ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】その11

2010年06月13日 11時25分36秒 | ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】
スター・ピーノの見るが勝ち通信 その11です。


イケヤの知人のピーノさんが
いつも私を含めたご友人の方に送られているメルマガのお裾分けシリーズ。
『ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】』です。

海外滞在が長く、外国語にもご堪能な方です(日本人です)が、
一週間程度の感覚で物凄い量のものを見る、
読む、聴く。とにかく私もビックリ。

Webにも目配りが効いていて、
僕は糸井重里と矢沢永吉のお金の話のコンテンツを
とても面白く読ませててもらいました。
ちなみにiPadはもの凄いスピードで増殖しているように思います。
新幹線でも、昨日はマクドナルドでも
普通に使っている人を見ました。


読者の皆様、感想等ございましたら、
私が責任を持ってお伝えしますので
ぜひコメント欄にお願いします。

では、レッツゴー。

◇周囲に「iPad」を購入したひとっていますか?首都圏なら街のあちこちで見かける風景なのかも知れませんが、ぼくの回りでは60代の男性お二人がユーザーで、「アタラシモノ好き」で「アンテナが高い」という共通点があるにしても、やはりこの世代のひとたちは他の世代に比べて、好奇心が旺盛で時間的に余裕があり生活を充分楽しんでる、そんな気がします(笑) 「iPad」は、PCの画面を見続けるのと同じで、長時間の文章を読むには適さず、「キンドル」のほうが電子BOOKの文章は(白黒なので)読みやすく実際の本に近い感じのようですね。

◇糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」が、6/6(日)に「12周年」を迎えました。記念イベントが大手町の日経ホールで行われ、そのときにも感じたんですが、彼はコピーライターとして広告業界で働いているのに、「ほぼ日」は敢えて他社の「バナー広告」を掲載していません。雑誌「暮らしの手帖」と同じで、広告掲載料に左右されない「経営」を行っており、メディア(TV、新聞、雑誌、IT他)は、この巨大コンテンツ(毎日更新、1日のページビューが140万)からもっと学ぶべきですね。URL ⇒ http://www.1101.com/darling_column/12th/index.html

【コンサート】

■clammbon tour 「2010」(窓枠、10/06/01 ★★★★☆)原田郁子(Key,Vo)、ミト(B,G)、伊藤大助(Dr)3人編成のクラムボン。全国ツアー37ヶ所の16番目、浜松では初のワンマンLive。先月発売のCD『2010』の冒頭「serendipity」、「KANADE Dance」のインストからスタート。3人の息の合ったアンサンブルが素晴らしく、途中笑えるMC(練習スタジオやYouTubeで自分たちのコピーバンドと遭遇!)を交え2時間弱。“疾走感”のあるライブ演奏で、個人ベストは「tiny pride」。ご参考URL ⇒ http://www.clammbon.com/profile/index.html

■「上々颱風」 (世田谷パブリックシアター、10/06/05 ★★★★)紅龍(三弦バンジョー)を中心とする6人組で今年デビュー20周年です。演奏レパートリーは、ワールド・ミュージック(沖縄民謡から、阿波踊り、東南アジア、アイリッシュ、ビーチ・ボーイズ他)で幅広く、歌唱力抜群の西川郷子とMC(お笑い)担当の白崎映美による歌と踊りが楽しくて、バック4人の演奏も絶妙で、元気が出る「チンドン」=“お祭り”の世界。ゲストの吉田日出子が「上海バンスキング」からも含めて、3曲を熱唱。ご参考URL ⇒ http://www.shangshang.jp/shang.html

【イベント】

■「お金のことを、あえて。」(日経ホール、10/06/06 ★★★★)「矢沢永吉×糸井重里 素人社長会議」のトークライブ。有名な「カネを稼いでキャデラックで10m先のタバコ屋に“hi-lite”を買いに行く」(笑)話から、楽曲の「権利」、「30億円以上の借金の返済」まで、「借りたら返せ、自分でケツをふけ!」 子どもたちに「お前たちには“敵”がいる、いつか牙をむいてくる、それは“苦労したことがないこと”」と言い続け、自宅では「電気を消せ、エアコンを消せ、カネは誰が払うんだ、タダか」会社では「会社のカネならいいのか?」 父親/社長業は大変ですね。http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100520/214522/

【演劇】

■劇団、本谷有希子 「甘え」(青山円形劇場、10/06/05 ★★★☆)母親不在の家庭で、父(大河内浩)と娘(小池栄子)による確執とお互いに依存した「甘え」と、何度か試みられる父殺し。幼馴染(安藤玉恵)と先輩(水橋研二)、父の再婚相手(広岡由里子)とのかみ合わない会話。「夜這い」の慣習を肯定的にとらえ、自意識過剰な文学少女の娘役を小池栄子が熱演。 コミュニケーションが成り立たず、他人との共存を考えないエゴのぶつかり合いは、緊迫感と嫌悪感を強いる舞台です。ご参考URL ⇒ http://www.motoyayukiko.com/next_performance/

