事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

速報CS 中日 4X - 3 巨人

2010-10-23 | スポーツ

ついに終戦。
怨念の、とか「閉塞感VS若大将」とかよけいなフレーズをつけてすみませんでした。すばらしい試合を選手たちはやってくれたなあ。

小田、河原という元巨人組のふんばりはうれしいし、最終回に2点差を追いついた巨人のねばりはおみごと。

例によって亀井に執着したことと、長野との代打の順番をまちがえた采配ミスなど、考えてみれば小さなことだ。フランチャイズでの勝ち方を確立した落合の方が指揮官として上だっただけ。

山口、久保は責められない。
ナベツネはクルーンに激怒しているようだけど、久保の復調がなかったら、今シーズンの巨人は見るも無惨な結果になっていたはず。

問題は、先発投手の見切りが早すぎ、リリーフ陣を酷使してきたつけが……まもなく、特集します。

それにしても東海テレビの中継はお粗末。音声がブツ切れなのは我慢できても、だからこそ過剰な演出がかえって目立ってしまい、これだから地上波は……とあきれてしまった。

おまけに、山形においてさくらんぼテレビは番宣と自社広告しかCMの時間帯に流せないのである。経営は大丈夫なんだろうか。「テレビの人」で特集したように、流すべきCMをぜんぶ消化してしまったのとは違うはずだし、心配。

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解説者を評定する 「今中慎二」

2010-10-23 | スポーツ

Imanaka06 「江川VS張本」篇はこちら

大沢親分が亡くなったのは哀しい。サンデーモーニングにとっても痛恨事だろう。もはや、張本を制止できる存在はいないのではないか……土橋かいっ!うわー日曜の朝から東映くさいこと。まことに懸命な人選であろう。あの時間帯は怖い顔じゃないとダメなのね。

昨日は若手事務職員たちとなじみの店で飲んでました。街の中心部にある店なので有線テレビに加入しており、CS「中日VS巨人」を試合開始から終了までカウンターで観戦。なんて迷惑な客。オレは昭和三十年代の貧乏人か。

何が心配だったかといって、ひょっとして一点もとれないままシリーズが終わっちゃうんじゃないかとヒヤヒヤ。

「なんでそんなに自虐的なんすか」

と後輩たちに揶揄されまくり。ファン、ってそんなもんだよ。
まさかまさかの阿部のホームランで勝って(あのライナーがナゴヤドームでスタンドまで行くとはおそるべし)気持ちよく帰ることができました。

さて、今中。

あの必殺のカーブで巨人から勝ちまくった今中は、しかし94年10月8日、いわゆる10.8決戦では敗戦投手になっている。

どこまでもしなるスリムな身体から、切れ味鋭い速球とカーブが同じようなフォームでくり出される。そりゃ、打てんわ。

甲子園出場経験のないひ弱そうな高校生を、ドラフト1位で指名した中日は、慧眼のスカウトがいたということか。初登板のときの相手が野茂だったというのはウィキペディアではじめて知りました。

ケガさえしていなければ、むしろメジャー相手の方がクルクルとバットは空を切ってくれそうなタイプだったので渡米しただろう。もっとも、名古屋の財界が彼を手放すはずもないか。彼らは早く落合の治世が終了し、生え抜きのお坊ちゃんに監督をしてほしいんだろうな。

そのお坊ちゃんは、試合後のインタビューなどでも無愛想だったし、よもや解説者には……と思ってたらなっちゃった。しかもアナウンサーを制するようにしゃべりまくり。でも、声とルックスのイメージの落差はすごい。声だけだと完全に川上哲治なのである(笑)。

さて、解説者としての力量だけれど、聴いていて決して楽しい解説ではない。必ず、それはもう必ずアナウンサーの発言は今中にとって否定される運命にあり、選手のファインプレーも、たいしたことはないんだと一蹴されてしまう。彼と中継を組まされるアナウンサーはお気の毒。

特に投球術の解説はけっこうディープなだけに、そこんとこは頼むよ今中。先輩も呼び捨てにするってあたりは、体育会系っぽくなくてむしろわたしは評価するんで。

武田&仁志篇につづく

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速報CS 中日 2 - 0 巨人

2010-10-21 | スポーツ

最初の試合から怨念噴き出しまくり。
点差が開いているのに(いくら短期決戦だとはいえ)過剰な戦力をお互いが投入。

いやー落合も原もやってますね。
もっとも、今日の原は(っていうか今シーズンの原は)その選手起用がよくわからない。
なぜにマイケル?なぜに亀井?

