ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

これは、ちょっと泣けるかも。YouTubeのミュージックビデオ「Free Hug」

2007年01月11日 03時35分50秒 | Photo&エッセイ
テレビは全く見ないが、YouTubeはよく見る俺であるがゆえ。

すでに話題を集めているようなので、
ご存じの方は多いとは思いますが、
推薦します。

これはおそらく、オーストラリアのさるバンドのプロモビデオだと思われるが、
曲がとてもいいし、なんと言ってもビデオそのものがいい。

「Free Hug(ハグ無料」という看板を持って街にでて、道行く人とHugをしあう。

ああ、そうだよな、知らん顔して人は通り過ぎても、
「誰もが、本当は誰かに抱きしめてもらいたがっている。」
これは子どもを持つと本当に痛感することだ。
最もシンプルな親愛のメッセージとなる。

そんな当たり前のことにみんなが気づけば、
世の中から少しだけだろうけど、
殺しあうことや傷つけあうこと、そして
憎みあうことが減るのではないだろうか。

そんなことを考えさせられる。
これは、ちょっと泣けるかも。
みるたびにちょっとウルウルしてしまいます。
ぜひご覧ください。
以下です。
http://www.youtube.com/watch?v=vL7Jo_1Z3Y8

<object width="425" height="350"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/vL7Jo_1Z3Y8"></param><param name="wmode" value="transparent"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/vL7Jo_1Z3Y8" type="application/x-shockwave-flash" wmode="transparent" width="425" height="350"></object>

Sick PuppiesのAll the sameという曲が流れますが、なかなかいい曲です。
むしろ、プロモーションビデオのようにも見えます。
いいバンドだなー、Sick Puppies!
Sick Puppies
Sick Puppies
Virgin

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ライカのMシリーズがデジカメになる時代ですから

2007年01月07日 20時12分05秒 | Photo&エッセイ
またまたカメラの話題で失礼。先日僕が今まで持っていたフィルムカメラを一部を除きフリーマーケットで叩き売ってしまったという話をしたんですが、多くの方のご指摘通り、たしかにもったいないとも思ったのですが、(ヤフオクなどで処分すればもうすこしリーズナブルな価格で処分できただろうとも思うのですが)、ま、自分に劇的な区切りをつけたい、カメラが好きそうな人に使ってもらいたい、ヤフオクなどに出す手間が面倒だった、なんて理由でした。

ですが、本当のことを言うと、フィルムカメラが終わったな、と思わせる出来事があったからで、それはライカのMシリーズの最新機種がデジカメだったという事実でした。自分としてはこれはかなり衝撃的で、一眼レフがデジタルになるのは経済的な合理性もあり、時代の流れでもあると思っていたのですが、ライカのMは、趣味性も高く芸術的ですらあるものなのだから、よもやデジカメにはならないと思っていました。しかし、なったんですね。驚きました。


僕はライカは持っていないし、ライカを買うつもりもなかったですが、憧れてはいました。でも、それよりも、この器字を読んで、ああ、これで35mmにフィルムカメラは、歴史的な使命を負えたんだなーと思った。そして、そんな感慨に浸ると同時に、家にあるフィルムカメラを処分する決心をしたのでした。

ちなみにこのPhotoはアサヒカメラの紙面で、阿佐ヶ谷図書館で読んでんですが、その図書館の入り口にフリーマーケットのチラシが張ってあり、フリーマーケットの開催はその翌日だったので、アサカメを読んで24時間以内に自分のカメラを処分したことになります。

しかし僕はカメラだけではなく、ギターもパソコンもそうだけど、道具は道具としてのベストパフォーマンスを持つものを選ぶべきで、そこに希少価値とか、限定もの、とか、マニアックな趣味性が付加され、それ故に効果になったり実用性が損なわれるものを選ぶのは、好きではなかった。だからライカも微妙に避けていたわけです。(だからローレックスみたいな時計も好きではありません)でも、このニューモデルではっきりわかったのですが、ライカは、少なくとも設計思想としては完全に実用品として作っているのね。それは大したものだし志の高い話だと思う。

余談ですが、ライカはフィルム装填を底蓋を外した形で行います。(一番下の写真を参照)これは特有の使いにくさがあるのですが、通常のちょうつがいの裏蓋のシステムでは壊れることがあるから、という理由でした。それが、今回はバッテリーとメモリーを入れるところになっていて、面白かったです。