【映画】


■告白 (★★★★)2009年、本屋大賞を受賞してベストセラーとなった小説(湊かなえ著)の映画化。 中学1年の三学期の終業式当日、私語の絶えない教室で始まる女教師(松たか子:好演)の「命」に関する告白。紙パックの牛乳、ポシェット、イジメ、ルナシーといくつかの物事の断片を並べて、最後の「ドッカーーン!」まで一気に見せます。「ブルー(=憂鬱)」を基色とした導入部から“スローモーション”を効果的に多用して、「母と子」の関係を描いたサイコ・ミステリーで中島哲也監督の映像が見事。ご参考URL ⇒ http://kokuhaku-shimasu.jp/index.html

【Book】

■古川日出男 「MUSIC」(新潮社、10/04/30、★★★★)三島由紀夫賞を受賞した「LOVE」(2005)の続編。常に移動し続ける「スタバ」という猫と、中1になった「ユウタ」、そして追い駆ける「美余」の物語。前半の青山墓地~赤坂における「スタバ」と「カラス」の闘い、現代芸術家「JI」の登場と、後半、京都に舞台を移し歴史と街並みを詳しく描写。 荒唐無稽なウラ社会の取引と闘いの話が盛り込まれ、あまりに呆気ない結末は、この物語がさらに続くことを暗示してます。ご参考URL ⇒ http://www.shinchosha.co.jp/book/306072/
MUSIC
古川 日出男
新潮社

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■高橋秀美 「やせれば美人」(新潮文庫、08/09/01 ★★★☆)“小泉今日子”に似ていたといわれる著者の奥さんは158cmで80kg。10年で30kg増量。本来、「きちんとした生活」を意味するダイエットに関するさまざまな話が盛り込まれ、宗教(イスラム、キリスト、仏教)、カロリー=消費エネルギー、「標準体重」は米国の保険会社が考案したものなどなど。 奥さんの「あっけらかん」とした性格がおかしい。ご参考URL ⇒ http://www.shinchosha.co.jp/book/133552/

【オマケ、今週の気になった言葉】

■「ミネルバのフクロウは黄昏時(たそがれどき)に飛び立つ」Die Eule der Minerva beginnt erst mit der einbrechendenDämmerung ihren Flug.  (by ヘーゲル 「法哲学概要」より)

ローマ神話の“知恵の神”であった「ミネルバ」(ギリシャ神話の女神アテナ)が、一日さまざまな経験をして、少しは賢くなっている人間の知恵(正義=法)を、暗いところでも目が見えるフクロウに収集させるという話から転じて、「“黄昏”(古い知恵)は、やがて“新しい夜明け”(新しい知恵)を迎える」という意味で、マルクスも引用していた言葉。

永ちゃんは自分の体験(投資詐欺の“被害者”だったにもかかわらず、メディアが破産するのを待ってた:ヒトの不幸は蜜の味)を語った上で、「政治のことはよく分からないけど、鳩山首相一人がメディア/野党/国民の“袋叩き=リンチ”に合うのはおかしくないか?」と指摘。よくTV、新聞が発表する「世論調査」も調査方法を読めば分かりますが、1200~1300名の総サンプル数の回答率は“60%台”で、700~800人の答えを「これが世論の政党支持率○%」とするのは、その裏に「無回答者が常に3割以上いる」点を知っておかないと、見誤ります。

痛恨! 坂本龍一のNHK教育の番組「スコラ」の細野晴臣の回を見逃した!

2010年06月13日 05時32分16秒 | Photo&エッセイ
テレビがない我が家だから、
ozakiが言うように、ワールドカップもなにも
関係ないのでありますが、

最近唯一楽しみにしてたテレビ番組。
痛恨! 坂本龍一のNHK教育の番組「スコラ」の細野晴臣の回を見逃した!
非常に残念だ。

ホームページにはまだ再放送の予定はないが、
絶対に見る。
だれか録画した人、見せてくださーい。

でもスコラコモンズ、つまり
書籍の方のホームページには
なぜか坂本龍一のホームページには
面白い動画のコンテンツがありました。
中州産業大学のタモリにクリソツな扮装をしている
坂本龍一さん、面白いです。
http://www.commmonsmart.com/schola/schola5.html


コモンズ:スコラ ヴォリューム3 サカモトリュウイチ セレクションズ ドビュッシー
ドビュッシー,コンロン(ジェイムズ),ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団,ミケランジェリ(アルトゥーロ・ベネデッティ),ラスキーヌ(リリー),カントロフ(ジャン=ジャック),ブタペスト弦楽四重奏団,ニュー・フィルハーモニア管弦楽団,ドビュッシー(クロード)
commmons

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commmons: schola vol.1 J.S. Bach Ryuichi Sakamoto selection
レオンハルト(グスタフ),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,ニコレ(オーレル),フレットワーク,グールド(グレン),塩川悠子,藤原真理
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コモンズ: スコラ ヴォリューム4 サカモトリュウイチ セレクションズ ラヴェル
カントロフ(ジャン=ジャック),フィルハーモニア管弦楽団,ラムルー管弦楽団,アルゲリッチ(マルタ),アルバン・ベルク四重奏団,ペルルミュテール(ヴラド),南西ドイツ放送交響楽団
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commmons: schola vol.5 Yukihiro Takahashi & Haruomi Hosono Selections: Drums & Bass
イエロー・マジック・オーケストラ
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out of noise(数量限定生産)
坂本龍一
commmons

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