弟分の「けいはんな市民雑学大学」も紹介されている。ここで記事が見れるかな。http://www.asahi.com/kansai/travel/ensen/OSK200902070006.html

私は、現在「けいはんな市民雑学大学」のまとめ役(代表、通称:学長)をしている。毎月第四土曜日の午後14時から近鉄・高の原のイオン4階こすもすホールでやっています。ホームページもありますよ。http://academia.keihanna-city.com/

写真は、「けいはんな市民雑学大学」で挨拶する私(『朝日新聞』より)

先週の健康調理教室より

2009-02-07 | 食物栄養・健康・医療・農業・教育
食材とそれらを食べることの中間に食材を料理に変換する調理という過程がある。

先週の木曜日、定例の健康調理教室に行った。当日のレシピ(項目のみ):キャベツと雑穀の春スープ、きのこの玄米ごはん、キャベツのツナ・キッシュ、ごぼうの揚げ浸し、りんごケーキの計5品目であった。基本的には、「玄米・菜食」である。

ケーキがあるのは、その日は2月生まれの誕生祝いを兼ねていたからである。

当日は、何時ものメンバーの他に、色々と知った人たちが6人も参加、いつもの一回以上参加の人は10人ほど、「囲炉裏」さんが日本酒1本持ってきたので、それで誕生日おめでとう、と乾杯した。

今日学んだ細かいこと:○包丁は使っていない時は刃を向こうに向けて置く。○茶碗や皿を持ってサービスする時は、指を茶碗や皿の内側に入れない。

節分での巻き寿司の丸かじりなど

2009-02-03 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今日は節分、「鬼は外、福は内」の豆まきの日だ。また恵方に向かって巻き寿司の丸かじりをする日だ。これは海苔業界、寿司業界のしかけた行事だ。

で、奈良に行ったついでに巻き寿司を2本買った。まあ業界の仕掛けに乗った形だが帰宅して恵方の「東北東」に向かって丸かじり、これで「冬」も終わり、明日は立春である。

名古屋の孫たちからの電話連絡によると末孫の男の子(2歳弱)が大人の縫いぐるみの鬼に「恐い恐い」と逃げ回ったようだ。そういえば娘も3歳ころに京都の吉田神社で「鬼」に恐がっていたな、と思い出した。当時は、吉田神社の裏の吉田上大路町のアパートに住んでいた。

奈良女・久米学長ご苦労さん

2009-02-02 | 奈良・精華町の思い出(教授時代)関連続き
今日、『朝日新聞』教育・大学欄の「学長力」に奈良女子大の学長・久米健次さんが載っていた。この3月で6年の任期を終わり学長退任だ。ご苦労さんと言いたい。

久米さんは7つほど年下、今年、還暦である。鳥取市出身(鳥取西高校)、京大理学部卒、阪大大学院修了。原子核物理学専攻、京大では益川さんとの交流あったかな。

「・・・女子大は過渡的な措置で、いずれ役割を終える。一方、男女の性差こそ普遍的とすれば、いつまでも存在しうる。・・・」と述べている。私は、久米さんと同期に奈良女初代副学長を体験し、四つの理念をつくる世話をした。

http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/cb8c7e6d8d30e971342ecd814e6ab7f9

その理念第一に「 男女共同参画社会をリードする人材の育成
 ―女性の能力発現をはかり情報発信する大学へ― 」を置いた。これは、よく見ると共学の大学の理念でもおかしくないのである。

奈良女は今年5月に創立百周年を迎える。次の百年でどう変貌するであろうか。