事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「道誉と正成」 安部龍太郎著 集英社

2010-10-25 | 本と雑誌

9784087713121 佐々木道誉と楠木正成って存在は、NHK大河ドラマでいちばん好きだった「太平記」でも光り輝いていた。

正成は武田鉄矢が、いくさ上手というよりも、領民に人気がある庶民的な領主を演じ、道誉は陣内孝則が婆娑羅ぶりを発揮。おそらくそれ以前は佐々木道誉なんて誰も注目していなかった(わたしだけ知らなかったんすか)存在を一気にメジャーにした。

この作品では正成の軍才に重きがおかれ、道誉を悩ませるのでちょっと太平記とはイメージが違う。それでも、後醍醐天皇という存在がいかに奇矯だったかがやはり描かれ、やっぱりあの時代は面白いんだなあと納得。DVDも出ているようだし、もう一回あのドラマを見てみよう。

にしても、新田義貞と足利直義のファンは怒るだろうなあこれ読んだら。わたしは足利尊氏ファンなんで微妙なところです。

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