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大統領選と衆院選(土井)

2008年10月17日 21時44分18秒 | Weblog
大本命と見られていたヒラリー・クリントンに勝ち、来月の本選挙にも優勢が伝えられているオバマが次期米国大統領になるのはほぼ間違いないでしょう。
それにしても米国の大統領選挙は長期に亘る過酷なもので、候補者は大変ですが、一般市民はより関心が高まり、参加意識もいやが上にも盛り上がり、誰に投票するかを真剣に考えざるを得なくなります。
従って当選すれば真に国民の負託を受けたことになり、その権限の強大なことも納得できます。

振り返って我国の場合、首相は間接選挙で、衆議院議員の中から衆議院議員の選挙によって選ばれます。
国民の意思が反映されることは米国に比べて遥かに小さくなります。
その衆院選も今年中には行われると予想されていて、一般国民の関心も高まっていますが、残念ながら我国の場合その関心は選挙の結果がどうなるかであって、誰に投票するかではありません。
選挙に勝つ要素は地盤、看板、鞄が圧倒的で、まずこれが無くては始めから話になりません。即ち個々の有権者の意思が反映され難いのが現状です。
唯世間の「風」がどう吹くかには大きく左右されます。
一例としては郵政民営化の風を起こし、それに乗った前回の衆院選があります。
今回は相次ぐ首相の政権途中投げ出しで、風は自民から民主に吹きかけていましたが、麻生さんの登場、小沢さんの健康問題等で分からなくなりました。
小沢さんが策士のイメージがあるのに対し、麻生さんが自分の言葉でハッキリものを言っているのが好印象を与え、民主に吹きかけていた風が失速しているような気がします。