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当季の季語に「桜蕊降る」という長いのがありますが正に今盛んに降りつつあり、地面を赤く染めています。
つい先日一面に花びらで覆われていたのが嘘のようですが、これが現実で時は人を待たず一瞬にして通り過ぎて行きます。
花は葉に、赤子は若者に、若者は老人に、老人は去って行くのも未来永劫変わらぬ自然界と人間界の摂理とでも言えるのでしょうか。
何だか空しいような感じがしないでもありませんが、決してそんな積りで書いているのではありません。
自然界の花たちが芽生え成長し、花開き実をつけ枯れていく一生の夫々のステージで美しいのと同様に、我々人間もどの部分でも輝いていると思います。
実際にある程度それを実感するのはやはり年をとってからで、多くの人達があの頃は良かったと振り返るのもその左証でしょう。
少し教訓めいたことになって恐縮ですが、今の幸せに気付いて感謝の念を忘れないようにしようと思っています。
地上の桜蕊
満開のカランコエ
同撫子