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かぶれの世界(新)

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高校野球が見せたスポーツマンシップ

2006-08-22 22:43:02 | スポーツ

全国高校野球決勝戦は文字通り高校野球史に残る死闘だった。しかし試合後互いの健闘を称える両校のフェアな態度が全国に爽やかな印象を与えた。全力を尽くした者が見せる表情が両校の選手にあった。特に二人のエースが笑顔で並んだ記念写真は象徴的だった。勝者は驕らず敗者を思いやり、敗者には卑屈にならず勝者を称える心があった。

このところ相手に対する思いやりに欠ける光景を何度も見たので本当に爽やかな気分にさせてくれた。ジダンの頭突き、セリエAの八百長、ドーピング、亀田親子の対戦相手に対する不尊な態度、北朝鮮女子サッカーの審判暴行など醜い光景ばかり見てきたので本当に清々しい気持ちになった。

この差は何だろうか。プロとアマの差だろうか。高校野球は教育の一環として位置づけられており、監督も先生として教育を受け指導している。不祥事が起きたら連帯責任を負う。コーチの差があるかもしれないが、実は甲子園は将来のプロ選手の見本市だ。

全国クラスの選手はプロを目指し既にプロ級の実力を備えている者もいる。甲子園での活躍は即巨額の契約金に結びつくと考えるとプロアマの差はどれほどのものか。一方、プロの世界でもスポーツマンシップに溢れ相手を尊敬し子供のお手本になることが一流選手の条件である。

世界野球カップ(WBC)決勝で日本とキューバの選手が試合後一列に並んで握手し相手を称え交流したシーンを思い出した。米国のプロ野球(MLB)では絶対に見かけない新鮮なシーンだった。韓国が日本戦の後に見せた態度と対照的で、勝敗とは別に日本チームが見せたスポーツマンシップを私は誇りに思った。高校野球が求める厳格さは時に形式的な感じを受けるが、それが日本野球のよき伝統に貢献しているかもしれない。

最後に野球少年だった私のチョット専門的な思い。両投手は将来日本を代表するピッチャーになる素質があると思うが、あんなに無茶苦茶な連投をさせて大丈夫なのか。高校野球時代がピークだったということにならないか。選手生命にかかわることであり科学的な調査が必要と思う。マスコミがヒーローの家族まで追っかけプライバシーを暴き選手をスポイルするのも程々にして欲しい。■

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