今日の試合も、結果的に亀井がノーヒットだったことで傷口はぱっくり。

負けるべくして負けたって感じ。
野球の質が違う。
かつて西武に日本シリーズで四タテを喰らい、人の善い岡崎に

「野球観が変わりました」

とまで言わしめたあの時以来の屈辱。

なにしろ18イニングで1点もとれないのだから言い訳のしようがない。

硬直化した選手起用がその一因であることは確実。(またしても亀井が……)
谷も松本もソンヨプも使わないままに終わったのは、使わせるスキを落合采配が与えなかったということだろう。おみごとでした。

小笠原がブレーキ?でも巨人も和田はきっちり抑えていたんだからそれもおあいこ。岩瀬を温存できたあたり、完全に中日になめられている。まさか落合はCSに勝利しても「あちらのチームからは開放感が感じられ……」なんて不用意な発言はしないだろうしなぁ。

チームのなかの不協和音がこれからさらされまくるんだろう。
巨人ファンとして願うのは、そこに野球を愛してなどいない某老人のよけいなコメントが影響してくれるなということ。

あー肩がこった夜。

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明細書を見ろ!2010年10月号裏版~懲戒処分PART6

2010-10-21 | 明細書を見ろ!(事務だより)

懲戒処分PART5はこちら

さて、今回は予告どおり摘発回避実践編。まずは、どのようにしてスピード違反は摘発されるのかをお勉強しましょう。

主なやり方は以下の三つです。

1.オービス

2.道路脇の典型的なネズミ取り

3.追尾式速度取締り

……ひょっとしてオービスとNシステムの違いも知らない人もいるかもしれないので、そこから解説しましょう。え、Nシステムを知らない?そこからかー。

Nシステムというのは、本来は交通秩序維持のために設けられたはずの、自動車ナンバー自動読取装置。一基1億円もする高額装置のくせに、全国津々浦々に設置されています。

犯罪捜査にも活躍していることはもちろんですが、公安がターゲットの生活習慣や旅行地を知るために利用している“かもしれない”あたりが怖い。断定できないのは、目的外使用は絶対にしないし、データも保存していない建前だから。

しかしこれはすごい話です。主要幹線を通るすべての自動車利用者をデータ化しているのですから。確かに犯罪捜査で、特に広域捜査においてNシステムはかなり有効。しかし気味が悪くありませんか?あ、話がそれた。PART7につづく

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明細書を見ろ!2010年10月号オモテ版「人事委員会勧告」

2010-10-21 | 明細書を見ろ!(事務だより)

13assassins05 2010年9月号「人事院勧告」はこちら

 先月と同じタイトルじゃないかと誤解されそうですが、先月号は「人事院勧告」。国家公務員の給与関係。今回は、まさしく山形県職員であるわたしたちに直接影響する勧告です。

 県の機関である山形県人事委員会が(もちろん人事院勧告の影響をはげしく受けながら)山形県職員について『給与とかはこう変えた方がいいだろや』という勧告をおこなったのが今月7日。さて、人事院勧告とどんな違いがあったか、あるいはなかったか、職種・年代ごとに検証してみましょう。

◆全員

期末勤勉手当の支給月数が微妙に他県と違っています。これまで山形県の月数は3.9月で全国45番目。国や他の都道府県は4.15月が主流で、0.2月分減額しろというのが人事院の勧告でした。

最初から低いところへもってきて同じように減額されたらたまらない。ということで山形県は0.15月減額して年間3.75月を勧告。まあ、このまま通れば国との差は0.05月縮まったことにはなります。

◆40代以上

給料が減額されます。たとえ現給保障されていても、減らされるであろうことが勧告されています。

◆56才以上の校長

もっとも大きい影響を受けるのがこの人です。給料月額・管理職手当から1.5%を減額する、と。ほんとうは職種にかかわらず全員から減額したかったはずですが、年齢要件で減額するのはどうしたって理屈に合わないので、あまり文句を言わない管理職に限定した、というのが本音でしょう。

 問題は、です。人事院・人事委員会勧告がこうやって出ても、“それ以上に減額する”動きがみられること。なにしろ公務員の人件費を2割カットするのが与党のマニフェストでしたから。

 もれ伝わるところでは、民主党は人勧以上の減額(深掘り、と呼ばれています)はギブアップしたとのこと。鳥取県知事だった片山善博総務相、蓮舫公務員制度改革担当相あたりが主導したようです。しかし特別立法までかまして、なんとかもっと深く掘ろうという動きは消えていません。ふう。脂っこい話がつづいたので、定年延長については来月以降に解説します。

裏版「懲戒処分PART6」につづく

画像は、庄内映画村がらみでは久しぶりのヒット作、○○○スポーツの△△さんも出演している「十三人の刺客」。
宣伝では13人で300人斬ったことになっていますが、どう考えても600人は斬っています。

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港座上映会~「愛染かつら」

2010-10-20 | 港座

Aizenkatsura04  こ、こ、この性悪女がぁ!

