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自己批判出来ないマスコミと楽天との違い

2023-12-01 18:16:10 | 社会・経済
プロ野球球団楽天の森井社長は、配下の安楽選手のパワハラを認めて謝罪し事実上の解雇をしたと報じられた。選手・スタッフに緊急アンケートを実施し約10人が被害を訴え、約40人がその事実を見聞きしたと答え、安楽は暴挙の概ねを認め来期以降の契約を結ばない裁定を受け入れた。

再発防止策として、匿名で相談できる窓口設置や教育研修などを行い、森井球団社長は自身の報酬の10%を2カ月間自主返納、チーム内の病巣の根絶へ強い姿勢で取り組んでいくという。一方、安楽の今後について森井球団社長は「前所属球団としてしっかり面倒を見てあげたい」と社会復帰に向け支援していくとした。

安楽選手のやったことは残念で社会的に罰せられて当然だが、事件が明らかになった後の球団及び選手の対応は適切で今後の手本になると思った。私は事件発覚後の報道を含む関係者の対応をジャニーズ事件と比べてマスコミの対応に差があるのを注目した。

事件があると徹底して個人攻撃報道をするマスコミが、現場の記者の取材をキチンと取り上げて報道しないケースがあることをジャニーズ事件は明らかにした。その為に数百人のタレントが犠牲になり、今もテレビ番組から外されタレントとして生きる道を閉ざされている。

「犠牲者が数百人」になったのは間違いなくマスコミ報道の責任であるが、報道各社が誰一人ととして責任を取っていないと私は感じる。担当者から上司を始めトップが謝罪せず責任を取ってない。楽天球団の場合との違いは天と地ほどの違いがあるように感じる。

キチンと原因を解明し個人の責任と組織的な問題を明確にして、現場からトップまで再発防止策を打たなければ問題解決したことにならない。この問題を曖昧にしたままマスコミ報道を信じることが出来るだろうか。場合によってマスコミは報じないことがある、まるで中国みたいだ。

SNSからAIまで偽情報が溢れている今、マスコミ報道こそが国民が信じられるニュースソースであることを是非とも示して欲しい。■

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