ライカ百景

〓@53B2@出版社

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ライカを買う理由

東京書籍

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ウィーンとライカの日々

日本カメラ社

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フィルムカメラを泣く泣くフリーマーケットで叩き売って、GR Digitalを買いました。

2007年01月06日 21時38分56秒 | Photo&エッセイ
カメラを愛する気持ちはひとかたではないんだが、家庭内で部屋の片づけを強要されたことと、自分としてもデジカメに気持ちが完全に移行してしまい、ここのところ全く使用していないフィルムカメラがかわいそうに思えたこともあって、一部のカメラを除いて(ニコンのFM2と、オリンパスのOM1と、コンタックスのT2とローライフレックスの3.5のE)地元阿佐ヶ谷のフリーマーケット、夕焼け市に出店したのが昨年12月のことだとおもいねぇ。

正直言って値段はどうでも良かったのだ。気持ちの整理の問題といっていい。捨てるわけにはいけない。一時はカメラに命を賭けてもいい、と思ったこともあるぐらいだからな。もちろん今は大すきな趣味に過ぎないわけですが。

路上の出店で「ついに先日フィルムカメラを諦めたのでお安くお譲りします……。」という俺の口上に、同じ境遇の親父達が集まってくる集まってくる……。泣けてきた。同じカメラを持っているという人。このカメラに憧れていた、という人。この望遠レンズがほしかった。そんな人がどんどん寄ってきてそれはもう、千客万来。こちらも、分かる人に譲りたい気持ちもあり、たとえばオリンパスの90mmまくるが1万円。オリンパスのT90が1万円、28mmのf2が3000円、てな感じで、皆さんにおわけした次第。なんだかネコの子どもを譲っているような気分になる。自分で持っていたら早晩、カビを生えさせるだけだし、使ってもらえる方が嬉しいしな。

それにしてもこんなたくさんカメラやレンズを持っていたんだな、と自分にも驚く。100万は軽く使っているな。なんでこんなに俺はカメラが好きなんだろう。カメラが好きだなー。



さて、それらを処分して買ったのがGR Digitalというデジカメです。
28mmの広角レンズを搭載してます。ズームがついていないのがミソです。写りも上々だ。今度ご紹介します。

リコーのホームページに作例が載っています。



使うリコーGR

双葉社

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GR DIGITALパーフェクトガイド―銘機「GR」の系譜はデジタルへと進化する

ソフトバンククリエイティブ

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RICOH デジタルカメラ GR DIGITAL

リコー

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阿佐ヶ谷は海晴亭のタコ焼きを師匠と食べる

2007年01月04日 22時05分35秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ
昨年末のことですが、自転車の師匠梅ちゃんと、ウチの家族で地元阿佐ヶ谷の駅前、「 海晴亭」でタコ焼き&ベルギービール。旨かった。自転車の師匠はフルカーボンのLookでぶっ飛ばす師匠でありながらも、地ビールにも造詣が深く、さすがとしかいいようあがありません。僕はビールをはじめアルコールはあまり強くない上に、旨い不味いがあまりわからない半下戸なので、その深い味わいが堪能できずに残念。でも、そんな音痴の俺でもここのベルギービールは明らかに旨いし、クリーミー。
さらに、タコ焼きが旨いのであって、醤油で食べる葱焼き系のタコ焼きと通常のソース系のいずれも旨し。ビールとタコ焼きの組み合わせは黄金比ともいうべき美しいハーモニーでカロリーの上限を超えてしまうのであった。

阿佐ヶ谷北口バスロータリーの直ぐ近くです。小さな店なので大勢さんでは無理ですが、ぜひみなさんも、こじんまりといらっしゃいませんか。

地図とクーポンはこちらにあります。
別に宣伝料をもらっているわけではありませんが……。


ま、純粋な旨いもの情報ってことで。

その後にさらに連れて行ってもらったバーも良かったな。カクテルが美味しかったです。師匠、またぜひに。そういえば昨年の今日は、ツインリンク茂木で100kmサイクルマラソンに出ていたのでした。幻のようです。

その時の日記はこちら。
マジでした。


今年はもっと自転車に乗ろう!

