かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

コロナ下の北海道旅行(2)

2020-12-01 20:31:19 | 旅行記
初日は釧路空港に10時前に着き、網走観光バスで北に向かい鶴居村で丹頂鶴を見学した。ガイドによると渡り鳥と異なり鶴居村の丹頂鶴は年中湿原に生息し増殖し、国の特別天然記念物に指定されている。我々が柵に近づいても気にすることなく何組かの親子鶴が悠然と散歩していた。

だがそんなに近くまで来た訳ではなく、手持ちのスマホではいい写真が撮れなかった。タンチョウは想像していたより大きかった。私の実家(愛媛県大洲市)でよく見かける渡り鳥のサギやカモより一回り大きく、姿かたちが美しかった。人と同じで足と首は長い方が見かけがいい。

次に阿寒湖に向かいまりも街道を北上した。55年前に訪れた時は小さな村といった印象だったが、今回はアイヌ村を過ぎると湖沿いに大きなビルのホテル数軒があった。だが、ホテルに荷物を置き街を散策するとコロナの影響で寂れたシャッター街みたい、うら寂しい感じを受けた。

30人余りのアイヌが住むというアイヌ村も人通りが無く観光客がパラパラいただけ。昼食には海藻でまりもを模した「まりもラーメン」を頂いた。記念に頂いたが味はそこそこだった。家内はコーンバターラーメンが美味しかった言い、私もまりもラーメンが生まれた経緯を聞き女主人を喜ばせた。

昼食後ガイドの案内で阿寒湖畔の林の中を歩き説明を聞いた。見慣れた濃い緑の杉やヒノキの人工林と違い、エゾ松トド松の方が風情があった。湖畔の道沿いに温泉と源を同じくする熱気が泥泡になり噴き出す「ボッケ」が数か所あり、そのすぐ近くに鹿の親子がいる珍しい風景を見た。

ここからどこに行っても大自然と野生動物の同時出現に巡り合い、住んでみたくなった。冬寒いのは無理だが11月末の寒さは我慢できそうな気がする。阿寒湖周辺は既に凍り付いた道で、歩くには注意が必要だ。でも東京で着るダウンコートで何とかなりそうな気がした。

その前に集合した街のはずれのコミュニケーションセンターで待ち時間に受付の女性と山歩きの話をした。雄阿寒や雌阿寒などは高々標高1400m余りだが中々の山容、人気のあるハイキングコースが種々あるという。若い頃に戻り最近山歩きに凝っている私はぜひ彼女と歩いてみたいと思った。だが、もう二度と来ることはないと思うととても残念な気持ちになった。■

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コロナ下の北海道旅行(1) | トップ | 医療崩壊の素朴な疑問 »

コメントを投稿

旅行記」カテゴリの最新記事