季節の移り変わりと街の変貌（土井）

昨日は２０度を越す陽気、今日は一転して「花冷え」の一日となりました。
満開の桜もこの寒さにじっと散るのを我慢しているように感じられます。
しかしよくしたもので明日あたりから「散り初む」、「落花盛ん」の様相となり、瞬く間に「葉桜」の候となります。

自然界の変化程ではなくても人の世も確実に変貌を遂げています。
身近な所で商店が閉店したり、商売変えをしたりは今や日常茶飯のことで、ふと見たら全くの更地が目に付き、ここは前に何があったか思い出そうとしてもなかなか思い出せないこともよくあります。

今日一寸所用で自転車で３～４分の「尾西緑道（びさいりょくどう）」に行く機会がありました。
ここは植え込みや遊具、ベンチ、トイレ、照明などが整備された、市民憩いの散策ロードとなっています。
写真は評判の良い喫茶店併営の甘味処ですが今日は奥さんが一人で店番をしていて、少し立ち話をしました。
私は７～８年前までこの店の通りを隔てた向かいに菜園を借りていて、水はこの店の散水用水道を自由に使わせて貰い、喫茶店に寄ったり、客足の途絶えた時を見計らって出来た野菜を届けたりしていました。
その頃はご主人も息子さんも忙しそうにしていましたが、偶々なのか今日は二人の姿を見ませんでした。
そして私が借りていた菜園の場所は雑草が生い茂る荒地になっていました。