それから、この直前にポストした記事、自転車を車道から閉め出すという悪法が出来つつあるのですが、それに対して僕たちにできるアクションがあります。パブリックコメントを出すことです。ぜひご参加ください。
詳しくはこの直前の記事をご覧ください。

週刊 自転車ツーキニスト 【謹賀新年】パブコメはこう書く!(疋田案)の286号

2007年01月04日 04時30分07秒 | 自転車のはなし
自転車を愛する諸氏へ。

自転車ツーキニスト。つまり自転車通勤の言葉の生みの親でもあり、リーダーでもある疋田さんのメルマガを転載します。

自転車は道交法上軽車両であり、車道を通るのが本分ですが自転車を車道から閉め出そうとする法案が通りつつあり、疋田さんはメルマガを通じてそれに対する反対運動をなさっています。私はそれに強く共感する者です。自転車を車道から閉め出す悪法、かなり進んでしまっているようです。

ところで自転車を愛する我々にも、できることがあることがわかりました。法案に対するパブリックコメントを書くことです。転載したこのブログの末尾に載せてありますので、ぜひ。

ちなみに送り先はここです。

電子メールkoutsukyoku@npa.go.jp
※件名にパブリックコメントと必ず御記入ください
〒100-8974
郵送東京都千代田区霞が関2-1-2 意見提出先
警察庁交通局交通企画課法令係
パブリックコメント担当
FAX 03-3593-2375
※1枚目にパブリックコメントと必ず御記入ください
平成18年12月29日(金)から意見提出期間
平成19年1月28日(日)までの間(必着)

以下が疋田さんのメルマガの転載です。ぜひご覧ください。




  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist" ┣━┓
┃ ┗┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┛ ┃
┗━━┛                          ┗━━┛
    【謹賀新年】パブコメはこう書く!(疋田案)の286号

■賀正でありますが……

 明けましておめでとうございます。
 2007年も明けてしまいましたなぁ。謹賀新年。

 とまあ、新年の挨拶もそこそこに、前回のメルマガ「試案のからくりが見えてきた」の反応が、またまた某元官僚から届いた。今度は例の「元官僚らしからぬ言葉遣い」の彼なのだが、内容は下記にあげる通りだ。何だか、新春早々、イヤな気分にさせてしまうかもしれないが、ご賞味あれ。

【引用開始】
さすが「現役」官僚。
俺が言おうと思っていたことをいち早く指摘されてしまった。
【引用中断】

 これは前号のメールマガジンにおける「からくりの暴露」が、某現役官僚の分析・指摘で成り立っていることを指しての話だ。
「イヤな話」なのは、この後からになる。

【引用再開】
基本的にパブコメに何を出しても、「ご指摘の点を十分考慮しつつ、全ての道路通行者の安全に資する総合的な施策(制度)を検討して参りたい」などとという回答振りで、自らの計画をゴリ押しして参りたい、というのが彼らの本音です。
苦労して作った案だから、そのへんの会ったこともない国民ごときにケチをつけられて、唯々諾々と従うつもりは、まったくないです。
【引用中断】

 素直な本音が、実に正直に出ていて、ホントにありがたい。
 ありがた過ぎて涙が出てくるよ……。

 そんなものなのか、パブコメ。何だそれは、パブコメ。
 だが。
 だが、だ。
 出さなければ、何も始まらない。出そうぞ、パブコメ。この元官僚にしても、同時に次のようなことを言っている。このことのみが、一縷の望みなのだ。

【引用再開】
パブコメは、法案作成に国民の意見を反映させるための制度ですが、
そこまで施策、法案を練ってきた官僚にとっては、これをクリアすれば
大手を振って「国民にも支持された法案」として動ける。
従って、あらゆる反対意見を打ち落とす覚悟でパブコメに臨む。
<<ごく普通の法案>>作成プロセスならば、<<論理的整合性や合理的論拠>>などは(*<<カッコ>>はヒキタによる)
内閣法制局での審査に備えて、バッチリ用意されているはずなので、
パブコメごときで倒れるはずもない。
【引用終わり】

 これまた我々にとってネガティブなものだが、よくよく読んでみると<<論理的整合性や合理的論拠>>という部分がある。こここそがツケ目だ。
 今法案(試案)には<<論理的整合性や合理的論拠>>などゼロである。そこを狙い撃ちにするのだ。何しろこの法案は<<ごく普通の法案>>などというものではない。「こんなに荒っぽい試案は見たことがない」と、現役の官僚が驚いたほどのものなのだから。

