事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2010年10月子ども手当号「子ども手当は悪い子か」

2010-10-07 | 明細書を見ろ!(事務だより)

4115ujeotql_sx230_ 2010年6月子ども手当号「子ども手当のゆくえ」はこちら

 今号は例によって子ども手当受給者だけにお届けします。みなさんのご協力でこの手当に関しては全員全額口座振込になったので、事務職員としてこのくらいのサービスは。

今日の支給額はひとりあたり「13,000円×月数」で計算されます。前回(6 月)の支給は2ヶ月分が旧来の児童手当、2ヶ月分が子ども手当でしたから、子ども手当のフル支給は今回が初めて。前から認定されていた人(4ヶ月分支給される人)は

・子ども1人 → 52,000円

・子ども2人 → 104,000円

・子ども3人 → 156,000円

となっています。途中で認定された人はその月数に応じています。

ということであなたの今回の支給額は○○○円。口座を確認してください。

 さて、おもにこの手当については財源論からの批判が大きいようです。非受給者にとって、税控除の撤廃などで負担増になるとの恨み言も。くわえて、現金よりも保育施設・保育時間の拡充などの施策の方が実効性がある、とか。

しかしここは考えどころです。これまでの日本は、国民に対してストレートに現金を支給する政策があまりに貧弱だったとも言えるのではないでしょうか。

政策や税制による誘導は政治的にスマートに見えますが(政治家の頭がよさそうに見える)、この国の場合は利権や談合などが絶対にからんできます。だからむしろ、使い途も自由で、その世帯に合った支出ができる現金受給を素直にお楽しみになっては?……なーんて話は、非受給者の前では絶対にできないわけですけれども。

画像は「鹿男あをによし」の主人公が、父親として一人娘にそそぐ愛情がうれしい万城目学「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」。すると、するとお母さんは多部未華子っすか。

2011年2月子ども手当号~児童手当復活?につづく。

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