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コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
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ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】その51

2011年05月28日 03時14分24秒 | ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】



ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】その51

イケヤの知人のピーノさんが
いつも私を含めたご友人の方に送られているメルマガのお裾分けシリーズ。
『ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】』です。

海外滞在が長く、外国語にもご堪能な方です(日本人です)が、

一週間程度で物凄い量のものを見る、読む、聴く。とにかく私もビックリ。

私も見習いたいと思っております。

というわけで読者の皆様、感想等ございましたら、

私が責任を持ってお伝えしますので
ぜひコメント欄にお願いします。
では、レッツゴー。

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震災後、個人が「できることをする」風潮が強まり、「ここまでしかしない」
ひとが増えたことに反発して、噺家の立川志らくは自ら“できないことをする”
チャレンジとして、盛岡で「チャリティ寄席」を開催したそうです。今まで立川
流(家元:立川談志)が“チャリティ”を行うこと自体、家元の性格から、絶対
あり得なかったことで、不謹慎な人間(噺家)が不適切なことを観客に言い、
笑ってもらうのが【落語】とのこと。 慈善事業の対極にあるものなんですね。
http://new-new.cocolog-nifty.com/annex/2011/05/in-25f3.html

県の経済産業部の I さんと駅の改札口で待ち合わせ、県と市の関係者、
5名(女1、男4)で徒歩1分の居酒屋へ。えっ、こんなところにお店があるの?
という、20人も入れば一杯になる場所で、新鮮な刺身とさまざまな日本酒が
置かれ、揚げ出し豆腐とモツ煮が美味しく、やはり震災の話がメインでした。
実際に被災地を訪問すると、その“何もない風景”に圧倒されるそうで、まだ
まだ復旧・復興には時間がかかり、義援金や募金にしても赤十字を通すと、
被災者にいつ届くか分からず現地の市や町でも対応に差があるようですね。
 

コンサートのご案内
・内容: フラメンコギタリスト 伊集院貞敏さんによる “一人行脚 in 浜松”
・日時: 5月28日(土) 19:00~ 20:00~ 21:00~
・場所: Spain Bar ZAPATA (浜松市中区尾張町127-13)
・ライブチャージ: 投げ銭制  ・予約(ZAPATA): Tel. 053-457-0150
・ブログ: http://blogs.yahoo.co.jp/sadaijuin212

【落語】

■立川志らく独演会 (クリエート浜松、11/05/17 ★★★★)
弟子の立川志らべが「権助魚」の後、志らくが「普段の袴(はかま)」 「人情
八百屋」 「お若伊之助」の三席。 彼の師匠談志のモノマネ(雲仙普賢岳の
噴火後、現地で「ここに住んでいるほうが悪い」と言った実話)で笑わせて、
「菅首相の防災服姿はどう見ても電力会社の“係長”」「原発の記者発表を
するひとに“ズラ疑惑”が多いのは、隠蔽(いんぺい)体質そのもの」 「風評
被害の野菜は、ギョーザ事件のあった中国に“産地偽装”して送ればいい」
(大爆笑)と過激な毒舌トークを交え古典の人情話で聞かせる落語でした。
http://www.shiraku.net/

【映画】

■パイレーツ・オブ・カリビアン生命の泉 <原題 Pirates of the Caribbean:
On Stranger Tides>(★★★★) シリーズ第4弾。 冒頭のロンドンの場面
から141分間、突っ込みどころはいろいろありますが、エンドロールが終わる
直後までたっぷり楽しめます。ジョニー・デップはシリアスなドラマより、この
種のちょっとお調子者の三枚目役のほうが合ってます。 美しい人魚が小舟
に乗った海賊たちと接するシーンが一番の見所。 ぺネロぺ・クルスの配役
も魅力的で、復讐あり、ロマンスあり、冒険とアクション満載の超娯楽大作。
公式HP(音声注意) ⇒ http://www.disney.co.jp/pirates/

■アンノウン <原題 UNKNOWN>(★★★☆)
交通事故に遭遇した米国の植物学者(L・ニーソン)が一時的に記憶を失い、
その間、別人が自分に成り代わっていたというサスペンス・アクション映画。
主人公の周囲でどんどん殺人が起きるあたりから、フィクション性が強まり、
ラストのホテルでの展開は、十分な資金と時間をかけて準備した計画とは
思えないズサンな内容。前半、元東独の秘密警察にいた私立探偵が活躍
するあたりまで面白いですが、秘密が分かってからの後半は一気に失速。
公式HP(音声注意) ⇒ http://wwws.warnerbros.co.jp/unknown/index.html#/trailer

【Book、新書】

■広瀬隆 「福島原発メルトダウン」(朝日新書、11/05/13 ★★★★☆)
「福島原発事故は人災」だと言い切る著者の4月末時点の原発報告です。
福島第一原発が稼働してからちょうど40年。 改めて、原発のお湯を沸かす
構造の説明から、電源を失うことで起きたメルトダウン。 巨大地震の激動
期に入った日本の地殻・活断層の状況と、既に30、40年経つ全国に54基
ある原子炉の個々の問題点を解説。 特に問題なのは自然界の食物連鎖
で、濃縮される放射性物質と体内被曝の関係、それに使用済み核燃料の
保管可能な残り年数(平均 8.1年)などこれらの負の遺産は未解決のまま。
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=12604

FUKUSHIMA 福島原発メルトダウン (朝日新書)
広瀬 隆
朝日新聞出版

■豊崎由美 「ニッポンの書評」(光文社新書、11/04/20 ★★★☆)
池袋コミュニティ・カレッジ(西武)で書評講座を開講している著者が“書評”
について書いた本。単なる粗筋紹介でいいのか、文字数と“ネタばらし”の
問題に触れ、古川日出男の「聖家族」と村上春樹の「1Q84」の書評の読み
比べ、新聞主要6紙に掲載された書評の5段階評価など。 巻末の対談で
チラッと植草甚一さんのことが語られ、彼が責任編集してた雑誌「宝島」や
エッセイ集(晶文社)が、自分にとって書評の原点だったような気がします。
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334036195

ニッポンの書評 (光文社新書)
豊崎 由美
光文社



【オマケ、今週の気になった言葉】

■「We are legion」 (ハッカー集団「アノニマス」の標語)
(by 日経ビジネスONLINE、「ソニーはハッカーを敵に回したのか」より)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110519/220030/?rt=nocnt

ソニーの個人情報流出事件で、ハッカーが残したファイルに、「アノニマス:
“匿名の”」の標語が書かれていた件です。 著名なハッカーに対して強硬
な姿勢(法廷闘争)をソニーがとったことで、ウィキリークスと協調する関係
にある「アノニマス」が報復攻撃を行ったのが真相のようです。FACEBOOK
の起業を扱った映画「the social network」でもハッカーたちの姿が描かれ
ていましたが、彼らを敵に回すとどうなるか、ソニーにとっては高い授業料
になります。「我々は軍団である」という標語は“サイバー戦士”ですかね。
(原文) http://www.businessweek.com/print/magazine/content/11_21/b4229035889849.htm



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