■私はこう書く

 パブコメ、私はこう書くことにした。全員が全員、同じ文面になるのは避けたいと思うので、おのおの方の独自の考え方を付属していただければと考えているのだが、一番の「シンプルバージョン」として、何らかの一助にしていただければ、と思っている。
 また、面倒な方は、コピペで同じ文面を送っていただいても私はまったく構わない。送らないよりははるかにマシだ。
 このメルマガには約1万1,500人の読者がいる。とにもかくにも、その一人一人がメールなりファクスなり手紙なりで、パブリックコメントを送っていただければ幸いだ。論理に整合性のある(私にはかなりの自信がある)1万ものパブコメを無視した、ということになれば、それは完全に、一つのニュースになり得るのだから。

■■ヒキタ式パブコメ案■■

「道路交通法改正試案」に対するパブリックコメント

氏名  (*法人又は団体の場合は、その名称及び代表者の氏名)
連絡先 (*住所、電話番号又は電子メールアドレス)

*パブコメ応募要項には「ただし、氏名及び連絡先の記載は任意です」とされる。だが、私ヒキタとしては記載した方が好ましいと思う。

【本文】

 道路交通法改正試案(以下、本試案とする)の中、「3 自転車利用者対策の推進(1)通行区分の明確化」の全面削除を求めます。

 当該の項目については、一見、自転車の車道通行の原則維持、無秩序な歩道通行の是正などが強調されてはいますが、これらは現行法の維持に過ぎず、法改正の名に値しません。
 よって、当該項目の内容骨子は次の通りであると認定できます。
「自転車の歩道通行の条件を拡大し、その要件を法律で定めること」

 これは国民の福祉および日本の国益に明らかに反するものであり、全面的な削除を求めるものです。
 その理由は次の各項目にあげるとおりです。

●現在、自転車対歩行者の事故が急増している(10年で4.6倍)のにも関わらず、その解決法を、自転車の歩道通行の条件緩和に求めるのは、まったく矛盾しています。

●現状でも「無秩序な」自転車の歩道使用状況なのにも関わらず、その要件を緩和するならば、無秩序はさらに助長され、混沌状況を生み出すことは容易に推測可能です。加えて、現実として警察官の乗車する自転車が、無秩序に歩道を走る現状を鑑みると「警察官等が危険だと判断した場合には、歩道から下りなくてはならない(指示に違反した場合には、処罰の対象となります)」との措置の実効性には、期待をもつこと自体が甚だしく困難です。

●高齢化が進む今、歩道の高齢者が今後ますます増えることが予想されます。その歩道に自転車を上げる条件を緩和することは、事故を誘発することになり、国民の福祉を大いに損ねます。

●現時点でも、障害者(中でも視覚障害者)にとって、歩道を走る自転車は多大な脅威になっています。それを助長することは断じて許されません。

●環境問題という観点から見ると、自転車はスピーディに移動する権利を有し、クルマの機能の一部を代替する交通手段となり得なくてはなりません。危険な道路であるのなら、危険でない道路にするべきです。その点、本試案が「踏まえ」ることとする「提言」中の<第4-2-4「自転車が車道を通行することが特に危険な場合は、当該道路の自転車通行を禁止することなどの措置を講ずること」>は、自転車の走行を大いに阻害し、結果として、さらなる環境悪化を呼ぶことが懸念されます。これは世界の潮流にあからさまに逆行するもので、環境に対する悪影響だけでなく、国際社会においての日本の国益を大いに損ねるものです。

●本試案は、道路シェアの再構築という喫緊の問題にまったく言及されておらず、道路行政のさらなる混乱を招くものであるのみならず、過度のクルマ依存社会をさらに助長するものとなっています。

●本試案にある「自転車の原則、車道通行」「自転車の歩道通行が言わば無秩序になされている状況」などについての是正措置は、現行法で十分対応可能であり、法を改正する意味がまったく認められません。

●本試案が「踏まえ」ることとしている「自転車の安全利用の促進に関する提言」は、わずか6ヶ月、わずか6回の会合で提出されたものでしかなく、交通行政、中でも自転車行政に対しての深い思索、真摯な取り組みに、明らかに欠けていると言わざるを得ません。