 映画を見終わって、思いきり叫びそうになった。港座上映会での「愛染かつら」。

 なにしろ主役の高石かつ枝(田中絹代)という看護婦がとんでもないのだ。

彼女が勤務する病院は、看護婦は独身が原則。んもう今ならそんなルール、雇用機会均等法だの労基法だので粉砕されるに決まってるんだけど、かつ枝は娘がいることを隠して勤めている。

 それはかまわないにしても、自分に好意をもっているに違いない病院の跡取り息子(上原謙)に対しても、いつまでもいつまでもそのことを隠し続け(別に隠すつもりはなかったんですが、って歴然と隠してるじゃん!)、いよいよ息子と駆け落ちする夜、自分の娘がはしかにかかったので断念。ん?娘は姉に預けてあるといっても、その存在を隠してたわけだからこれから娘をどうしようと思ってたの?

 ちょっと歌がうまいからと最後は歌手デビュー。でも独唱会で、昔の同僚のために衣装を白衣にする……って用意がよすぎるぞ高石!あざとくないかかつ枝!

 隣で観ていた妻は上原謙の方に激昂していた。

「駆け落ちする決心までしてよ、女の方が来なかったからって、たった三日で実家に帰ってくるってどういうこと?」

 この根性なしがぁ、というわけ。花も嵐も踏み越えてないじゃないかと。くわえてこの息子は、お父さんが亡くなった途端に病院を閉めるなど経営の才は皆無。親が決めた婚約者(桑野通子)は「持参金あつかいは嫌」と身を引き、しかも資金援助までしてくれたという気っぷの良さなのに、なんでウジウジした高石を選ぶかなあ。

 戦前のことだから、医師と看護婦には歴然とした格差があり、結婚など絶対にありえない時代の(特に労働者階級にとっての)夢が、主要登場人物のなかでただひとり庶民であり、おまけに子持ちの未亡人である高石かつ枝に仮託された事情はわからないではない。

でも、大映ドラマもびっくりの強引な展開なのに、戦後も何度か再映画化されたほどエバーグリーンになっている不思議。メロドラマおそるべし。

まあ、わたしたち夫婦としても、見終わってから爆笑できたので後悔はしてないんですけどね。機会があったら、ぜひ一度鑑賞することをおすすめします。それなりの覚悟は必要ですが。

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速報CS ソフトバンク 0 - 7 ロッテ

2010-10-19 | スポーツ

うわ。
西岡がインプレー中に泣いてる。
その西岡に強烈なライナーが飛び、ハイジャンプして捕球。
着地していきなり号泣

ロッテはすばらしいチームになったんだなあ。
球団代表まで胴上げしたことでもわかるように、会社全体が一丸になっている。
裏方と呼ばれるスタッフもいっしょに円陣を組み、ファンの声援にもいっしょに応える。こういうチームは強いですわね。

あの行儀の悪かったファンたちも大声援。彼らも成長したのだ。

胴上げのあと、西岡はヤフードームのホークスファンにもお礼を。あのヤンキーがですよ。

そしてなにより監督の西村がすごい。
1stステージの西武戦。打ちこまれた内(うち)を、次の試合の大事なところで使うあたり、性根がすわっている。
流れは、あそこで変わった。名監督誕生の瞬間。

こりゃ、日本シリーズは面白いなあ。
ペナントレース終盤からCSにかけて、修羅場の連続をこなすことでロッテは強くなっている。人情家の西村と、冷徹落合、そして落合とは因縁のある若大将原……どうかちゃんとテレビ局が地上波で中継してくれますように。そこから話が始まるあたりがさみしいなあ。

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港座上映会~「E.T.」

2010-10-18 | 港座

Etanddb 上映会告知はこちら

 ここまで激しく“Home”をめぐるお話だったのかと驚く。

 ひとり地球に取り残され、故郷から遠く離れてしまったE.T.は、父親がメキシコに愛人といなくなってしまい、母親が情緒不安定になっている少年エリオットの家にかくまわれる。この設定は、父の不在に苦しめられたスピルバーグの来歴から、いつものことだと批判もされてきた。

 しかし二十数年ぶりに再見し、その家庭への渇望は予想以上だった。

 一種の化け物として描写される科学者たち(ジーンズにつけたキーリングの音で象徴される)だが、防護服を脱ぎ、顔をさらした彼らはこうエリオットに告げる。

「ぼくも10才のころから“彼”に会いたいと思ってきたんだ」

 エリオットと同じように、彼らも不安と期待をかかえた少年時代を過ごしたのだろう。そして、比較的クールにE.T.に接してきたエリオットの兄が、いなくなったE.T.が仮寓していたスペースに身を横たえて呆然としているシーンは、異物だったE.T.がいたことの幸福を象徴している。彼がいた時間こそが、幸福なHomeだったと。

