大10同好会

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政治の混迷について(土井)

2010年04月22日 15時09分15秒 | Weblog
昨日は24度近くの好天、一転して今日は全国的に雨の肌寒い天気になっていて不順な気候がずーっと続いています。
我国の景気も回復の兆しが見えそうで見えない低迷状態から抜け出せません。
その上に政治までがここに来て混迷の度を深めています。

衆院選で圧勝して政権交代を実現させ、国民の期待を背に華々しく登場した民主党鳩山内閣は事業仕分けで点数を稼ぎました。
これ迄国民の目に触れることのなかった税金のムダ使いというか、いかにもいい加減な使われ方を白日の下にさらし、政権交代の効果を感じさせました。
しかし良かったのはそこ迄で、その後、首相と幹事長の金銭疑惑は双方共責任を回避し、明快な説明もないままで何とか逃げ切ろうとする態度が国民の不信を買い、支持率が急落しています。
それだけに留まらず普天間基地の移設問題での迷走やブレまくる鳩山発言、党内の不協和音等で発足一年を経ずして内閣は危機的状況に陥っています。

一方最大野党となった自民党も醜態をさらしています。
政府の職を追われた上に党の要職にも就けなかった不満分子が執行部批判を繰り返した上に、政策ではなく参院選と次の権益獲得だけを目標に離党、新党結成に走っていますが、そこにあるのは自分達の権力と利益に対する打算と欲望だけで、国民に対する奉仕の精神は微塵も感じられません。

何ゆえにかくも政治が乱れているかといえば、最大の原因はトップがリーダーシップとカリスマ性に欠けることに他なりません。
政治の混乱がしばらく続いても直接的、短期的には影響は少ないので、誰がやっても大差はないと国民は醒めた目で見つめることになります。
しかし私に言わせるならこれは大きな間違いで、リーダーシップと信念を持ったトップによる安定政権こそが国民に幸せをもたらす最大の要因となります。
ではそんな人が居るかといえば、この際ですから、他に無いなら、色んなことや反対意見はあっても、全て眼をつぶって小沢一郎にやらせる(やってもらう)手もあると思うのですが、どうでしょうか。