2週間前の記事「2017年大胆占い 1Q見直し」で、私の世界経済予測が悲観的なのは3つのリスク(トランプリスク・世界的ポピュリズム化・複合通貨危機)を織り込んでいるからと投稿した。正直なところ私の予測が当たらずとも遠からずなのかさえ自信が無かった。
日米ともに1-3月の経済指標は順調で世界経済は上向きに推移しているが、このところダウ平均は続落し日経平均も18000円台前半まで下落した。そんな時注目している世界的政治学者のIブレマー氏の発言を引用して、今朝の日本経済新聞は下記の様に報じていた。
「株式市場は地政学リスクの深刻さを織り込んでいない」。国際政治学者のイアン・ブレマー氏は、市場を覆ってきた楽観に警鐘を鳴らす。トランプ米大統領が踏み切ったシリアへの攻撃に「戦略はない」。米国が自ら地政学リスクを高める構図の到来に、市場は鈍感すぎたとみる。
このところの株式市場の下落は、ブレマー氏の指摘する地政学リスクを織り込む過程にあると私は理解した。「大胆占い」で予想した3つの政治リスクのどれかが起こったということだ。私の予測は少数派だと思っていたので、「弱気な予測」を内心自慢していいと思った。
ところが、政治リスクの張本人が提供してくれた1-3月の金融資産の儲けの半分が帳消しになった。予想した通りなのに痛い!そんな時、偶然にも証券会社の担当氏から連絡が入り、今が底だからと過去の統計データを示して株式投信を勧められた。何となく足元を見られた気がする。
私は日米の株価下落はそんな一時的なものではなくもっと長いトレンドになる恐れありと返事したが、正直自信が無い。企業業績は改善しても政治リスクによる更なる円安が続けば下落は続くかも、もう少し考えてみたいと即答を避けた。「痛い自慢」につける良薬が無いものか。■
日米ともに1-3月の経済指標は順調で世界経済は上向きに推移しているが、このところダウ平均は続落し日経平均も18000円台前半まで下落した。そんな時注目している世界的政治学者のIブレマー氏の発言を引用して、今朝の日本経済新聞は下記の様に報じていた。
「株式市場は地政学リスクの深刻さを織り込んでいない」。国際政治学者のイアン・ブレマー氏は、市場を覆ってきた楽観に警鐘を鳴らす。トランプ米大統領が踏み切ったシリアへの攻撃に「戦略はない」。米国が自ら地政学リスクを高める構図の到来に、市場は鈍感すぎたとみる。
このところの株式市場の下落は、ブレマー氏の指摘する地政学リスクを織り込む過程にあると私は理解した。「大胆占い」で予想した3つの政治リスクのどれかが起こったということだ。私の予測は少数派だと思っていたので、「弱気な予測」を内心自慢していいと思った。
ところが、政治リスクの張本人が提供してくれた1-3月の金融資産の儲けの半分が帳消しになった。予想した通りなのに痛い!そんな時、偶然にも証券会社の担当氏から連絡が入り、今が底だからと過去の統計データを示して株式投信を勧められた。何となく足元を見られた気がする。
私は日米の株価下落はそんな一時的なものではなくもっと長いトレンドになる恐れありと返事したが、正直自信が無い。企業業績は改善しても政治リスクによる更なる円安が続けば下落は続くかも、もう少し考えてみたいと即答を避けた。「痛い自慢」につける良薬が無いものか。■