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中田起用は敗因?

2005-03-27 15:31:37 | スポーツ
テヘランで行われたワールドカップアジア地区最終予選の第2戦の課題として多くのメディアはシステム(4バック)と選手起用(中田)の問題を取り上げている。私にはこの評価は若干違和感がある。最初の失点はこぼれ球の出所の運がなかった。2点目はイランの速攻に守備陣が付いて行けず中沢が簡単にセンターリングを上げさせフリーでヘッディングさせてしまった。イランの早い詰めと圧力にセカンドボールを奪われ、特に比較的ボールを持てる中盤の選手中村や中田がボールを奪われた時ピンチになった。日本得意のシステムが機能せず、選手個人の力強さが勝敗の結果に現れた。最初のひどいファールが影響したのかゲームを通じて中村が全く機能しなかった。多分トルシエが嫌った中村のフィジカルの弱さが出て、彼の特徴を出すことができなかったのだろうと思う。サイド攻撃も非常に少なかった。中村だけでなくフォワードも仕事をさせてもらえなかった。

私から見ると中田の動きは決して悪くなかった。ミスもあったがボールを落ち着かせ何度か決定的なパスを出したはずなのに、何故メディアは厳しい評価をしたのだろうか。連携もそれほど悪くはなかったはずだ。練習中にチームメンバーとカバーリングの仕方について意見の食い違いがあったのでゲームにも影響したという。普段から現地のメディアに現地の言葉で対応しジーコとイタリア語で直接コミュニケートする一方で、素人じみた質問を繰り返す一部日本メディアには愛想が良くないからだろうか。中田の口の利き方について良く思わない選手がいてそれをメディアに漏らしたのかもしれない。今回の厳しい評価の背景にはピッチ外の原因でもないと私には理解できない。メディアの評価は別として、日本サッカーにとって心理面の考慮が非常に重要なら、なりふり構わず早々にジーコ監督を替えないと予選は切り抜けられない。サッカー協会はどう考えているのだろうか。

次のバーレーン戦は正念場となる。勝たなければならない。バーレーンは守備が堅く速攻に優れるが、北朝鮮が示したようにワンタッチで球離れよく連続攻撃すれば得点するチャンスは何度もある。3バックか4バックかが話題になっているが、私は中盤のほうが気になる。バーレーンもイラクのように中盤の仕事をさせないよう圧力をかけてくるのは必至で、ボランチの人選が非常に重要になるだろう。その意味で小野の出場停止は非常に痛い。ジーコは中田を下げるか、回復していれば稲本を使って対応するのではないかと予測する。中村はマークされて身動きできなくなるが、フォワードががんばってスペースを作り攻めの形を作ることを期待する。結論、能書きは何でもいいから勝って欲しい。


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