●およそ30年間続いた実質上の自転車歩道政策により、我が国においては、車道を児童、高齢者などが自転車通行するのが困難になりました。ですが、そのことは今後、欧米諸国のように、自転車レーンの整備などで補完するべき事柄であり、本来的な歩道通行の緩和の要件にはなり得ません。
 いずれにせよ、今法改正の当該箇所「3 自転車利用者対策の推進(1)通行区分の明確化」は、浅慮に基づくものであり、自転車問題をより悪化させるものと断じざるを得ず、法案となるに値しません。少なくとも、本試案の該当部分を削除し、現行法を維持する中、我が国の交通のより良き未来を作るべく、新たな法整備、インフラ整備への相応の努力をすることこそが急務であると考えます。

 以上。

 送り先は次の通りだ。

koutsukyoku@npa.go.jp
※件名にパブリックコメントと必ず記入すること。

〒100-8974
郵送東京都千代田区霞が関2-1-2 意見提出先 警察庁交通局交通企画課法令係 パブリックコメント担当
FAX 03-3593-2375
※1枚目にパブリックコメントと必ず記入すること。

平成18年12月29日(金)から意見提出期間
平成19年1月28日(日)までの間(必着)

 なお、このパブコメ疋田案に関しては、どこでどう紹介引用されても構わないと思っています。文章を改編せずに、ということを条件に、できるだけたくさんの人の目に触れるようにしていただけないでしょうか。ヒキタ伏してお願いいたします。

自転車ツーキニスト

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サドルの上で考えた―自転車的なる精神の欠片

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息子の響をバンマスにしたファミリーバンド「ビッキーズ」がついにデビュー

2007年01月03日 01時34分14秒 | BAND
息子の響をバンマスにしたファミリーバンド「ビッキーズ」が昨年末ついにライブでビューしたことを、諸氏にお伝えします。いつかライブデビューをともくろんでいたのですが、昨年のクリスマスイブに、11月にライブを行ったジャズユニットMYPJの忘年会的内輪ライブが行われたので、そこで間隙を縫ってライブを敢行。意外にも大受けだったわけですが、5歳の子どもがドラムを叩くというだけで、猿回しの猿が竹馬に乗るといった感じのウケはとれる訳なので、あ、ビギナーズラックとしておいた方が良さそうです。

お店の方のブログに、なんと動画が掲載されておりました。
息子のドラムを叩いているアップがありますので、ぜひご覧くださいませ。キョクハスティービー・ワンダーでございます。

http://ameblo.jp/stagepf/entry-10022242286.html

ラッパが私で妻がピアノですが、もののみごとに映っておりません。
(もう一本の動画にはBye bye black birdがあって、マリー山本(ボーカル)とラッパの私が映っていますが。)

正直言って、ジャクソンズを目指しています。



「追悼の達人」(嵐山光三郎著)を正月早々読んでみた。とても面白かった。

2007年01月01日 22時55分19秒 | レバレッジリーディング
正月早々、縁起でもない。確かにそうかも知れないが、メメントモリ(死を思え)という言葉もある。正月にこの手の本を読んでみるのもいいかもしれない。

明治・大正・昭和の文士達が無くなったときの追悼の文章について書かれた本だが、追悼文も文豪が書いたものであり、それをネタに書くのが、エッセイの名手嵐山光三郎氏であるからして、もう文章は名文だらけであり、文体を味わうのであれば、これは濃縮された素晴らしい本である。

それにしても追悼文とは、いいところに目をつけたわけで、本書内でも書かれているように、追悼とは大抵まだ書き手側でも心が動揺しているうちに、一日、長くても数日のうちに書き終わらなければならないわけで、その書き手の地金がモロに出るものである。

この本の前半では、泉鏡花がまさに追悼の達人であった。文章の使い手としては百年に一人といってもいいのではないかと思う鏡花だけあって、掲載されている文書も流石である。特に芥川氏の追悼の文章の玲瓏ぶりには舌を巻く以外ない。

一方後半、つまり近世の追悼の達人いうべきは川端康成であって、追悼する相手によって文体まで変わっている。しかもそれも非常に凝ったものであって、文壇で「追悼は川端」と相場が決まっていたのもうなずける話である。

また森鴎外、夏目漱石の臨終の様子や正岡子規あたりの話も非常に面白かった。

文章が好きな人間であれば、飽きるまで何度も読むべき本であろう。そして自分の追悼文を想像してみるのも悪くない。