①9月16日21時の天気図 気象庁HPより引用
②9月16日21時の日本付近雲画像図(赤外) 気象庁HPより引用
台風11号は、16日には、韓国チュジュ島の南の東シナ海を北上し、16日夜に朝鮮半島へ上陸した模様です。
引用図②より、台風11号の雲は、東北地方にある前線の雲と重なり合い、台風自体の雲の形は、円形ではなく、勾玉型 または 久の字型(温帯低気圧の雲の形の典型的の形です。)となってきました。
ということは、台風11号自体、次第に温帯低気圧へ変りつつあることを示しています。今後、特に発達した雨雲の区域(引用図②で、白く輝いた部分)も、台風と重なり合う前線周辺と、台風の中心から南西方向に延びる帯状の雲の帯の部分(将来、前線として表現されるものです。)に及んでいます。
今後、17日にかけては、前記した発達した雨雲がかかる、東海以西の各地と東北地方や北陸地方でも、大雨に警戒が必要です。
そして、引用図①の南側に目を向けると、台風12号が南西諸島の南海上にあり、北西に進んでいます。引用図②より、台風12号を取り巻く雲の集団は、渦型になりつつあり、南西諸島の南海上の海水温は30℃前後と高く、台風を発達させるのに好都合な条件が揃っています。
台風12号は、次第に発達しながら北西に進み、18日には、南西諸島南部へかなり接近する見込みですね。
今後の台風情報には充分注意しましょう。