 職人としてのスピルバーグの冴えと、脚本の周到さも再認識。なぜわたしたちがあれほどE.T.に感情移入するかといえば、それは“片言しか話せない”からなのだ。彼はエリオットにとって父親であると同時に、やっかいな赤ん坊でもあるわけ。

E.T.が話す英語は十にみたない。

“home”

“phone”

“be good”など。

そして後半は、これらの言葉だけを機能させて観客を泣かせまくる。

有名な“E.T. phone home.”(ウチに電話する)という切実な願い以外にも、別れの場面で自分の胸をさして

“Ouch”(心が、痛い)

“Come”(わたしの星に来て)

“Stay”(僕は残らなきゃ)。

Homeのために、母親のために、家族のために地球に残ることを選択するエリオット……ううう今思い出しても泣けてくる。

 泣かせるだけでなく、ハロウィンの仮装でヨーダの格好をしている子どもに“home! home!”(ウチ!ウチ!)とすり寄っていくE.T.には二十年たっても笑わせられた。セリフのないときでも完璧に演技しているドリュー・バリモアにもびっくり。E.T.に「Be good.(いい子で)」って言われたのにガキのころから酒だのヤクだのに手ぇ出して悪い子だこと。

まだ見ていない人は幸せ、と文句なく言える傑作。心さみしい夜に、ぜひ。

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龍馬伝~第42話「いろは丸事件」

2010-10-17 | テレビ番組

Aoiyu07 第41話「さらば高杉晋作」はこちら

前回の視聴率は16.3%。お、ちょっと持ち直してる。高杉晋作の最後と、暗殺へのカウントダウンが功を奏したか。

で、今回は……面白かったー。こういう龍馬伝を待ってたのよ。今まで失礼なことをくり返してすみませんでした。坂本龍馬が幕末において何が光り輝いていたかというと、他の人たちより長いスパンでものごとを考えていたってとこでしょう?

誰もここで「万国公法」を持ち出すとは思いもよらなかったってシーンはよかったな。ちょっと不安だったのは紀州藩の勘定奉行(中尾彬)が「そんなことは志乃が許さん!」とか言い出すんじゃないかと。

お元(蒼井優)を、結果としてダブルスパイのようにあつかうのも、ようやくネゴシエイエターとしての才覚が龍馬に華ひらいたかのようだ。

おそらくは、尖閣の事例と龍馬の突っぱりをシンクロさせる人も多いんだろうと思う。でもね、よく考えてくださいよ。長いスパンで考えたときに、日本のとるべき道がどっちなのかってことを。気持ちよく中国叩きをやるか、みっともなくてもアメリカとのバランスをとるか。外交ってバランスでしょ?

龍馬によって商売の勘所をつかんだように描かれている岩崎弥太郎だけど、実はかなり落としどころを知っていた人物のようで(同時に政商としてきわどい人だったわけで)、維新後は有力者たちの反感をかうと同時に、日本で初めてボーナスという制度を実現した人でもあるらしい。ありがたいありがたい。

幕末の人物の、自らも知らなかった才覚の萌芽がここにある。これ、7月ぐらいにやっといてくれれば大河としてもっと面白かったと思うんだけどなあ。

ということで今回の視聴率はやはり16%台と読みました。ほんとなら、この時期はプロ野球に視聴率を持ってかれるものだったのに……

第43回「船中八策」(おお、ついに!)につづく

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「チェンジリング」Changeling (2008 ユニバーサル)

2010-10-17 | 洋画

Changelingp2_3 監督:クリント・イーストウッド

製作:ロン・ハワード

主演:アンジェリーナ・ジョリー ジョン・マルコヴィッチ

名作連発のイーストウッドが“取りかえ子=チェンジリング”を描く。
アンジェリーナ・ジョリーがすばらしいのは当然だとして、端役にいたるまでみごとな演出が行き届いている。

でも、イーストウッドはこまごまとした演出はせず、ほとんどがファーストテイクで終わるんですって。これがどんなに俳優にプレッシャーを与えているか、はかりしれない(だからわざわざ俳優たちだけで打ち合わせをしたりしている)。

彼の作品には、俳優は誰もが一度は出演したいと思うらしいが、終わってからひたすら消耗するという理屈も理解できる。イーストウッドおそるべし。

予想していたよりもはるかに人情話になっている。よく考えてみると、イーストウッドの作品選択って、実はそのあたりにしかないんじゃないかと思うときがあってびびる。彼はあと何作撮れるだろう。めざせ新藤兼人。

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