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天橋立旅行記(4)伊根の舟屋

2021-12-07 16:39:46 | 旅行記
午後2時前に三方五湖の展望台を発ち、天橋立を通り過ぎ、丹後半島の伊根の舟屋に向かった。海が荒れている報告が入り予定の伊根湾クルーズを中止する提案があったが、我々ツアー客は伊根に行きたいと希望した。私は寅さん映画に出演した石田あゆみの舟屋の娘役が好きで見たかった。

バスの窓から見た若狭湾は白波がなく静かだったが、クルーズ航路は外海の影響を受けて危険だと判断したという。宮津を過ぎて人気のない伊根の漁港が見えてきたところで、近くの道の駅に駐車し45分の自由行動が告げられた。添乗員は無理するなと言ったがすぐ下の港に歩いて下りた。

手前は漁港、左手に魚市場、対岸に舟屋の集落、右手に舟屋を模したクルーズ船乗り場があった。若い漁師風の男性二人を見て声をかけた。魚市場らしき建物でセリはやっておらず、穫った魚を売っているだけという。200人余の漁師がいる聞き、結構な水揚げがあると思ったのだが。

家内はカニ大好きだが、二人はカニを食べるなら福井県に行けとの返事。実は途中で福井県の賤ケ岳SAに立ち寄った時、カニは京都で食べよと勧められた。若狭湾の観光パンフレットにカニはなかった。奇妙な譲り合いだった。伊根のお勧めは何かと聞くと、ブリしゃぶだと漁師は答えた。

港には他に何も観光するところはなく丘の上の道の駅に戻りかけると、他の乗客がゾロゾロと階段を下りて来た。その中に家内と息子を見かけて案内役をかって出て、カニは食べられないと伝えた。残念そうだった。4時半頃の伊根湾は日が沈みかけで風情のある田舎の漁村の夕日の風景だった。

それから約1時間バスに揺られて宮津湾を戻り、対岸側にあるホテルに向かった。途中京阪神からの人達の住むというリゾートマンションが10棟前後あり、沢山のクルーザーがマンション横の広場にありお金持ちが住人だろうと思った。10分前に見た漁村の風景とは違和感があった。

夕食までに時間があるのでホテルの売店で買い物をし、お勧めの散歩コースを聞くと若い女性店員は絶対にダメときつく止められた。猪や鹿などあらゆる動物がいるのでとても危険だと。そのあと行った和風レストランでは家内の好きなカニ料理はなかった。入浴後に売店で買った地元のビールとワインを飲んで過ごした。ビールは美味しかったが赤ワインは酷い味で薬みたいだった。■

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