半夏生（はんげしょう）（土井）

今年の梅雨は空梅雨との予報が出されていましたが、暑い日が続いたり雨が集中的に降ったりする一寸偏った変な天気に見舞われています。
当地の今日は朝からの曇り空で蒸し暑く、例によってＧゴルフ、喫茶店、詩吟のコースをこなし、畑に寄ってキュウリを採って帰って来たところです。

今、九州や山口の地は激しい雨のようですが在住の諸兄の周辺は大丈夫でしょうか

この梅雨も半ばの頃、夏至から数えて十一日目が「半夏生」で陽暦では七月の二日か三日にに当たり今年は明日がその日になります。
その名の由来はサトイモ科の多年草、半夏と呼ばれた烏柄杓（からすびしゃく）の生える頃という意味のようです。
昔はこの日を田植えを終える日とするところが多かったそうです。
この日以後の田植えは時期的に遅くなって、収穫がままならなかった為と言われています。
九州では梅雨の終りの休み日、関東では畑作の祝日であるように全国で様々な農事に関する風習があります。

　　　磐梯をしんそこ濡らし半夏生　　　阿部みどり女

　　　鯉の口朝から強し半夏生　　　　　藤田湘子

　　　六人の詩吟の稽古半夏生　　　　　たくみ