かぶれの世界(新)

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リハビリ開始

2013-11-22 17:37:48 | 健康・病気

看護婦が包帯をほどきギプスを外すと、20日ぶりに見た右手の人差指は血のりが付きまだ青黒い内出血の痕が見えた。第2関節から付け根にかけてむくみがあった。一度も洗ってないので垢が溜っているはずだが鼻に近づけても臭わなかった。先生は触りもせずちらっと見ただけで、決めていたように「今日からリハビリです」と言った。

多分、異常が見られない限りマニュアル通りなのだろう。「これで診察は終わりですか」と聞くと、「いや、リハビリが上手くいっているか確かめるので、2週間後に来て下さい」と言われた。指示書を持って看護婦に案内されて2階のリハビリ室に引き渡された。

子供からお年寄りまで数人の患者がいた。予約がない私は40分待ちになると言われたが、読みかけの本を持参していたので待つのは苦にならなかった。小学生低学年位の年恰好の女の子が入ってきて慣れた感じで部屋の隅に行き片手を突っ込むと、シャワーみたいな音が聞こえた。付き添いの若いお母さんに聞くと温水で患部を温めているのだという。腕を骨折と脱臼したというから、私も泣き言を言ってられない。

しかし、私の番が来るとリハビリは思ったより痛かった。多分痛みで膀胱が収縮したのだと思うが、我慢できず中断してトイレに行く羽目になった。正しい呼称は知らないが「リハビリ技師」は涼しい顔をした若い男性で、女性みたいに綺麗な指をしていた。しかし、容赦なく私の指を曲げた。心の中で100回くらい痛いと叫んだ。

技師先生は筋肉と筋が縮んで硬くなっているので柔らかくして行くと、徐々に第2関節から指の付け根辺りのむくみもとれるだろうという。目標は「人差指と親指で円を作る」、今はOKマークがキツネの目みたいにしかならない。リハビリは通常1か月かかるという。おやまあ、まだ1か月もかかるのか。スポーツ選手が結構早く回復するのは何故と聞くと、彼等はそれが仕事で1日中リハビリするからという。私は勘弁してくれという気持ちだ。

リハビリは30分で終わった。先生と階下の受付に行き、待っている間にリハビリ計画書の説明を受けた。最初が肝心なので当面週3日のペースで密度濃くやりましょうと言われたが、生憎週末から伊勢志摩に旅行予定、来週火曜日からとなった。帰宅して皿洗いにチャレンジしたが皿をシンクに落とした。これからリハビリ生活が始まる。私の目標はバドミントン練習ができるまでだ。■

コメント
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