かぶれの世界(新)

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クリマン或いはイガマン

2014-10-08 12:00:48 | 食・レシピ

 台風が関東地方を直撃し足早に去った後、爽やかな秋の天気が続いている。食欲の秋の到来だ。だが、甘いもの好きの私にはちょっと辛い。最近美味しいスイーツが次々と発売され食べたいが、特に洋風の甘いものは我慢している。どっちにしても食べ過ぎは良くないが、和菓子にしなさいと言われている。

 子供の頃田舎で食べた和菓子と言えば種類は限られていた。思い出すのは葬式饅頭とか生菓子や甘納豆だが、この季節はクリマン(栗饅頭)だった。懐かしく思って今食べてみると抑えた甘みが意外に感じる。生クリームの詰まったロールケーキのような圧倒的な甘みではないからだろう。それでも子供の頃食べたクリマンは砂糖の塊みたいに甘く感じた記憶がある。

 実はここ数年食べた和菓子で新鮮で美味しいと思ったのはイガマン(いが饅頭)だ。2年前房総に行った時たまたまホテルの部屋に置いてあったものだ。見かけは赤飯の小さなお握りで、口に含むと赤飯のもちもち感の中にあんこがあった。大福のような、おはぎのような食感が絶妙だった。

 私はてっきり房総近辺の郷土名産かと思った。後で調べると、北埼玉辺りで昔から祝い事につくられた縁起物で饅頭にもち米を被せてボリューム(贅沢)感を出そうとしてそんな形になったという。今では東海地方や他の地方にもいろいろなバリエーションでいが饅頭があるらしい。

 実は先月までいた私の田舎でもイガマンを見つけて気に入って食べた。最初は房総の和菓子が何で松山にあるのかと訝った。埼玉産でも三重県産でもなく松山市周辺の町で作ったものだった。だが、どこにあろうと美味しいものは美味しい。と言っても健康を考えると甘いものは1週間に一度に抑えてぐっと我慢した。

 今、帰京してイガマンが懐かしい。近所のデパートや和菓子屋さんに行ったが見つからなかった。北埼玉の鴻巣か羽生に行くとあるらしいのだが・・・■

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