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日本の民度(その3)

2020-06-14 11:15:33 | テレビ番組
麻生副総理の「民度」発言が議論を呼んだ件について、日本人の「生活習慣の違い」とか「無言の圧力」(空気を読む)がコロナ対策を成功させたと先週投稿した。一方、日本人は緩い要請でも「どうにかしてしまう」ので結果的に「根本改革を嫌う」という現場重視主義になり、IT導入が世界から大きく遅れ10万円支給が混乱を続けていると指摘した。マスコミも含めいわば自業自得であると。つまり、2つの民度があると。

民度といえばこれだけではない。もっと幅広い問題提起がある。

同時に並行してマスコミを賑わす事件が起こり「民度」論議は広範に亘る事を認識させられた。コロナとは全く関係のない所で人間の下半身に関わる事件が起こった。それは美人女優と結婚して子供を授かったばかりの芸人が不倫したという下世話な事件だ。何故、事件かと言うと単純にマスコミが取り上げたからだ。

不倫が発覚したその日は、コロナ感染状況を押しのけて民放テレビのニュース番組は週刊誌ネタを大々的に報じた。不倫は夫婦間の問題だといいながらその後も延々と報じていた。クズだ。あるMCはその理由として巨額契約のコマーシャル放映やテレビ出演がキャンセルされるからと言い訳し、番組は延々と続いた。

だが、最大の理由は多くの視聴者が有名人の不倫を知りたいと番組を見るからだ。有名人と言えどもプライベートの暴露に批判が集まれば即刻放送を止める。この種のネタはその程度の扱いだ。言い換えればテレビ局は日本人の「恥知らずな」民度を利用して、恥知らずな放送を繰り返している。不倫を食い物にしている。これも民度だ。

海外事情と比較できるほど詳しくはないが、英国の執拗な王族がらみの報道や米国の有名人スキャンダルは聞こえてくる。ただ彼等は所謂高級紙とは違うスキャンダル専門の報道ではないかと思う。滞米時に有名なモニカ爆弾がさく裂した時はCNNもトップで報じたが、私の印象では例外的な扱いだったと思う。

下半身に関わる事件は基本として「人間の欲望」から発する極めて個人的なもので、他人が善悪を云々したり公に暴露すべきではない。しかし古今東西、有史以来(多分)、人類は井戸端会議が大好きだったようだ。日本人だけでなく人類共通の性癖だが、宗教や政治制度などで国毎に特徴が現れると思う。

そう思えば大騒ぎすることもないと私は思うが、マスコミは毎度大騒ぎするのは明らかにやり過ぎだ。いじめ報道だ。マスコミは自らを貶めてることに是非気付いて欲しいものだ。かくいう私も場所をかまわず綺麗なオネーサンには声をかけて家族に呆れられる助平ジーサンだ。何か説得力がないのは自覚している。■
コメント
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